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地震の報道、北朝鮮、DA PUMPのUSAについて思ったこと

| 22.6.18
今年に入ったくらいから一ヶ月に1回を目安に更新しているブログですが、今月は書きたいことが結構あったので、いくつかに分けようかとも思ったのですが、やっぱり時間が取れなさそうなので、一気に書いてみたいと思います。

とりあえず3つに絞って、最初の2つについてはざっと触れるくらいにして、最後に地震の報道についてはじっくりめに書いていきたいと思います。

まず最初に触れるのはDA PUMPのUSAという曲についてです。

最近ダサかっこいいなどと言われて注目を集めつつ、久し振りにDA PUMPの人気が高まってきたきっかけになっている曲です。

私も聞いてみたらこれはすごくいい曲だと素直に思いました。

もしかするとDA PUMP史上の中でも1番いい曲だと思うどころか、ここ20年くらいの邦楽の中でも1番いいと言ったら言いすぎかもしれませんが、それくらいいい曲だと思いました。

ダサかっこいいとかではなくて、歌詞とかもいいですね。

ただ指原莉乃も歌詞を褒めていたらしいので、あれは鼻につくというか、なんという上から目線だろうとは思いましたね(~は至高という言い方がね)。

でもこれってオリジナル曲じゃなくて、90年代のユーロビートの曲のカヴァーなんですね。

Joe Yellowという人なのかユニットなのか知りませんが「USA」という曲のカヴァーです。

それだと郷ひろみのアーチーチーアーチーを邦楽として評価するのと同じになってしまうので、それでもいい曲だとは思うけど、ここ20年でいい曲というのはいいすぎかもしれないので、撤回したいところです。

それでも原曲がカモンベイビーDO IT AGAINだったところをカモンベイビーアメリカにしたことや、他にも日本語の歌詞はなかなか面白いところがあるので高く評価しています。

変な歌詞かもしれないけど音楽性は壊していないし、洋楽の歌詞も翻訳すると大抵ああいう感じだったりするんですよね。

それを日本語で上手く表現しているというところが中々いいと思いました。

次に北朝鮮の話題です。

トランプ大統領と金正恩の歴史的な会談がありました。

このブログでは去年の今頃に北朝鮮関連で書いた記事で、北朝鮮は軍事国家を捨てて金融国家に転向すべきという内容でした。

そのあと北海道へ何度かミサイルが打たれたりしていて、まさかこのブログを読んで北朝鮮が激怒したんじゃないかというくらいのタイミングだったのですが、その1年後にこれだけ状況が変わるというのも珍しいことです。

その時の記事の中に、北朝鮮の大きな体制の変更は金一族の体制保障が不可欠というようなことも書いていたので、今回の会談でも盛り込まれていた内容なので、見事に予見した通りになりました。

これはシリアのアサド政権でも同じ見解のことを書きましたが、独裁国家がある日ただただ政権を手放して民主化するというのはまずあり得ないことなので、独裁者とその一族を国家元首にはしない代わりに一時的(とは言っても100年以上になる場合もあるかもしれませんが)にそうした人たちへの生活や命の安全を守るというくらいの条件は必要になってくるかなと思ったからです。

素人が考えたことが半分くらいは現実になっているので、もう半分の軍事国家から金融国家へ転向は難しいかもしれませんが、その時のリンクは貼りませんが一応それなりに具体的な手段も書いているので、1年前に北朝鮮の関係者が読んで激怒したかもしれませんが(本当に読んでくれてるとは思わないけどそれくらいのタイミングでミサイルを発射した)、もう一度読んで参考にしてくれるといいなと思います。

ではここからは地震に関する報道について書いていきます。

このブログでは地震の報道に関するマスコミの対応のひどさというのを何度か記事にしてきました。

今週の月曜日に起きた大阪北部地震での対応についても考察していきたいと思います。

まず月曜日の午前8時頃に起きた地震なので通勤や通学の時間帯ということもあり、大きな影響が出ました。

朝の情報番組がやっている時間帯でもあります。

NHKは公共放送ですし、地震関連にも予算を付けていると思うのでそれなりにやってくれるのは当然といえば当然かもしれません。

NHKはCMに入らなくていいのも大きなメリットです。

ざっと民放を見てみると、スッキリは普段の芸能人司会者などはそのままに日テレ報道部門と連携して生中継している感じでした。

地震がたいしたことなかった場合にそのままいつも通りに放送を続けようと思ったのでしょう。

実際にはほとんど地震関連だったので、そっちに完全に切り替えた方が良かったと思います。

日テレ系列は北海道のSTVは割と地震関連にすぐ対応してくれますが、日本テレビや読売テレビは一度決まった放送内容を柔軟に変更できない社風になっているのか、あわよくば決まった内容でやりたいという態度が見えます。

