2017年11月29日、『The Gold Experience』からブログ名を変更しました。同タイトルの電子書籍をKindleで発売中。@aki080georgiaでのツイッターのまとめや書き切れないことなどを記事にしています。ご依頼などありましたらお気軽にご連絡下さい。 2023年2月21日、『1億人と結婚した男』からブログ名を変更しました。

ホテルの従業員に嫌われる客と好かれる客

| 29.6.17
 このブログでは今のところ旅行やホテルのことについての記事が、他のより多めに読んで頂いているようなので、今回は独断と偏見で、ホテルの従業員に嫌われる客と好かれる客について書いてみようと思います。

 ※追記 『元ホテル従業員がこっそり教えるオススメの宿泊予約サイト』
 (こちらも良かったら見てみて下さい)追記は以上です。

 どちらも3つずつ考えてみましたが、好かれる客を考えるのは少し大変だったのでいまいちな部分もありますが、ご愛嬌ということで続きをお読み下さい。

 まず嫌われる客の方から書いていきます。

 これは意外かもしれませんがダントツ1位で嫌われているのは「香水を使う」お客さんではないでしょうか。

 特に海外から来られるお客さんの中には強烈な匂いを放つ香水を使用している方がたまにいます。

 なぜ嫌われるかといえば、客室に香水の匂いが残ってしまうからです。

 場合に寄っては部屋の中でも香水を使用したのか、より強力な香りとなって残っていて、次に泊まるお客さんへの迷惑行為ともなります。

 なんとかしてお部屋の清掃の際に匂いを消し去るために様々な道具や手段を使いますが、それでも取り切れない場合があります。

 日本では香水を常用している方が少数のため、きつい香水の匂いが部屋の中に残っていればそれだけでも不快に思うお客さんは多いです。

 特に禁煙ルームを指定してくるお客さんの中には匂いに敏感な人がいて、部屋を変えて欲しいと言われることもあります。

 本来は香水の使用自体をお断りしている張り紙などもしていましたが、せめて香水を常用する方はタバコを吸わなくても喫煙ルームを指定するくらいでいいのではないかと思っています。

 それくらいタバコよりも香水の匂いの方が苦手という方は結構いるようです。

 次にこれは個人的な意見かもしれませんが、「クレームをその場で言わないでネットに書く」お客さんは従業員に嫌われると思います。

 例えば、「歯ブラシの袋が開いていた。」と宿泊客が予約サイトのホテルのコメント欄に書き込んで5段階評価で低い点数を入れていたとします。

 これはホテル側からするとすごく困るんですよね。

 まず本当のことかどうかがわかりません。

 基本的に客室に置かれた備品等は清掃員や従業員が必ずチェックしているはずで、そうしたことは起こりえないのですが、ごく稀にあったとします。

 せめてそこでフロントに連絡するなどして、その時の対応が悪かったならそれを含めて書いてもいいと思いますし、きちんと対応したとしても不愉快だったなら仕方ないとは思うのですが、その場で言わないで後日ネットに書き込むというのは、言い方は悪いですが卑怯なやり方だと思います。

 本当に不愉快だったのかもしれませんが、冷静に考えて頂けるとわかると思いますが、嘘や勘違いだったとしてもネットの書き込みにはそのまま反映されるのです。

 その日にいってくれたら備品をチェックした担当者もすぐにわかりますし、もしミスをしていたら改善にもなるでしょう。

 しかし宿泊してその後しばらく経ってから指摘されても、その日の担当者はわかるかもしれませんが正直ピンと来ないと思います。

 その書き込みをした人はもしかすると、その時期に他にも複数のホテルを泊まり歩いていて、別のホテルであった出来事を間違えてそこのホテルのミスとして書き込んでいる場合もあるのです。

 コメント欄には返信していないホテルもありますが、もし100%の自信を持って歯ブラシの袋が開いていなかったと確信していても、それはお客様の勘違いですという返事は書けないと思います。

 やはり謝罪する内容で返事を書くでしょう。

 そういうことも起こりえますので、その場で言わないんだったら書かないか、書くつもりならクレームはその場で言うべきだと思いますし、それがマナーだと思っています。

 嫌われるお客さんの最後にあえて選んでみたのは「頭の悪い」お客さんです。

 例えば朝早くにホテルにやってきて、予約しました、部屋に泊まりたいんですけど、と言ってくるお客さんがたまにいます。

 荷物を預かるとか、どうしても特殊な理由で泊まらなければならないということでしたら対応することはあるかもしれませんが、まず普通に考えてもらいたいと思ってしまいます。

 自分がいたホテルでは多少なら早めでも対応していましたがチェックイン時刻が午後3時からで、チェックアウトの時間が午前10時でしたし、全ての予約サイトにも記載してありました。

 ところが朝8〜9時くらいにやってきて普通に部屋を使えるものだと思ってくる客がたまにいるのです。

 それも結構な家族連れで、夫婦の両方が残念ながら賢くない場合があるのです。

 普通に、前の日から泊まってるお客さんがまだ部屋にいると思いませんか?

 そこから清掃もしなければいけませんし、それを事前に何も言わないで部屋を使えるとなぜ思ったのか謎です。

 多分、この場合はそのお客さんにとってはインターネットでホテルを予約したというところで知力を使い果たしていて、むしろそれを誇りに思っているくらいの妙な自信すら感じます。

 こういうお客さんに限って急に、プランの変更をしたいから安くしろとか、子供が予定より多く泊まることになったから広い部屋を用意しろとか、面倒なことや無茶な対応を即座に求めてきます。

 あとは簡単な食事付きの場合のプランの案内だったり、駐車場を使用する際の駐車時間や料金の説明が、全く理解できないということがおそらく体感ですが1万人に2〜3人くらいの割合でいます。

 わからないだけなら根気よく説明したいと思いますが、そういう方は基本的に怒り始めてしまうので、何とか要点だけ理解してもらえればいい方です。

 それではここからはホテルの従業員に好かれるお客さんについて書いていきたいと思います。

 先程からホテル目線で都合の良いか悪いかの判断をしてるだけじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、そういう趣旨なのでここからもそういう感じになることをご了承下さい。

 まずは「禁煙ルームか喫煙ルームか気にならない」お客さんです。

 嫌われる方にも書きましたが、どうしても客室の匂いに敏感なお客さんよりは気にしていないお客さんは良く思われる傾向にあると思います。

 稀にですが禁煙の部屋でお客さんが勝手にタバコを吸って匂いが残っていることもありますし、多少なら匂いは完全に消し去ることはできると思いますが、完全さを求められるとよりハードルが上がってしまう側面は否めないと思います。

 一応、自分がいたところは喫煙ルームでもタバコの匂いを極力消し去るように努めていましたし、インターネットの予約サイトによっては禁煙か喫煙か指定できないところもありました。

 そのためチェックインの時にどちらが希望か直接お客さんに尋ねる場合もありますが、先に禁煙ルームか喫煙ルームが指定で予約が入っていて埋まっている際には選べない場合もあります。

 大手の予約サイトではまず予約の段階で選べるようになっているので、どうしても匂いに敏感な方はそちらを通じて予約をするのがおすすめです。

 そこで実際にあった話なのですが、ずっと喫煙ルームを利用されている常連のお客さんがいて、偶然その日は先に喫煙ルームが満室になってしまい、しかもその部屋のお客さんが連泊している都合があって、そのお客さんに喫煙ルームを提供できない状態になってしまいました。

 とはいえ、何年も利用して頂いている常連のお客さんですし、これは先程も書きましたが、稀に禁煙ルームでもタバコを吸うお客さんもいるため、なんとかして匂いを取るようにすれば大丈夫だろうということになり、その常連のお客さんには例外的に灰皿を渡して中で吸ってもいいという話をする予定になっていました。

 それでも一応、宿泊する部屋は禁煙ルームであることは伝えるということになったので、チェックインの際のその通りに伝えたのですが、そのお客さんがいうには、普段からタバコを吸っていないということでした。

 俺タバコの匂い気にならないから的な感じのことを言われた時に、まあ大した話ではないかもしれませんが、お客さん側からの神対応にめっちゃいい人だなと思いました。

 その後は指定がなくてもなるべく禁煙ルームを使ってもらうことにしましたが、こういうお客さんがいると結構な安心感があります。

 次にこういうお客さんは好かれると思うのは「意思表示がはっきりしている」お客さんかなと思います。

 これは長期滞在などで連泊するお客さんの時などに思うのですが、結構お部屋の掃除に入っていいかどうかが曖昧なまま出掛けていくお客さんが多いんですよね。

 掃除させると清掃員に手間を掛けさせてしまうという優しい配慮で、遠慮しているというお客さんもいるようですが、おそらくホテル側にしてみるとできれば毎日掃除に入ってくれた方がいいくらいだったと思います。

 確かに大事な荷物やプライベートの一部が見られてしまうようで嫌だというお客さんもいると思いますが、ホテルとしては客室を管理している手前、水道等の設備がきちんと機能しているかどうかも気になったりする面もあります。

 もし、水道管の水漏れを発見できれば帰ってくるまでに直すこともできますし、日々清掃に入ることで、部屋を清潔に保つこともできます。

 これがお客さんが夜中に帰って来て、水漏れがあった場合に対応できる従業員がいなかったり、清掃はいらないけどシーツだけ交換してくれというのも清掃員が帰ってしまってて、不馴れな従業員が対応することもあります。

 出掛ける際にきちんと意思表示をしてくれるか、連泊の始めの方で毎日掃除に入ることにするか、せめて3日に一回くらい入ってもらえるように決めてもらえると対応しやすくなります。

 万が一、貴重品が盗まれたりしたら困るという意見もあると思いますし、それはそれで当然かと思いますが、おそらくどのホテルでも貴重品の扱いに関する決まりみたいなのがあると思います。

 例えばお部屋に金庫があったり、フロントで預けるようになっていたりなど、手間はかかりますが、本当に従業員による盗難があるとすれば、連泊中の清掃を断っていても起こりうる場合もありますので、逆に貴重品を預けていなければ証拠も残らないため、その辺りの取り決めは十分に確認した上で、そのルールに従うことが大事かもしれません。

 最後に従業員に好かれるお客さんは「普通」のお客さんだと思います。

 いきなり格段にハードルが下がってしまいましたが、普通に泊まってくれて普通にチェックアウトしてくれるお客さんの全てがホテルにとっても従業員にとっても何よりだと思います。

 もちろん不満があればクレームは全然大丈夫だと思いますし、嫌なことがあったのに我慢して沈黙を守る必要はありません。

 私自身は過去にホテル以外でも色んなお客さん相手の商売や営業などもしたことがあるのですが、今のところホテルのお客さんが一番まともだと思っています。

 これはもしかすると、お客さんの側にとっても、自分の家ではない、いわばアウェーな場所にきて1日くらいかもしれませんが生活する時間を過ごす訳で、普通に泊まって普通にチェックアウトできれば何よりだという心理が働くからなのかもしれません。

 逆にいえばその不安なアウェーのような心理状態を上手く利用することが、接客する側の従業員の腕の見せ所かもしれませんが、その辺については以前に別の記事にしましたので今回は触れないことにします(リンクは気が向いたら貼りますが貼らないかもしれません)。

 ホテル側にとって都合の良いことばかり書いてしまいましたが、そのホテルや従業員によっても異なりますし、あくまでも参考程度にして頂ければと思います。

 ちなみに自分のいたところではチップのような習慣はなかったため、外国人のお客さんでも置いていくことはありませんでしたし、あったとしてもごく稀だった記憶があります。

 チップを置いてくれるお客さんがいればそれが一番なのかもしれませんね。

 あと自分で働いて驚いたのは意外と従業員にお土産を持って来てくれる常連のお客さんは多かったです。

 かといって無理して持参する必要はありませんが、これもそのホテルや従業員によって異なるとは思いますが、私自身は結構嬉しかったです。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後までお読み頂きありがとうございます。

 
※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。

 スマホから閲覧されている方が大多数のようですが、PC表示にしますとメールでの連絡先やアマゾンで公開している電子書籍の著書などの案内もありますので良かったらどうぞ。


子供に悪影響なこと

| 27.6.17
 今回は主にテレビやネット等のメディア上での子供に悪影響なことについて書いてみようと思います。

 その前にちょっとだけ話がそれますが、数年前に「子供」という言葉が差別用語だとして使用を自粛すべきだという、ごく一部の識者(かどうかは怪しいけど)がキャンペーンしていたのをご存知の方はいらっしゃるでしょうか。

 その理由を何かで読んだところ、主に2つの理由があるらしくて、一つは「子供」の"ども"の部分が、野郎ども、とか、手前ども、など立場の低い複数の人間に対する蔑称であるというのと、もう一つは漢字の"共"の部分が、ともなっているという意味があるため親の存在に依存している、もしくは大人と一緒にいることが前提になっている表現ということで、子を一つの独立した存在として扱っていないというのがその理由のようです。

 そして、じゃあどう表記するかというと「子ども」らしいんですね。

 これは前者の理由では完全に矛盾していますが、後者の理由で推している人が多いのでそうなるんでしょうかね。

 確かに「貴様」だって文字だけ見たら"あなたさま"なので悪い言葉ではないはずなのですが、かといっていちいち「子供」という言葉を使う時に見下して使ってはいませんし、大人と常に一緒の存在として使っている訳ではないので、個人的な見解としては「子供」のままでいいと思っていますし、今回もそのように表記したいと思います。

 実際に「子ども」の表記がそこまで広く認知されたり使用を徹底される状況になっていないと思います。

 他にちょっと表記に関しては思うところがあって、最近だとハーフの方をミックスやダブルと呼ぶべきだという意見があって、どうするか迷うことがあるのですが、ハーフタレントという言葉がありますし、そのハーフタレント自らが自分のことをハーフタレントといったり、自分がどことどこのハーフですと言っている現状では、今のところハーフの方が適切で、むしろミックスやダブルと言った時にそっちの言葉の方に意識を向けられてしまう感じがあって、そもそもの内容がぶれてしまう可能性もあります。

 あと逆に自分が心掛けいるのは外人ではなく外国人という言い方をするようにしています。

 これは20年くらい前に確かTBSだったと思うのですが、ビートたけしやテリー伊藤が出ていた「ここが変だよ日本人」(題名は間違ってるかもしれないです)で、外国の方がたくさん出ていたのですが、その中の一人が外人と呼ばれるのが差別的で傷つくという発言に、他の出演者たちもかなり共感していた様子で、では何て呼んだらいいの?という質問に対して外国人と答えていたため、それ以来ずっと外人という呼び方は使わず外国人にするようにしています。

 そのため結構な大学教授とかでも外人と言ってるのをみるとあんまり良くないなと思ってしまいます。

 では話はそれましたが、本題の方に入っていきたいと思います。

 よくネットやSNSを見ているとBPO(放送倫理•番組向上機構)で番組中にお尻を出したりするお笑い芸人が問題だとされるニュースを見かけたりすることがありました。

 今だと裸芸で活躍しているアキラ100%という芸人さんが問題視されたりもしているようです。

 ほとんどは子供からではなく親から寄せられているようです。

 その意見は、下品なものを見せたくないとか子供にどう説明したらいいのかわからないといった内容のようです。

 昔からよく言われている子供が真似したらどうするんだという意見だと思います。

 ただ、子供にどう説明したらいいかわからないという意見はちょっと引っかかってしまいます。

 ああいう大人になっちゃだめだよ、でもいいですしチャンネルを変えればいいので、説明の仕方がどうこうという話ではないと思うのですが、これをよく目にします。

 これとは少し状況は違うと思いますが、私よりも上の世代の方ですと、ドリフターズの加藤茶さんがストリップをする場面が大流行して、当時のたくさんの子供たちが真似をしたと思いますが、そのことによって犯罪が増えたり、子供がダメになってしまったでしょうか。

 おそらく当時も親たちの中には不快に思う方も多かったと思いますし、クレームも多く寄せられていたと思います。

 それでも長い目で見たらそれほどの悪影響が出ているとは思えないため、多少それがお笑い目的だった場合は、そこまで目くじらを立てて追放しようとまでする必要はないと思います。

 それよりも子供に悪影響なこととは、バラエティ番組よりも報道の方ではないでしょうか。

 残忍な殺人事件が起きたり、未成年の起こす凄惨な事件が起きた場合に、犯人が今でもたまにいうのが神戸連続児童殺傷事件の酒鬼薔薇に影響されたとか憧れていたという趣旨の発言があります。

 それは未成年の子供に限らず大人でも残忍な犯行をした犯罪者の口から語られていることであり、語らなかったけど影響を受けた犯罪者も含めれば相当な数になるかもしれません。

 ちょうど事件から20年が経過したそうですが、おそらく20歳未満の犯罪者にも影響を及ぼしているのです。

 確かに当時は犯人が捕まっていませんでしたし、世間の関心は大きかったと思いますが、その時点で起きていることや判明していることなど最低限の情報のみに極力絞って伝えていれば、事件後も影響を与えることは避けられなかったとしても、減らすことはできたはずです。

 バラエティがちょっと倫理から外れると威勢よく叩きますが、こうした凄惨な事件の報道が加熱したり、みだりに恐怖を煽ったりしても、それがBPOで議論されるほどのクレームにまで発展しないのがとても不思議というか理不尽な気がして仕方ありません。

 凶悪な事件ではなくても、最近ではいわゆる森友学園や家計学園の問題ではまるで安倍首相が悪者になっている印象操作がされていますが、今のところ明らかな証拠は出ていません。

 マスコミは自分たちの報道がどのような影響を及ぼすかについて、長期的な視野でも責任を持ってニュースを伝えるべきです。

 その場だけだと考えているのかもしれませんが、残酷な事件というのは加害者やその家族や被害者や遺族にとっては数十年単位で禍根を残すものではないでしょうか。

 それだけではなく視聴者の中にも強烈な記憶として残る場合もありますし、場合によっては悪影響されて凶悪が犯罪が繰り返される原因にもなっているため、報道する際には十分すぎる程の配慮が必要になってくるかと思われます。

 これと同様の痛ましい件としては、自殺報道もそれが加熱すると、明らかにその報道から影響されて自殺が増加する傾向にあると思われるため、こういったことこそ放送倫理を担当している機構では十分に議論する必要があります。

 BPOは何も視聴者から寄せられた意見だけを扱う必要はなく、積極的に行き過ぎた報道について問題提起をしたり、実際に過剰と判断した際には厳重に注意すべきだと思います。

 BPOやテレビ局に意見を述べる際には、裸芸が助長されるという悪影響よりも、犯罪や自殺の助長をテレビ番組がしていることの方がよほど深刻な事態だということは考慮する必要があると思います。

 現状ではマスコミは何か凶悪な事件や自殺が起きれば、過剰に恐怖感を煽って、それによって影響を受けたとされる別の事件や自殺が起こったとしても、また過剰に煽るだけです。

 これこそが非倫理的であり、最悪なことにマスコミにとっては追随された悲惨な出来事がネタになっているということなのです。

 とはいっても、何のきっかけもなければ、突然ある日マスコミの報道が倫理的になったり、きちんと起きた出来事やまだ解明されていない出来事の区別をつけてくれる等して健全化することはありません。

 個人的には各局に1つだけでもいいですし、全局の中で1つだけでもいいですし、ラジオや紙媒体やネットでもいいので、本当にきっちり、今の時点で判明していること、曖昧なことや疑惑の段階であったり、当事者が言っているだけで根拠があるかどうか等の、区別や線引をしっかりと伝えた上で報道してくれる番組等があったら録画してでも見ますし、有料でも見る可能性があります。

 政治的な思想の偏りは全く排除した上で、論理的にこれは判明している、これはまだそうとはいえないなどのきっちりとした情報だけで報道してくれる番組があれば見たいですし、普通に今のマスコミに期待していない層も見てくれるでしょうし、確実に視聴率も稼げると思うのですが、どこかでやってくれないものでしょうか(大金持ちだったら自分でもやってみたいのですが、もしくは資金援助してくれれば検討したいです)。