日テレの報道番組の裏側みたいなのを何度か見たことがありますが、緊急のニュースが入るとアナウンサーが決められた時間内に合わせるということが結構あるみたいなので、ものすごい手間というか時間がない中での作業になるんですね。

秒単位で合わせるためにアナウンサーが原稿を直している場面も見たことがあります。

その辺は部外者だから勝手なことは言えませんが、CMの時間が第一で視聴者よりもスポンサー優先という態度のあらわれだと思います。

生放送の情報番組や報道番組中の緊急ニュースに関しては、特に地震に関するものはまずスポンサーと契約する時に、契約内容に緊急時はCMを飛ばしてもいいくらいの内容で結ぶべきでしょう。

地震で大きな被害が出ているのにコマーシャルにはきっちり入りますし、特にミヤネ屋はスポンサーが多いのかCMばかりやっていて、CMの時間が長い印象です。

他の日テレと読売テレビの番組についてはあとで、また書くとしてスッキリの話に戻ります。

スッキリではNNNの生中継をそのまま流しつつ、ワイプでスッキリの出演者が出ていたり、たまにスタジオに戻って感想をいうだけのスタイルでやっていました。

これ自体はいくらか改善したと思います。

以前だとスッキリは一度決めた段取りを変えられない仕組みなのか、生放送の番組なのに、放送中にマイケルジャクソンが死亡したニュースや草なぎ剛が泥酔して警察に捕まった話などは一切スルーしていて、生放送の意味があるのかと思ったことがあるので、地震について伝えているだけマシになったという意味です。

ただNNNの中継の流しっぱなしだったため、ヘリコプターでの中継中に、小学校のプールのブロックが崩れた事故現場のブルーシートを警察がはがして実況見分している様子まで映ってしまいました。

どういう状況だったかはここで書くのは控えますが、映してもいい内容だとは思えないため、どうして警察がブルーシートをはがすところで画面を切り替えたりすることができなかったのか、もしくはできなかったことに対するお詫びがなかった(番組全部を見ていないのでわかりませんが)というのが残念でなりません。

あと、これは記憶違いもあるかもしれませんが、日テレはそのブロック塀が倒れて病院に運ばれた女の子が、その時点では心肺停止の状態なのに、当初は誤報で死亡と伝えていました。

NHKではその30分後くらいに速報として、女の子が心肺停止と伝えていたので、情報としては早いのですが、日テレはそれを死亡と伝えていたことに関するお詫びもあったのかどうかも確認できていません。

NHKの速報を見てからスッキリを見たら、スッキリも心肺停止だと言っていたので途中で間違いに気がついて謝罪していた可能性もあるかもしれませんが、こういうのは間違えてはいけないことだと思います。

一方、テレ朝系は羽鳥アナの情報番組でしたが、大阪駅での中継が最悪でした。

地元のアナウンサーなのかテレビ局のスタッフなのかわかりませんが、そのリポーターはほとんど無言で、放送事故みたいになっているのと、辺りが騒がしいようなので仕方がない面もあったのかもしれませんが、羽鳥アナの質問を何度も聞き返しているのがほとんどでした。

まずリポーターは羽鳥アナの質問に答えるのが仕事ではなく、リポーターとして伝えなければいけないことがたくさんあるはずです。

そのリポーターは自分も被害者だと言わんばかりに動揺していて、それで羽鳥アナが話を聞き出そうとして質問する流れになったと思いますが、リポーターはとにかく話し続けることが大事だと思います。

無言はひどかったですね。

災害現場で流暢に話しすぎているリポーターもあまりいい気はしませんが、無言は完全に人選ミスなので、何も言えないようなら他のスタッフでもいいのでとにかく現場の人が目の前の状況だけでもいいので何かを伝えるべきだと思います。

こういうのは日頃から訓練すべきです。

最悪、何も言えないなら駅周辺に大勢の人がいますから、電車が停まって立ち往生している人などに話を聞くなりすべきだと思います。

民放はCMに入っている間は何も伝えることができませんから、せめて番組中は状況を伝えるべきだと思います。

ここで意外とまともだったのはいつもは偏向報道がひどいTBSのひるおびでした。

どの自治体がどういう被害にあったかや交通情報などを文字だけでボードに張り出していたので、いちいち中継しなくても一覧してわかるようになっていました。

できれば出演者よりもそのボードだけを映してくれればいいとは思いましたが、NHKも含めて他の民放は地震の専門家の話やいちいち現場ごとに切り替えて情報を1つずつ伝えるだけなので、文字だけで全体を見ることができるというのはなかなかいい方法だと思いました。

大阪市長の記者会見を放送していたのもTBSだけだったと思います。

東日本大震災の時もそうでしたが東京からアナウンサーが来て何も被災地のことを知らないのに流暢に実況して、被災者にデリカシーの欠片もない質問をしたりするよりも、自治体の長に発言させた方がいいというのは以前も記事に書いたことがあります。

地震報道というのが日本のテレビ番組の場合、どうやら被災地以外の地域へ伝えるための報道になっているのか、テレビを付けたら地震のことばかりやっているのに被害にあった人にとっては役に立たない情報ばかりになっています。

そうした面でもせめて自治体の長が会見をしているならそれを伝えるべきだと思いますし、自治体の側がテレビを活用して伝えたいことがあれば協力してあげるのがテレビ番組にできることだと思うのですが、なかなか現実はそうはいっていないところがあります。

そういう意味でも普段はひどい偏向報道ですがTBSがそれなりによくやっていた方だったと思いました。

お昼になると、日テレはまさかのヒルナンデスを放送、フジテレビはバイキングで紀州のドンファンの続報です。

スポンサーとの契約優先、番組の用意をして出演者が来ているので放送をやめることができず、融通が利かないのが日テレです。

まさかのバラエティ生放送です。

自粛しろとか不謹慎だとは思いませんが、朝の8時に起きた災害です。

まだ数時間も経っていない状況の中で、お昼に日本テレビとして伝えたいことはないという判断だと受け取っていいでしょう。

万が一、放送中に大きな余震などがあれば報道番組に切り替えるように準備はしていたと思いますが、逆にいえばこれくらいの規模でこれくらいの被害なら放送を中止するには値しないと判断していることになります。

大阪という日本でも2番目に大きな都市が被災して、交通機能が麻痺しているのに、美味しいものとか主婦に役立つ情報とかは見たくはありません。

テレビ東京が地震があっても普段通りというのは昔からなので、そういう局だと思って期待しませんが、日テレでいつも通りヒルナンデスは違和感が半端ではありませんでした。

そこから東日本大震災ではCMばかり流して何も伝えなかったミヤネ屋が始まります。

宮根誠司は日曜日の夜にフジテレビのレギュラーがあるので、東京から飛行機には乗れたけど大阪の読売テレビへは間に合わなかったということで他のアナウンサーが対応していました。

結果からいうとその代わりのアナウンサーの方が的確に伝えていたので、宮根がいなくて良かったと思いました。

色んな現場からの中継で、これはさっきの羽鳥アナの番組とは逆で、ある程度地震が起きて時間が経過したことで、ヒルナンデスの間もじっくり取材ができていると思うので、リポーターがいらない情報まで長く話してしまいそうなところで、その代わりのアナウンサーが的確に質問して、必要な情報だけを聞き出そうとしていました。

これが宮根だったら既ににやけ顔が不謹慎ですし、宮根自身が中身もないのに饒舌に話し続けて、リポーターにも情報の内容よりも話術を引き出すみたいな方向になっていたのではないかなと危惧します。

なので、結果的に宮根が間に合わなかったことがプラスになったかなという感じで、東日本大震災の時に見ていた教訓から、ミヤネ屋の地震報道は二度と見ないくらいの気持ちでいましたが、報道番組としては的確に情報を伝えることができていたのではないかと思います。