 昨今はなぜか生放送の情報番組や報道番組が多いですが、こういう場合でしたら収録でもいいですし何週間かに一回とか、数ヶ月や年に一回でもいいのではないでしょうか。

 その番組では起きていることやわかっていないことをきっちり選別して論理的なものを根拠にするため、識者やコメンテーターは自分の意見ではなく、客観的に知っている事実しか話す必要はありません。

 またそれが局の政治的な思想に反していても、都合が悪くても、きちんとありのままを伝えなくてはいけない義務は生じてくるかと思います。

 起きていることをありのままに伝えること、誘導したり煽ったりしない普通の報道番組が今は視聴者に求められていると思いますし、必ず視聴率も取れると思いますから、株主やスポンサーはむしろそうするように働きかけてもいいのではないでしょうか。

 録画してでも見るので深夜でもいいですし、最悪やっぱりこういう番組は人気がでなかったとしても番組の性質上、他の報道番組に比べて制作費はかなり安く済むはずです。

 それにネットで様々な情報が飛び交う現代では、そのような誠意ある稀有な番組があれば、絶対支持してくれる視聴者はいますし、仮に早く番組が終わってしまったとしても語り継がれる伝説の番組になることはほぼ確実だと思います。

 子供に悪影響なことは大人にも悪影響なんです。

 NHKでは正月の2日くらいに民放を含めた各局のディレクターや番組制作者やタレントなどが集まってテレビ番組について討論している珍しい番組(番組名は忘れてしまいましたが)を毎年放送しているようです。

 中身はその時によって面白くない時もあるのですが、今年のを途中から見た中では、フジテレビの視聴率が振るわないことについて話し合うなど、なかなか見られない内容でテーマによっては面白かったりもします。

 これはNHKじゃないとできなさそうですし、NHKでもこれ以上は深く掘り下げられないと思われるため、やはり一番いいのは見本になる優良な報道番組が制作されることが一番だと思います。

 今だと確かに子供に安心して見せることができる番組はなかなかないと思いますが、逆に子供と安心して見ることができる報道番組があったらそれはそれで、そういう番組が1つくらいあってもいいのではないかと思います。

 つい最近では元TBSの社員がフリージャーナリストの女性を性的暴行したということで、その女性が記者会見まで開いて告発していましたが、その後ろにはTBSや民進党の議員がいると知り、愕然としてしまいました(後に告発は取り下げられたようですが)。

 この件こそ、裸のお笑い芸人よりも、子供に聞かれたら説明に困るような気がするのですが、これはBPOの審議の対象にはなっていないようです。

 一番いいのはテレビを消すことだと思いますが、ネットでも情報が流れているため、結局は日頃からメディアリテラシーを高めるように、子供だけではなくて親も学んでいかなければいけないことなのかもしれません。

 その上で、過剰な演出で煽ったり、局の政治的な思想に誘導する報道番組よりも、お尻を出したり裸芸を披露するお笑い芸人やバラエティー番組を問題視している時点でメディアリテラシーは不足していると考えることができますし、このこと自体が報道から目をそらすようにメディアが仕組んだ罠である可能性もある訳です。

 最近はニュース番組の街頭インタビューに映りたがらない人が増えたらしく、同じ制作会社が雇った役者が色んな番組で決められたセリフを言ってるだけのやらせが横行しているという噂もあります。

 また日本のメディアでは他の国ではありえないほど外国人の比率が多いらしく、やはり報道が捻じ曲げられている原因にもなっているという噂もあります。

 こうしたことからも、子供への影響を心配する前に、既に親自身が扇動されて正しいものの見方ができにくい状況になっている可能性が高いため、子供に何て説明したらいいかわからない以前に、まずはメディアが自分自身へ及ぼしている影響についてじっくりと向き合うことが大事だと思います。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 ※なぜかこれを書いている現在、普通のフォントだと記号やアルファベットが表示されない不具合が生じているため今回の記事は太文字で表記していますのでご了承下さい。


※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。

 

キングクリムゾンの「 Starless」を無料で聴こう

| 24.6.17
 最近、ツイッターの方で何度かキングクリムゾンを聴き直していて、その中でも『RED』の最後の曲である「Starless」が気に入っているということもツイートしました。

 今回はその歌詞を載せて、自分なりに翻訳するだけの記事を書こうかと思ったのですが、歌詞を検索したところ、なんとYouTubeにキングクリムゾンのオフィシャルチャンネルがあり、原曲がそのまま聴けることに今更ながら気が付きました。

 曲が終わったあとの最後の方にちょっとだけ、原曲にはないオリジナルの音が数秒入っていますが、それ以外は普通に聴くことができるのでこの記事の終わりの方に貼ってみようと思います。
 
 現時点では視聴が確認できていますが、今後チャンネルを閉鎖されることなどがあった場合にリンク切れになる可能性もありますのでご容赦下さい。

 それではいったん予定通り「Starless」の歌詞と自力の拙い翻訳を載せたいと思います。

 Starless

Sundown dazzling day
Gold through my eyes
But my eyes turned within only see
Starless and bible black

Old friend charity
Cruel twisted smile
And the smile signals emptiness for me
Starless and bible black

Ice blue silver sky
Fades into grey
To a grey hope that all yearns to be
Starless and bible black



日没の眩しい夕陽
黄金の輝きが僕の目を通り抜ける
だけど僕の目が映し出しているものはただ一つだけ
星のない真っ黒な世界

古くからの友人 慈しみは
冷酷な偽善の笑顔
そしてその笑顔が僕にとっては空虚を示している
星のない真っ黒な世界

アイスブルー 銀色の空は
灰色へと色褪せていく
色彩豊かな淡い想いが全てただの灰色の望みになっていく
星のない真っ黒な世界

 
 翻訳はあくまでも自分なりの歌詞の解釈に日本語としての辻褄を強引に合わせているだけなので間違ってるかもしれませんので、参考までにお願い致します。

 ちなみにこの曲が収録されているアルバム『RED』は1974年の9月27日に発売されたようです。
 
 昭和でいったら昭和49年だと考えるとなかなかすごいですし、歌詞と違って色褪せないですね。

 それではこのあとにYouTubeのリンクを貼って今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 10分を越える曲ですがじっくりと聴くのに良い曲だと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。







※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。
 


嵐のコンサートで起きたホテル予約のトラブル

| 22.6.17
 2005年に仙台のビジネスホテルで、実際の客室数を超過し、203室のところに4000件以上の予約を受け付けてしまったというのをニュースで見かけて、なんとなく覚えている方もいるのではないでしょうか。

 確か当時、仙台では既にいくつかの大きなイベントが予定されている中で、嵐のコンサートが発表された時に起きた出来事ということで話題になっていたと思います。

 このブログを読んでいる稀有な読者の方がいたらご存知かもしれませんが、一応私は過去にホテルで働いていたことがあって、このニュースを見た時に非常に違和感を感じました。

 その予約の超過はオーバーブッキングともいいますが、報道によるとその原因が予約が殺到しすぎたためにシステムがエラーを起こしてしまい、本来なら満室になって受け付けないはずの予約まで受けてしまったと伝えられていました。

 実際にプログラマーやエンジニアの方が、宿泊予約の管理ソフトなどでこういう設定をしてないと起きる場合があるといった例を載せていたのを当時読んだりもしたのですが、私が違和感を感じたのはそういったシステムのトラブル以前のヒューマンエラーがあったのではないかということです。

 先日書いた記事(『旅行代理店って儲かってるの?』)に大手インターネットの宿泊予約サイトの裏側を少し書いたのですが、今回はそこにも書かなかった別の裏事情から、あくまで推測に過ぎませんが、あの時の予約超過がこうして起きたのではないかと思う理由を書いてみたいと思います。

 上記の記事にも少し書いたのですが、ホテルの予約はそのホテルの規模や時期にもよるとは思いますが5割から9割くらいはインターネットの予約サイトを経由して入ってきます。

 逆にいえば客室の5割から9割は予約サイト用に部屋を用意していると考えることもできます。

 ところがこれはホテルの予約に関わらず、インターネットで物を売る時などにも起こり得ることかもしれませんが、例えば空室が50室あった時に、Aの予約サイトに30室、Bの予約サイトに20室という風にきっちり合計50室の空室を異なる予約サイトに出すかといえばそうではないと思います。

 おそらくAとBの2つの予約サイトのどちらにも50室の空室の情報を出して、その後の予約情報を見ながら調整していくことになると思います。

 この場合で考えてみますと実際は50室しか空室がないのにインターネット上では100室の空室があることになります。

 ちょっと例えが難しいかもしれませんが、これはまるで金融業界の金融派生商品(デリバティブ)のような、実際にないものが存在するという厳密にはちょっと問題がありそうな状態になっているということです。
 
 まずこのことによって、おそらく当時はサプライズのような形で、突然、嵐のコンサートが発表されたと記憶していますので、そこで急に予約がたくさん入る状況になり、担当者の客室調整が追いつかなかった可能性が浮上します。

 あとこれは自分も経験したことがありますが、繁忙期などでは宿泊予約サイトの管理画面が重くなって、ホテル側がログインできなくなることもありました。

 その時はホテル側が客室を調整できないのに、お客さんの側からは予約が可能な状態になっているのです。

 そのためオーバーブッキングを回避するために、自分で自分のホテルに予約を入れてからキャンセルするという手段もとったことがあるくらいです。

 おそらく当時はその比ではないくらいのアクセスがあったでしょうし、担当者がいたとしても何もできなかった可能性もあります。

 それでも203室のホテルに4000件越えの規模のオーバーブッキングが起きるのはおかしいのではないかと思う方もいるかもしれません。

 しかし、実はその4000件越えのオーバーブッキングだからこそ、私にはある大手の宿泊予約サイトのことが頭に浮かびました。

 もしかすると現在は対策などが講じられている可能性があるため、これから書くことは起こり得ない可能性がありますが、とりあえずは当時の時点ではそのままだったんだろうと思いますので、その辺の事情についても書いてみようと思います。

 前回の記事では、じゃらんnetのポイントが宿泊施設側にはひどかったということについて書き、既に対策済みだったため、時効的な意味合いで具体的な宿泊サイト名を書いたのですが、これに関してはもしかしたらまだそのままかもしれないのでちょっと名前を出すのは躊躇するところではあります。

 一応、問題があったら削除か伏せ字にしますし、あくまで既に対策済みだったら過去のことという前提で暫定的に名前を出しますと、楽天トラベルの予約管理のシステムには問題があると思っていました。

 先程の例では50室の空室があったらAの予約サイトに50室、Bの予約サイトに50室の空室をホテル側が出している場合もあるということを書きました。

 ところが楽天トラベルでは実際の客室数よりもはるかに多くの空室を出すことが可能になっています。

 例えばシングルルームが100室までしかないホテルがあった場合でも999室まで在庫を出すことが可能になっているのです。

 それどころか客室のタイプや宿泊プランごとに999室まで設定が可能になっているため、禁煙のシングルルーム999室、喫煙できるシングルルーム999室、朝食付プランのシングルルーム999室、その他のツインルームなどでも同様のことが可能になっています。

 ではどうして実際の客室よりも多く出すのか、メリットがあるのかと思われる方もいるかもしれませんが、これに関してはあくまで噂程度なのですが、楽天トラベル内では在庫(空室)が多いホテルの方が先に表示される仕組みになっているということでした(今現在はどうかはわかりませんが)。

 そのため、予約超過のリスクを負ってでも、実際の客室よりも多くの空室を提供することで、予約してもらいやすくしようということが起きるのです。

 もちろんこれはやってはいけないことですし、実際どの宿泊予約サイトでもおそらく約款とかに小さく記載して禁止していると思います。

 しかし要は、予約超過が起きたら、うちらは関係ないけどホテルの責任でなんとかしてねという宿泊予約サイト側の逃げ口上に過ぎません。

 これらのことを踏まえますと、ある日突然、嵐のコンサートが告知されて、予約が殺到したホテルの客室が実際のものより4000件も多い予約を受け付けてしまったというのも納得できるのではないでしょうか。

 私はその可能性の方が高いと見ています。

 この問題はホテル側が責任を持つという形ではなくて、ホテルや旅館に旅館組合があるように、いくつもある宿泊予約サイトで組合を作るなり、国が法律で定めるなどしない限りは今後も起こり得ることだと思っています。

 毎回、迷惑を被るのは何の罪もないお客さんの方ですから、消費者庁みたいなところでもいいので対策して欲しいと思っています。

 また従業員だった立場で考えても、ネットの予約は24時間受け付けられているため、担当者が不在の時に予約が殺到すれば対処することはできません。

 それはその会社が悪いのは当然ですが、企業は利益を追求するため、上司がそう決めたら仕方なくそれに従うしかない場合もあると思います。

 夜勤をしている人がパソコンを操作できるとも限りませんし、正社員ではない場合もあり管理画面にログインできないことも十分起こりえるため、実際自分もそうだったのですが夜中に電話で起こされて客室を調整したことが何度もあります。

 そうでなくても何の悪気のないお客さんが、ホテルに1つしかないタイプのお部屋を、もちろん事情は知りませんから、2つの予約サイトから1つずつ予約してきてやんわりオーバーブッキングになってしまったこともありました。

 もし今後も、同様の数千件規模の予約超過が他の地域やホテルで起きても、またシステムエラーなどの同じ言い訳をして対処することになるのだと思いますが、一応、一時期でも携わっていたことがある業界の裏事情だと思ったので、今回は告発する意味も込めて書いてみることにしました。

 逆にこういうことも起こり得ると思って頂けると、予約が取れたとしても念の為、ホテルに予約が入っているか確認を取るなどして、未然にトラブルを防げたりすることもあると思います。

 むしろ私の個人的な見解ですが、ホテルに直接予約が入っているか確認する際に、自分が融通の効く客であることを伝えることができれば、上手く行けばシステムエラーで断られることなく、他のホテルにそのままの料金で案内してもらえることもあるかもしれません。

 人気のタレントやアーティトのライブや大規模なイベントなどでは、特に地方だとホテル側にとってもある意味、非日常的な空気でその対応に当たることになるため、通常では起こり得ないミスやトラブルが発生することは割とあるように思います。

 そんな中で、変な話ですが、マナーのいいお客さんだったりすると、そのタレントやアーティストのファンはいい人が多いという感じになって、そのタレントやアーティストの好感度が上がることもあります。

 いずれにしても本来の目的のためにホテルを利用するのであって、目的が達成されることの方が大事ですから、お互いにトラブルがなく円滑に物事が進むことに越したことはないと思います。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。


※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。
 

Bloggerでグーグルアドセンスを取得

| 21.6.17
 このブログもそうなのですが、Googleが運営しているブログサービスであるBloggerでGoogle AdSenseを取得できましたので、今回はその経緯などについて書いてみたいと思います。

 その前に私がブログをBloggerで始めた理由などをザッと振り返りますと、ブログを始める時にどこにしようかと思って色々見ていると、Bloggerでは広告が一切表示されないというのを見かけて、それはいいなと思ったのがきっかけでした。

 自前かレンタルでサーバーを用意することやブログサイトを初めから作るのもちょっと面倒だと感じていましたし、グーグルが運営しているのもいいかなと思いました。

 それで当初は偶然Bloggerを選んでブログを始めることになったのですが、色々調べているうちに、自分のサイトなどに広告を表示させることができるグーグルアドセンスの取得が現時点だと、独自のドメインを持っているか、このBloggerからでないと申請できないということを知りました。

 そのため最初は広告がないということに魅力を感じていたので矛盾するのですが、せっかくBloggerでブログを書いているんだから、とりあえず申請してアカウントを取得するところまでやってみようという真逆のモチベーションが生まれて、ブログを継続することにもなりました。

 ところがネットで調べてみても、ここ1~2年くらいで審査基準が厳格化し、そもそも目安となっているものが今の時点とかなり異なっているようで、あまり参考になりませんでした。

 Bloggerでアドセンスを取得したという時期的には少し前の記事を読んでみても、図入りで詳しく説明が載っていてもそもそも画面が今とは異なっていて、方法も今とは異なっているようです。

 またBloggerやグーグルアドセンスのヘルプを読んだりしたのですが、その内容も更新されていないのか、その通りにはなってなくて困惑することが何度かありました。

 そういうこともあって、私がグーグルアドセンスを取得したら一応記事にしてみようと思い、いくつかの大事なポイントを覚えている範囲で書いてみたいと思います。

 まず、それなりの文章量と記事数は必要なようです。

 もし興味があれば、ここのブログ(今あなたが読んでいる弊ブログ)ではそれほど内容を変更したり記事を削除したりはしていないため、どれくらいの文章量が適当かという目安にはなるかと思います。

 一番最初の記事は、記事というよりは数行の挨拶文のみになっているため対象外だとしても、そこからだいたい7記事くらい書いた時に設定画面に変化がありました。

 その前にちょっとだけその設定画面について説明すると、これは管理画面の中にあって、収益という欄があるのですが、Blogger経由でグーグルアドセンスを申請する際にはここから申し込むことになっています。

 一応、私は毎日更新していたので、最初の一週間はこの収益の画面に、申請するボタンなどなく、ただグーグルのアドセンス使ってみませんか?的な感じのことしか表示されておらず、クリックできるのはBloggerのヘルプ画面にいくリンクくらいでした。

 これが既にここ1~2年前の他の人の記事を読んでも、その内容とは異なっていて参考にならないのと、どうしたらいいか困惑してしまう部分です。

 とりあえず、毎日更新した場合は一週間ほどしてこの収益の画面が変わると思います。

 ただこの時点でもグーグルアドセンスに申請はできなかったはずです。

 その後も毎日ブログを更新したところ45日目でまた画面が変わって申請することが可能になりました。

 そこで私はおそらく1つミスをしています。

 早速、申請してみたのですが、申請後に、通常は1日以内に返事があるというメッセージが表示されたのですがいつまで経っても連絡はありませんでした。

 まずミスと思われることは、上記のようにネットで調べて色々な情報を見ても、わりと最近のものと今の申請方法が異なっていたため、設定まわりや他に様々な試行錯誤をしてしまって、結果的に余計なことをしてしまったようでした。

 その時にAdMobというスマホのアプリ向けの広告を利用するための別のグーグルのサービスのアカウントにも登録していたのです。

 どうやらそのAdMobにもグーグルアドセンスのアカウントが紐付けされているようで、このBloggerを利用しているのと同じグーグルアカウントで登録してしまったため(むしろ同じ方がスムーズに行くと勘違いして)、既にアドセンスのアカウントを取得している状態にもなっていたのです。

 どうもこのAdMobとBloggerをリンクさせるのが上手くいかない(審査を経ていないので当然といえばそうか)ので、よくわからないまま放置していた期間がありました。

 あと、Bloggerのヘルプに書いてあったのは、ブログを始めてもアドセンスを取得するのに180日かかる場合があるというようなことも書いてあったので、今はそこまで待たないといけないんだと思ったのも、その上記の状態を放置していた原因にもなりました。

 しかし私の場合は半年が過ぎてもやはり返事が来なかったため、やはりこれはおかしいと思い、そこでやっとAdMobのアカウントを削除して、それから再び申請することにしました。

 すると、また申請後に、通常は1日以内に返事をしますというメッセージが表示されましたが、何日待っても返事は来ませんでした。

 そこでやっと他にも原因があるか、それとも今はもっと申請基準が厳しくなってるのかなと思いつつ、ちょっと思うところがあったので試してみることにしました。

 このブログでは私の個人的に思ったことなどを割と自由に書いているため、正直アクセス数はそんなにはありません。

 特定の趣味や業界に特化している訳でもなければ、私自身、現時点では匿名で書いていますし、私がブログを書いていることを知っている知人などもいない状態です。

 そんな中で唯一、そこそこアクセス数が他の記事よりは多めのものがあって、あと少しでアクセス数が大台に乗るところだったのですが、それもしばらく放置していました。

 多分、普通にゲームブログとか、ファッションなどの趣味のブログなら簡単にいきそうな数字ですが、上記の理由から、私自身がそれほどたくさんの閲覧を前提としないで更新していたため、そこにすら達していませんでした。