というか今後もその代わりのアナウンサーがミヤネ屋をやった方がいいんじゃないかと思いました。

そのあとは番組中に間に合いそうだということで、車に乗ってスタジオに向かっている宮根からの音声とかは本当に被災者を馬鹿にしているのか、と声を大にしていいたいくらい不謹慎でやめて欲しいです。

本当に今思い出しても腹が立ちます。

車に乗って被災した地域を見ているので地震のことを伝えるのはまだいいとしても、司会者がスタジオに向かっているとか間に合うかどうかなんていうのは全然どうでもいい話ですし、やらなくていいことです。

すっかり大物タレント扱いですね。

これまではミヤネ屋という番組の対応が嫌いで、あくまでも司会者の宮根誠司は司会者だから仕方ないくらいに思っていましたが、宮根もだめですね。

宮根は自分のトークに酔っているナルシストのように見えました。

震災について伝えて欲しいので、トークではなく情報を伝えるべきです。

宮根のトークショーをしたいならヒルナンデスと同じで、緊急時に放送しなくてもいいです。

その後、ミヤネ屋は結構なボリュームのVTRを用意していて、ちょっとした一般人の会話まで一字一句テロップで表示されるなどして、短時間でよく作れるなというくらいの力の入れようでした。

でもこれも東日本大震災の時の教訓が生かされていないと感じましたが、すぐに地震を振り返るVTRとかはやめて欲しいです。

午後の時間帯とはいえ、まだ地震が起きてから数時間した経っていない状況です。

交通機関も麻痺していますし、伝えることがたくさんあるはずです。

過去のVTRを見たからといって何も役に立ちません。

それに本当にミヤネ屋はCMが多いです。

私がスポンサーならとっくに降りていますが、実際には人気があってスポンサーもたくさんついているんでしょうね。

先程も書きましたが、地震などの緊急性が高い出来事の時はCMを外して、その分を平常時に多く流す(放送できなかったCMを深夜などで多めに流してあげるとか)という契約条項を設けて上手く対処してくれないものですかね。

今回のニュースとは関係ありませんが、ミヤネ屋では大迫半端ないのきっかけになったVTRをCMのあとに公開するといって、実際にそのVTRが流れたのが50分後だったことがあります。

これがおとといとかの話なので、本当に視聴者を馬鹿にしていますよね。

視聴者よりもスポンサーを優先しすぎているのが日テレと読売テレビです。

日大の組織としての構造が問題だとか安倍政権は官僚に忖度させているとか言っていますが、日本のテレビも構造的な問題を抱えてスポンサーに忖度している民間企業です。

そんな局が地震の時だけ急に何かを伝えようとしても伝えることはできません。

やはり何かあればNHKを見るべきだと思いますが、民放がいくつかもあってその中のほとんどが機能していないというのはとても残念なことです。

なんとかして災害情報を報道する仕組みを抜本的に見直して、民放各局とも話し合って、日頃から大きな地震が起きた時に、どの局がどういうことを伝えるのか役割分担をしたり、何をどのように伝えることが被災した地域にとって役に立つのか真剣に考えて欲しいです。

先程も書きましたが、現状では今の日本のテレビの震災報道は被災していない地域に伝えるための報道なのかというくらい何も役に立ちません。

NHKを含めて夜にはもうニュース番組以外では地震の件は全く触れなくなり、次の日にはニュース番組でもそれほど大きく扱わなくなってしまいました。

これではテレビはますます信用されなくなっていきますし、そうなればテレビ局が視聴者よりも大事にしているスポンサーも離れていきます。

民間企業とはいえ放送はインフラの一部でもありますから、緊急時に貢献できるように日頃から災害報道についてのあり方を考えるようにすべきだと思います。

利益にならない部分だからやらないというのであれば総務省などが義務化してでもやらせるべきことだと思うので、今度は政治がやらないといけないことになっていきます。

ここでああだこうだ言っても何も変わらないとは思いますが、微力ながら政治に働きかけること、もしくは自発的にはほぼ不可能かもしれませんがテレビ局自体が考え直す機会があればいいなと思って、ここまでにします。

読んでくれてありがとうございます。
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