 そして、今回たまたまその記事の続報にあたる記事を書いたため、リンク用にその記事へのページを貼ったところ、いくつかアクセスが増えて、大台を突破したタイミングで、申請してからずっと1日以内に返事をするというメッセージの画面が変わって、3日以内にあなたのサイトとアドセンスをリンクさせる作業をしていますという表記に変わり、本当に3日以内に、このブログを登録しているGメールの方に連絡があり、グーグルアドセンスを取得することができました。

 これらの経緯を振り返りますと、おそらく現時点ではそれなりの文章量で毎日更新して、閲覧数も多かったら45日目で申請できて、数日後にはアドセンスを設置することが可能なのではないでしょうか。

 これを事前にわかっていたらすぐにアクセス数を稼ぐような手段を取っていたかもしれないので、時間はかかりましたが、参考までにお読み頂ければと思います。

 ちなみにさっきから大台と書いていますが、おそらく1記事で100以上あれば(確か99では駄目だったのでそれ以上)いいと思うので(全ての記事ではなく多分1つだけあれば大丈夫だと思います)、そんなに難しくはないとは思います。

 ただしこれはあくまで私の場合がそうだっただけかもしれませんし、他にも申請基準があるかもしれませんし、またすぐに基準も変わるかもしれないので、本当にあくまでも参考程度にして下さい。

 もし今回の記事通りにして審査を通らなかったとしても何の責任も取れませんのでご了承下さい。

 それでは今回はこの辺までにしたいかと思います。

 最後までお読み頂きありがとうございます。


※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。
 

旅行代理店って儲かってるの?

| 19.6.17
 以前、多額の負債を抱えて倒産した、てるみくらぶについて記事にしたところ(『てるみくらぶ破綻と新聞広告の謎』)それが今までで一番反響が多くて、ツイッターの方でも被害に遭われた方からのメッセージを頂いたりもしました。
 
 個人で匿名で書いているブログで、内容も特定の趣味や分野に限らない感じで割りと自由にやっているので、アクセス数は正直そんなに多くないのですが、その中では圧倒的にたくさんの方に読んで頂きました。

 ちょっとだけその時の記事の補足や頂いた情報の一部などを記載しますと、新聞の広告代は基本的に後払いらしい(自分で確かめた訳ではないので確証はありませんが)ということです。

 そのため新聞社も広告代を回収できずに損害を被っているということなのですが、それは記事にも書いたのですが、それならもっとマスコミが騒いでてもおかしくないような気もするので少し疑問には思っています。

 あと、やっぱり予想通り、この件は今ではニュースでは一切見なくなりましたので、やっぱり広告代はそれなりに入っていて、マスコミはそんなに長くこの問題をやらないんじゃないかと懸念していたのはその通りのような気がします。

 その時は書かなかったのですが、もしこのブログをよく読んでくれている稀有な方がいればご存知かもしれないのですが、私はちょっとだけ過去に宿泊施設に勤務していたことがあるので、旅行代理店と取引する機会がしょっちゅうありました。

 今回は当時のことを思い出しながら、旅行代理店って儲かってるの?と思った話やネットの予約サイトでのちょっとした裏話みたいなものを書いてみようと思います。

 あくまで宿泊施設から見た視点になるため、疑問に思うことなのかもしれませんが、ホテルの予約などは確か時期にもよるのですが5割から9割はインターネットの予約サイトから入ってきます。

 その前に他のホテルと自分がいたところの違いについて少し触れる必要があると思いますが、自分がいたところは大手でもなければ客室が100室に満たない規模の小さいところだったので、数百名規模の団体の予約が入ることはありません。

 そのためほとんどの予約は個人であったり法人であってもその会社の担当者(もしくは幹事)みたいな人から入ってくるような感じでした。

 そういう事情もあって、旅行代理店から予約が入ることはそれほどなかったのですが、逆に旅行代理店からたくさんの客室が欲しいと連絡が来るときには普通に何かのイベントで混雑が予想されていることが多かったです。

 繁忙期じゃなくても問い合わせがあるのは、地元で特定の業界や団体が集まる規模の大きな会議だったり会合がある時だったりして、そういう時は結局、他の一般のお客さんが部屋を確保できない状態になるので、無理してその業界の人の予約を取らなくても部屋が埋まったりします。

 また旅行代理店の方で様々なツアーを行っていて、ホテル代からは利益を取らないという場合があれば別かもしれませんが、そういうことはほとんどなくて、通常のホテル代にプラスして旅行代理店の取り分をお客さんに請求したり、事前にお客さんの方で旅行代理店の方に支払っている場合もあります。

 それで考えますと、一般のお客さんがホテルを利用する時に旅行代理店を経由して申し込むと通常のホテル料金より高くなってしまいます。

 逆に宿泊サイト経由で予約すれば、もちろん予約サイトにも手数料などのフィーというのが発生しているのですが、それでもフィーを含んだ料金が今の通常の宿泊代金になっているところがほとんどだと思います。

 しかも宿泊サイトには独自のポイントが貯まったり使えたりもするので、よりお得感が得られます。

 そこでちょっとだけ過去の宿泊サイトの裏話を書きますと、大手といえば楽天トラベルやじゃらんnetなどがあると思うのですが、どちらも会員にはポイントが貯まるようになっています。

 当たり前ですが普通は楽天トラベルでポイントを使えば、そのポイントの分は後日楽天トラベルの方からホテルに振り込まれている訳です。

 しかし、じゃらんnetはどうだったかというと、なんと振り込まれないのです(当時、嘘だろと思いましたが本当です)。

 そのかわり、じゃらんnetでは料金の10%までしかポイントを使用できないという仕様になっていたのですが、それでも考えてみてください。

 他のホテルとかに泊まって貯まったポイントをお客さんが勝手にうちのホテルで使用すればその分お金をもらえないことになるのです。

 1万円の宿泊代金なら1000ポイントまで使うことが可能だったのです。

 ということはホテルには9000円しか入ってきません。

 宿泊代金だけならまだいいと思います。

 例えば食事込みで1万で、食事は自社ではなく地元の有名なレストランで提供されるプランだったとします。

 そのうちの2000円をレストランに支払っているとすれば、レストランに割り引けなんて言えないわけで、8000円の代金から更に1000ポイント引かれた7000円分しかホテルに入ってこないことになります。

 こんな馬鹿な話はないですよね。

 これはもうとっくに変更になりましたが、当時お客さんの方から、じゃらんnetのポイント還元率が悪くなったとか改悪したという話を聞きましたが、それにはそのような事情があったということを知って頂ければ納得できるかと思います。

 確か熱海か京都だったか忘れましたが、どこかの地域の宿泊施設の団体からじゃらんnetに納得できず、担当者出てこいやみたいなこととか何度かあったのを観光関係のニュースや新聞で読んだことがあります。

 他にもネットの予約ではキャンセル料の取り決めが、ホテルのポリシーに任せることになっているため、実質的に請求することは難しく(あそこのホテルは取らないのにおまえのところは取るのかとなってしまうため)、これも豪華な旅館などでは食事に使う材料を事前に仕込んだりする手間があるため、キャンセルが発生してもキャンセル料を請求しづらいネット予約の、宿泊施設側にとってのデメリットが存在しています。

 しかしながら、これらの宿泊予約サイトのデメリットの分が宿泊料金に上乗せされているケースは稀だと思うので、それでも旅行代理店を経由した際の料金よりは安くなってしまうのです。

 ネットの宿泊料金より旅行代理店経由での料金が安くなるケースがあるとすれば、それこそ格安の旅行ツアーが行っているような、空室になるよりは最低限の料金で使ってもらいたい客室を確保して提供する場合などに限られるような気がします。

 私がいたところではよほどのことがない限りそこまでして予約を取る必要はない方針でやっていたので、そういう旅行代理店の提案はお断りしていました。

 それでもたまに世界中の旅行代理店から色んな問い合わせがきたことを覚えています。

 中でも担当者がアホだなと思ったのは、ゴールデンウィークに関するものでした。

 5月の連休に関してはヘタすると年明けの1月くらいから一般のお客さんから問い合わせがきますし、高めの料金でもすぐに埋まってしまいます。

 それを大手でもない初めて名前を聞くような旅行代理店の人が電話をかけてきて、空室を全ておさえて自分達に販売を委託しないかと言ってくるのです。

 勝手に埋まるゴールデンウィークの客室をなぜ見知らぬ業者に任せないといけないのか意味がわかりません。

 その時、空室は20室ほどありますよ、とだけお伝えしたのですが、次の日また同じ人が電話をかけてきて、じゃあ20室いいっすか?と言われたので断ると、昨日20室空いてるって言ってたじゃないっすか、とか言われました。
 
 空いてるのと貴社の予約を承るのとは話が別ですと言って丁重に断ったらめちゃくちゃ怒ってました。

 それでも日本の業者だったら厳密にはもしトラブルがあっても解決の手段はあったかもしれませんが、外国からの旅行代理店の問い合わせは、本当に会社が存在するのかやトラブルになった際には対応してくれるのかが不明な点が多く、途中から海外のお客さんは個人やその団体だけの予約を取るようにしていました。

 それらのことを踏まえた上で、旅行代理店って儲かってるの?という話なのですが、仮に1万円の宿泊代金のところを10%増で1万1000円にして、1000円が旅行代理店の取り分とした時、100人規模の団体客をさばいたら(あまりいい言い方じゃないかもしれませんが)、10万の売上になると考えればなかなか割が良さそうな感じはしますね。

 ただこれが会社での団体客だった場合に、自分たちで予約サイトを利用すれば、100万円の宿泊代金に1%でもポイントが付けば1万円分、ポイントが10倍のキャンペーン中だったら10万円分のポイントがもらえる訳ですね。

 会社の経費だったとしても110万円支払うのと、100万円支払って場合によっては担当者や幹事が10万円相当のポイントをもらえるとすれば、どっちを選択するでしょうか。

 もちろん旅行代理店には宿泊施設以外にも観光地や名所のツアーや交通手段などの確保もまとめてお任せできるという強みはありますが、私が宿泊施設で勤務していた頃の印象で考えると結構厳しそうだなと思っていた印象はあります。

 海外などの激安ツアーはまた別の話になるとは思いますが、そういう印象を旅行代理店に持っていたため、先日のてるみくらぶの破綻には何か思うところがありましたし、その負債の大部分が新聞広告代によるものだったというのは個人的には予想外でしたし、違和感を感じたことでもありました。

 ちなみに私は旅行業に関する国家資格は持っていないのですが(名前を忘れてしまった)、それと同等の権限を宿泊施設が持ってもいいみたいな条件付きの緩和があって、1日だけの講習を受けて試験を通って合格したことがあります。

 結局、自分がいた会社では旅行プランを販売することはなかったので特に意味はなかったのですが、逆にいえば旅行代理店じゃなくても、条件付きですが(確か地元のだけとかの条件だった気がします)旅行プランを販売してもいいことになっているということです。

 そのことからも旅行代理店以外にも選択肢は増えていますし、それでも滅亡するとまではいかないとは思いますが、旅行代理店でしかできないような独自の分野を開拓していかないと厳しくなっている感じではないでしょうか。

 それでも実施するつもりがないのに毎日のように新聞の一面広告を出してお客さんからお金を集めて破綻した、てるみくらぶのようなことは二度とあってはならないと思いますし、弁済金の取り決めも本来はもっと厳密に事業規模に応じてその額を上積みしないといけないようにするなど厳しく運用しないといけなかったのではないかと思います。
 
 そうした旅行業組合のようなところが厳しく規定したり、確かさきほど書いた資格の講習が国土交通省の関係で行われていたと思うので、不動産会社にもこうした積立金を用意する規定があるように法律的にもきちんとすることで被害を防いだり、お金が戻ってくる仕組みになって欲しいと願っています。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後までお読み頂きありがとうございます。



※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。

 


野党が支持を得られる方法

| 17.6.17
 今回は野党が支持を得て、与党になることができる方法について考えてみたいと思います。

 素人が考えていることなので、そんなの無理だろうと思われるようなことも書くかもしれませんが、ご理解とご了承の上で続きをお読み下さい。

 弊ブログの過去の記事やツイッターの発言から、私が自民党や安倍政権を支持していると思われる方もいるかもしれませんので、定期的に誤解されないための記事を書いたり、ツイートもしています。

 国民の大半の方が共感できることかもしれませんが、自民党を支持しているというよりは他に支持する政党がないという感じの方が多いのではないでしょうか。

 野党の第一党である民進党の支持率が6%くらいです。

 これはおそらく始まってから30年くらいになるフジテレビのいわゆる月9枠の歴代最低視聴率と同じくらいの数字です。

 ということは多くの人が見ていない、もしくは関心がないドラマと同じくらいに、野党の第一党である民進党は世間の人々から嫌いどころか興味すら持たれていないというのと同じことかもしれません。

 民進党は批判している人がいるだけでもありがたいと思ってもらった方がいいくらいです。

 ここまでくると、逆に自民党と民進党が裏で繋がっていて、自民党の支持を伸ばすために民進党が支持をされなくなることをしているのではないかと本気で疑われるレベルです。

 数年前には与党だった政党がどうしてこのようなことになってしまったのでしょうか。

 それは少し前にも記事(『民進党はお金目当ての集団か』)に書いたのですが、民進党(民主党)というのが1つのハッキリした意見を言わないという組織の体質に問題があるのかもしれません。

 その理由と思われる点を簡単に振り返りますと、1つのハッキリした意見には賛成と反対の両方の立場を持つ有権者が現れます(もしくはどっちでもいい、どちらにも決められないなど)。

 それならばとりあえず自分達の明確な意見を言わないでおいて、自民党にとにかく反対すれば、自民党を支持していない層から一定の票を得ることができると判断している訳です。

 もう少し突き詰めて考えてみますと、要するにとにかく反対したり目立ったパフォーマンスをすることで票を集めて、1つでも多くの議席を獲得するために当選する議員を増やし、税金を収益化している営利団体ではないのか、というのがその記事の趣旨でした。

 これでは国民に選ばれた代表として、国政に参加する代議士の要件をそもそも実質的には満たしていないことになります。

 なぜなら政治をするための政党ではなく、当選するための政党になっているからです。

 昨今、日本国民は右傾化しているというネットの記事などを読んだのですがそうではありません。

 国民のほとんどは右傾化どころかどちらかといえば漠然としたサヨク(漫画家の小林よしのりさんが命名した左翼とまではいかない左翼的傾向のこと)の方が多い印象を受けます。

 にも関わらず民進党が支持をほとんど得られていない理由はもう一つあると思います。

 それは自分達のことすらきちんと決めることができないというところです。

 去年の民進党の代表選の途中で、3人の候補者のうち蓮舫議員に二重国籍の疑惑が浮上しました。

 私は当初その報道を見て、おそらく蓮舫議員を当選させたい民進党はいったんこれを中止したり延期したりして、その問題を解決してからまた代表選をやり直すのだろうと思っていました。

 それだけでも十分えこひいきでずるいことだと思ったし、民進党はそんなもんだろうくらいに考えていました。

 ところが結果は皆さんも御存知のようにそれを遥かに上回るレベルの出来事でした。

 民進党の代表を選ぶ際には民進党の議員だけではなく、全国の支持者や地方の議会議員の投票もされていて、それは蓮舫議員の疑惑の前に行われているものです。

 本来だったらこれだけでも中止か延期にすべき案件であり、そうでなければ蓮舫議員は落選するか、そもそも党の代表としての立候補者としての要件を満たしていないと判断されて除外されてもおかしくはありません。

 しかし実際には一部の議員から今回の代表選は見直すか説明責任を果たすべきという声があがったのですが(ネット上ですがその書類も見ましたし、それを提案した議員は先日民進党を離党しました)、その意見は全く考慮されずに圧倒的多数で蓮舫議員が代表に選ばれたのです。

 これは政治家というよりは組織のあり方として問題があると思わざるを得ませんでした。

 このまま強行に突き進んだら(ただでさえ普段、自民党の強行採決を批判しているのに)、国民の支持を失うのではないかとか、もっとフェアに代表選を行おうとか等の歯止めがかからなかったのは大問題です。

 もはや蓮舫議員の二重国籍の問題ではなく、いったん決まったことを変えられないという、臨機応変のなさは代議士としての能力の欠如すら伺わせます。

 これはブレるとかブレないという話より以前のことであって、これはおかしいのではないかと思ったら行動できるかどうかが政治家に求められる重要な要素の1つだと思うからです。

 そもそも民進党という党名が公募で選ばれた名前ですし、自分達の党名すら決められない(公募で決めることが民主主義的だと考えていたとすればそれも間違い)政党にまともな政治をすることができるとは思えません。

 前置きが少し長くなってしまいましたが、それでは民進党や野党が支持を集めて、自民党よりも議席を獲得するためにはどうしたらいいかについて書いていこうと思います。

 今回は具体例として主に民進党がどのようにすれば良いかについての部分が多くなりそうです。

 まず党を二分割します。

 大きな政党でも小さな政党でも、野党はいったん党を二つに分けて、連立を組んだほうがいいと考えています。

 野党の連立というのはあり得ないと思われるかもしれませんが(いつだったか民主党政権が誕生した時に公明党の議員がそう言っていた)、ここでは一つの党を分割して連立を組むことを想定しています。

 政党助成金の関係もあると思うので(政党助成金をもらっていない共産党を除く)、実際はしたくないかもしれませんが、結果的に与党になれば損して得をする行動だと思うのでもう少し詳しく書いていきます。

 野党の多くはいわゆる左翼的な政党がほとんどです。

 維新とかは違うかもしれませんが、それでも保守的であったり中道の政党があったとしてもそれはある種の政治的な思想のバランス状態の中にあります。

 先程も書いた通り、国民は右傾化などはしておらず、むしろほとんどの人はそういった保守やリベラルには関心がなく、関わりたくない(支持していない)のです。

 そのため原発の稼働には反対していても、それを言っている左翼的な政党は支持したくないということが起きているのです。

 ですからそういった左翼的傾向などの政治的な理念を持った政党と、実際に日本を良くしていくための政策のための政党を分けて連立を組んだほうがいいのです。

 民進党にいたってはリベラル党と保守党と政策党の3つくらいに分けた方がいいのではないでしょうか。

 その3つの党で連立を組んでいるので、これまで通り決定などは全て同じで構いません。

 有権者にとって選択肢が広がります。

 とりあえずここで言及したいのは、政策を担当する党は極力、偏った政治的な思想を持たずにとにかく賢く国や国民にとって最善手だと考える政策のみを打ち出します。

 政策を担当する党は大学教授や役人や元マスコミなど、他にも様々な分野のとにかく賢い人を集めて構成します。

 それでとりあえずは与党の政策よりも圧倒的に上回っていて、実行可能であるという点で国民の支持を集めるのです。

 賢い人たちも、その政党が左翼でも右翼でもないということであれば、良い案を作ることに集中できますし、政治に参加しやすくなるはずです。

 よく議員の方がいろんな人たちの冠婚葬祭に参加して地道に票につなげる活動もされていますが、そうしたことにも無縁で、ひたすら政治のエキスパートの集団としての党を作る必要があります。

 自然と政策を担当する党にはたくさんの人員を擁立することは難しくなりますが、そこに連立しているリベラル担当の党がその政策を支持することで、リベラルの人も投票しますし、政策党を支持している層も投票することが可能になります。

 現状では保守やリベラルや左翼や右翼や中道といったものが、まるで人間でいうところの感情のような役割になってしまって、まさに感情的な人間が物事を冷静に判断できない時のような国会運営がなされている状態になっています。

 そのため感情の党と知性の党を分けて連立させることで、これこそが人類の脳の進化と同じように、知的生産の技術を向上させるための手段ではないかと思うのです。

 賢い子どもとかが将来、政治家になりたいと思わせるくらい知的な活動をフルに活かせる仕組みになっていって欲しいものです。

 とりあえず与党に反対するだけでなく、与党よりも圧倒的にいい提案をし続けていけば、支持率6%になるはずがありません。

 それならば、ただただ反対する政党と政策する党を分けて運用した方が両方の支持が集まるので合理的だと考えています。

 その上で1つかなり具体的な方法を少し書いてみますが、アベノミクスに反対している経済学者は結構いると思いますし、その中にはもっといい実行可能な経済政策を考えている方も相当いると思います。

 他にも保守的な層の学者などでもアベノミクスは失敗だったと考えている人は多いと見ています。

 そういう人たちでもリベラル党と政策の党が分かれていれば、当人の政治的な思想は問われませんので、擁立することが可能になってくると思いますし、より建設的な提案ができるようになってきます。

 これを読んでいる政治関係者の人はいないかもしれませんが、興味があれば他にも色々アドバイスはできると思うので連絡下さい。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

 ※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。 


 

鍵にまつわる話

| 13.6.17
 先週は4日連続でその日の朝に見た夢を書いていたのですが、5日目と今日の6日目は特に書くような内容ではなかったため一旦そこまでにして、また気が向いたら書いてみようと思います。

 今回はふと自分がこれまで携わってきた仕事のいくつかで、鍵にまつわる部分で色んな要素や思うところがあったなというのを思い出したので、それについて書いてみようと思います。

 3つ程、具体例を挙げます。

 まずはパチンコ屋さんで鍵がとても重要な要素になっている部分についてです。

 パチンコ店内でのパチンコやスロットの台は全てマスターキーで開けられるようになっていて、それをホールにいる従業員が常に持ち歩いている状態でした。

 パチンコやスロットをしたことがある方はわかると思いますが、パチンコではたまに釘の間とかに玉が詰まってしまって、遊戯がしづらくなったり、出玉が台の内部の方で途中で滞ってしまって出てこない場合があったりします。

 そうするとお客さんが手元の呼び出しボタンで従業員を呼んで対処する際にガラス面になっている表側の扉を開けてそれを取り除いたり、台自体を接地面からドアを開くように開けて裏側から玉を押し出したりします。

 大当たり中などでは急いで対処する必要もあるため、他にも理由はありますが全ての台は1つの鍵で開けられるようになっています。

 スロットも同様でたまにコインが詰まって出なくなったり、投入口にコインが入らなくなったりすることがあるので、どれも同じ鍵で開くようになっていて、パチンコとスロットのどちらも1つの鍵で開くようになっていました。

 そのマスターキーをホールにいる従業員は基本的に全員持っていました。

 これの恐ろしいことはこの鍵を紛失した場合のリスクです。

 大型の店舗ならパチンコとスロットの台数が1000台以上あるところもあり、もし仮に鍵を紛失したことになればゴト行為などの不正な行為に使用される危険性があります。

 実際は客が台の鍵を盗むことができたとしても、カメラで監視されてるでしょうし、やれることはそんなになさそうな気もしますが、それでもそのままにしておく訳にはいきません。

 今はもしかしたらその辺りの対策もされているかもしれませんが、当時に聞いた話だと、鍵を紛失した場合には全ての鍵を交換するため、1台あたり1万円はかかるということでした。

 それならば1000台規模のお店では1000万円かかることになります。

 それも次の日の営業を休むとは考えにくいため、閉店した夜中くらいから朝方までに全て交換してくれる業者を依頼するとなればもっと費用が膨らむかもしれません。

 一応、完全に鍵を紛失したという事案は自分がいる間はなかったのですが、自分ではないけども他の従業員が危ないとこだったというのは何回かありました。

 その鍵はいつも制服のズボンのところにキーホルダーで留めているのですが、その鍵の取っ手が持ちやすいようにプラスチックのカバーがしてあって、カバーとキーホルダーはガッチリ繋がっているのですが、鍵はそのカバーの中にあります。

 そのカバーもおそらく滅多に外れることはないそれなりの仕様になっていると思うのですが、やはり何度も使っているうちに劣化してくるのでしょうか、カバーにヒビが入っていて、それがいつの間にか割れてしまって、中の鍵がすっぽ抜けてしまって紛失してしまったようなのです。

 その時の従業員がいうには閉店した時点では確実にあったということだったので、幸運にも閉店作業中にホール内に落としたということで、全員で探しまわるとすぐに見つかりました。

 その従業員はめちゃくちゃ怒られていましたが、それでも鍵自体は少なくとも自分の働いていたお店では、個人で決まったものを使っているのではなく、複数あるものを上司やその日の責任者にあたる従業員が一方的に渡してくるものを使っているため、運が悪かったといえばそれまでなのですが、なんだか可哀想な気もします。

 次に鍵にまつわる件で書こうと思うのは、ホテルでの鍵についてです。

 こっちの方がその重要性が想像しやすいのではないでしょうか。

 ホテルでも何かあった際や日々の清掃業務や客室の管理を行っているため従業員がマスターキーを持っていることがあります。

 この時には清掃員の方が完全にマスターキーを紛失してしまったことがありました。

 いたるところを探しても見つからず、シーツなどを毎日出しているクリーニング業者にも確認したり、おそらくゴミ袋の中まで探しても見つからなかったようでした。

 そのホテルでは清掃員は完全に派遣会社に委託していた状態だったので、全ての客室の鍵の交換はその派遣会社が費用を負担することになりました。

 客室が100室に満たない小さな宿泊施設だったので、多額な費用とまではいかなかったとは思いますがそれでも数十万円は派遣会社が負担したような記憶があります。

 さすがに宿泊客が偶然拾ったか何かで手に入れて悪用するとまでは考えにくいのですが、それでも万が一のことがあれば責任を問われますので鍵を交換しない訳にはいきません。

 でも記憶が確かなら、その時に結構その派遣会社の社員側の担当者が即答まではしてくれずに、その会社の方でも対応が遅れたり、どうせ弁償するならなるべく安い業者を探そうということになったらしくて時間がかかり、少なくとも鍵の紛失から一ヶ月以上経ってから交換されたような記憶があります。

 これはホテル側はもっと強気に出て損害賠償を請求するか、すぐにホテル側の負担で鍵を交換してから派遣会社に請求した方が良かったんじゃないかと思うのですが、このようなずさんなところが他にもありそうなので、意外と不信感が募る出来事でした。

 あと従業員や清掃員が間違えてお客さんのいる客室をマスターキーで開けてしまうことが結構あったので、設備の古いところはそういうリスクもあるとどこかで思っておくのもいいかもしれません。

 最後に書くのは不動産屋での鍵にまつわる話です。

 不動産屋ではアパートやマンションの鍵がいっぱいあります。

 空室の鍵だけならいいんでしょうけど、何かの都合でマスターキーがあったり、それで間違えて空室じゃない方の部屋を開けてしまう(与えられていた情報が間違っていたりして)というのは聞いたことがあります。

 とにかく鍵の管理は大変だった記憶があります。

 春などの繁忙期だと尚更そうですね。

 ただ個人的にこれはまずいんじゃないかと思っているのは退去時の鍵の受け渡しに関してのことです。

 一応、入居する時には渡した鍵の番号なども控えて、退去の際には照合するなどの対応をして、紛失していれば鍵の交換費用を請求したりもしていたのですが、そもそも入居者が変わるたびに鍵の交換は必ずするべきだと思っています。

 都会の方だったり地方によってはきちんと対応しているところもあると思うのですが、私の地元の辺りでは入居者が変わる度に鍵のシリンダー交換まで必ずする大家さんは極めて少なかったです。

 入居時に渡した鍵を返してもらっても、その時に合鍵を作っていた可能性もあります。

 一応、退去時にも合鍵を作っていればそれも渡して下さいと言って、もらうこともあるのですが、完全に自己申告で何の証拠もないため、作っていても渡さない場合もあり得る訳です。

 実際は田舎だからか、そのことによって犯罪が起きたという話は聞きませんが、起きてからでは遅いですし、そもそも犯罪の起きる可能性をなくすべきでしょう。

 普通に学生さん向けのオートロックのアパートとかもありますが、きっと入ろうとすれば合鍵でその中に入れてしまうでしょう。

 子どもが地方の学校に入学するのに、オートロックのアパートだから大丈夫だと思っている親御さんも多いと思うのですが、地方ではこういうことが起こり得ますので、入居時にはきちんと鍵を交換してもらうように不動産屋さんに伝えることや、それを条件に入居するくらいにいっても良いと思います。

 実際たまにそういうことを言ってくる親御さんはいましたし、家主の側もそれくらいは当たり前というか必須だと思っていて欲しいものです。

 このように鍵にまつわる話をしてきましたが、一番いいのは鍵を悪用した犯罪が起こらないことかもしれませんが、鍵の紛失には結構なリスクが発生するということをふと思い出したので書いてみることにしました。

 個人的には外出する時に玄関の鍵をかけたか忘れてしまうことが結構あるので、たまに引き返して確認することもあります。

 それで鍵が開いていたことはおそらく99.9%なかったと思いますが、それでも一回くらいあったかもしれないのでやっぱり不安になりますね。

 色んなものが発展している中で、おそらくこれを防ぐいい方法や商品やアプリとかありそうな気もしますが、鍵業界の方でもっと気楽に鍵の締め忘れの防止になるような仕組みのものができて(ありそうだけど)、それが標準的に安価に普及していくといいですね。

 なんとなくですが電気を使うような仕組みになっていると災害時や停電時に作動しなかったり、そもそもドアが開くのかという心配があるので、なるべくアナログ的なもので画期的な方法があるといいですね。

 それと鍵の紛失自体も防げるようになるといいと思います。

 これもきっと既にそういう商品とかありそうなので、今回書いたような鍵の紛失が大きな損害になるような仕事をする際には事前に調べて対策するのもいいかもしれません。

 今回の記事の趣旨とは異なるため調べていませんが、鍵がどこに落ちているか検索できるアプリとか商品がありそうな気もします。

 逆にそれで鍵の場所が普段からわかるようになると、鍵が盗まれるというリスクももしかしたらあるかもしれないので、結局は悪いことをする人がいなくなる方がいいのかもしれません。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。


 ※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。

 

老けた高校生

| 11.6.17
 今回も誰も得しない今朝見た夢について書きます。

 今日は起きた時、一瞬だけ夢を見たこと自体を忘れていましたが、すぐに思い出してしまいました。

 今回も具体的な芸能人や企業名や商品名が出てきますが、フィクションの注意書きのように事実とは一切関係ありませんので、ご了承の上で続きをお読み下さい。

 自分が高校生くらいになっていて、教室の中には机や椅子も何もなくて、ただただ床のフローリングが広がっているような感じです。

 その教室の中で転入生の男子学生と二人だけで話をしています。

 その男子高校生というのがなぜか日本テレビのアナウンサーの菅谷大介さん(顔はわかるけど名前をきちんと覚えていなかったためネットで調べました)で、今の年齢のまま(私よりは年上の方のようです)黒い学ランを着ていて、妙に老けた高校生だなという感じなのですが、そこはお互いに一切気にしていない感じです。

 話すこと全てがお互いに共感できる感じで、話の内容は全く覚えていないのですが、何から何まで気が合う感じで、初対面なのにものすごく意気投合します。

 急に場面が変わって、私は車の中にいます。

 下校時なのか、いったん家に帰ってから出掛けているのかわかりませんが、高級車の中にいて、私は後部座席の右側に座っています。

 他に同乗者が二人いて、一人は私の前の席で運転していて私の中学と高校の同級生のO君で、この車の持ち主もそうかもしれません。

 もう一人は後部座席の左側に乗っていて、それは中学生の同級生で、結構美人で人気のある女子生徒の人だけど、私は部活絡みで一緒にいることが多かったので、私自身はあまり女性としては見ていない感じの人でした。

 その車も見覚えがあってさっきネットで調べたのですが、日産のジュークにGTRのエンジンを搭載したというジュークRという車でした。

 普段そんなに車に詳しい訳でもないのに、具体的な車種かそれに似ている車が夢に出ていたようです。

 走行中の車内で3人で色々話しているのですが、どうやら3人とも海外ドラマのビバリーヒルズ青春白書に出てくる登場人物くらいに裕福な学生のようで、これから夕食がてらに普通に高級なセレブがパーティを開くようなお店に出掛けているみたいです。

 そこで誰かもう一人誘わないかという話になり、私が今日転校してきた人がいい人そうなのでどうだろうかと提案します。

 しかし連絡先を交換していないためわかりません。

 すると隣にいた女子生徒がたくさんの学校生徒の電話番号が載っている一枚の紙を取り出すと、そこにその生徒(日テレのアナウンサー)の携帯番号も載っていて、何の躊躇することもなく、スマートフォンで電話をかけました。

 電話に出た転入生の声が周りにも聞こえる設定にしてありました。

 女子生徒は普通に電話を代わるねと言って、私に渡すのかと思ったら、なぜか運転している前の席にいる男子生徒へ携帯電話を渡します。

 運転している男子生徒は私のモノマネをするわけでもなく、全然似てもないのですが、私の振りをして、これから一緒に出掛けないかと誘うと、電話の相手が誘いに応じてくれました。

 次の場面ではなぜか全員自転車に乗っています。

 その場所は地元でも繁華街の辺りにも似ていますが、周囲には高いビルなどが立ち並んでいて、もっと都会のどこかにいるのかもしれません。

 先程の車の同乗者の二人は見えないくらい先にいて、私の周りにはさっきの転校生と、もう一人小学校と中学校が一緒だった友人のK君もいて自転車で移動しています。

 ちなみにこのK君はおとといの夢で隣で授業を受けていた生徒と同じ人物です。

 幼馴染みたいなものだから夢に出やすいのかもしれません。

 長い横断歩道を渡ろうとした時に、先を走っている2人は渡り切ってしまったのですが、私達3人がそこに来た時には青信号が点滅していました。

 すると転校生と友人は横断歩道を引き返して戻ってきます。

 私はこのペースで行けば信号が赤になる前に向こうへ渡れそうだけども、私だけ先に行くのも気後れがしたため一緒に戻りました。

 なぜか先に横断歩道を渡りきってる二人の声が、遠くにいるにも関わらず、近くにいるのと変わらない感じで聞こえてきたり、こっちからも普通の声で話しかけても向こうまで届いて会話が成立しているようです。

 そこで先に渡った二人からなんで渡らなかったの?と聞かれると、戻ってきた男子生徒二人の方も、このまま行けば交通ルールを違反してしまう可能性があったといい、それを聞いて私は真面目か!と思ってしまいました。

 しかしこの二人(少なくとも幼馴染の方)は本当に真面目でそういうところがあるのを私は知っているため、それを攻めたりはせず、むしろ、その人らしい感じがしていて、そこに合わせてみようかと思いました。

 戻ってきた二人は、この横断歩道がまた青になるまで待つのは時間がかかるし(横断歩道が長いため、また渡っている途中に点滅したら渡れなくなる、またはそこまでして渡りたくないというニュアンスも感じました)、このまま横の道を通って迂回した方が近道なので、自分たちはそっち経由で行くという話をしています。

 先に横断報道を渡っている二人が、いやそっちは遠回りだよと不平を漏らしながらも、長い道路を挟んで、向こうの通りでも同じ方向へと自転車を進ませて、並走してくれているのが見えます。

 この一連の夢はここで終わり、次の場面からは全く別の夢が始まります。

 私がテレビを見ていると、それは夕方のローカル局の情報番組でした。

 具体的に存在する番組ではなく、なんとなくありそうな感じの番組です。

 その番組でロケに出ていてリポーターをしているのが女優のミムラさんでした。

 その様子を見ながら、そういえばミムラさんは北海道のこの番組のレギュラーが決まったのをきっかけに北海道に移住にしたんだったよなと夢の中ならではの謎の知識と妙な自信で納得しています。

 そこはテレビ関係者がケータリングを食べている場所で、北海道のどこかのスタジオの中かもしれませんしホテルの一室かもしれません。

 そこでミムラさんが伝えているのは、海外のビスケット(リッツみたいなのを一回り小さくしたような丸いビスケット)を他の食べ物と一緒に食べるのが大流行しているという情報でした。

 その海外のビスケットは女優のニコール・キッドマンかピーターパンに出てくるティンカーベルのような風貌のキャラクターが宣伝している定番のお菓子で日本に輸入されるようになったのは割りと最近のような感じでした。

 そして、そのことについて何か問題があったようです。

 それはそのビスケットを包んで食べるのにとてもおすすめな別のお菓子が販売を中止してしまったという視聴者からのメールでした。

 そのメールをミムラさんが読み上げていて、その内容は、ロッテのパイの実をすり潰して、パイの部分を極力取り除いて、餃子の皮くらいに麺棒で広げたものにザラメ(ざらめ糖)をまぶしたもので、そのビスケットを包んで食べるのが一部の間でものすごく好評だったのに、パイの実の販売が終了してしまった(実際には今も販売中でしょうけど夢の中の出来事なので)ので悲しいというような内容でした。

 そして視聴者から送られてきた、販売終了前に作られた貴重なそのチョコレートとざらめ糖でできた餃子の皮みたいなもので、ケータリング会場にも置かれていたビスケットを包み込んでミムラさんが食べます。

 これは美味しいですね。番組には他の視聴者の方からもたくさんのパイの実(上記のような方法でペースト状に加工されたもの)が届けられています。ありがとうございます。と言ってミムラさんの出番は終わります。

 そこからはそのケータリング会場で、貴重なその餃子の皮みたいのでビスケットを包んで食べるテレビ関係者たちの様子が映っていて、それを見て私はテレビ関係者はずるいなぁとか羨ましいなぁと思って見ています。

 会場には餃子の皮のサイズのものだけではなく、薄っぺらいピザ生地くらいの特大サイズの大きな円形のものもたくさん用意されていて積み重ねられています。

 そこへたまたま北海道に仕事か何かで訪れて、その会場に何かを食べに来た、寝起きみたいな劇団ひとりがやってきて、カメラで撮られていることにも気づいていない素の表情で、普通にその特大サイズのチョコレートの皮を何の躊躇もなく手に取って、ビスケットではなく、他にも置いてあったこれもかなり大きめなえびせんべいを一枚手に取ると、それを包み込んで、特にありがたみもなさそうな表情の無い感じでむしゃむしゃと食べているのが映っていました。

 それを見て、ああ芸能人ってやっぱりそんなもんだよなぁ。当たり前のように食べてるけど、もう手に入らない貴重な材料が使われているのも知らないんだろうし、パイの実が発売を中止したことも知らないんだろうなぁ、と思いながら夢が終わります。

 毎日続けるつもりはないのですが、夢を書いて4日目ともなると、ただでさえオチがないのに、だんだん脈絡のない感じになってしまいました。

 今回はタイトルを付けるのも少し迷って、本当なら終わりの方に出てくる言葉を使って付けるのがいいと思うのですが、かなり前半の方の出来事にしてしまいましたね。

 また気が向けば書くかもしれません。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。


※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。 

 

フランチャイズの加盟料を払い続けた男

| 10.6.17
 今回も今朝見た夢について書こうかと思います。

 こういうのを書いても誰も得しないんでしょうけど、おととい辺りからなんとなく書いてみようと思って、今朝夢を見なかったら書かないつもりでしたが、やっぱり見たので書きます。

 今回はなぜか、かなり具体的な芸能人や企業名が出てきますが、もちろんこっちから選んだ訳ではなく、夢に出てきた訳で、一応そのものを書きますが、◯◯風と思っていただけると良いかと思います。

 念の為、フィクションの注意書きのように実際の企業名と固有名詞は一切関係ありませんのでご了承の上でお読み下さい。

 私はテレビ番組を見ています。

 そこにお笑いコンビのチュートリアル風の二人が出ています。

 多分コンビの歴史とか幼い頃のエピソードなどを一通り話したあとで、番組の終わりの方です。

 コンビがこれから更に活躍するためには何をすればいいかという質問をされていて、徳井さん風の方が、相方の福田さん風の方に向かって、色々とアドバイスをし始めました。

 それは様々な分野の知識を得ることだと言って、福田さんに俺はこういう雑誌を読んでるから、相方にも読んで欲しいと言って、何冊かの雑誌をプレゼントしていました。

 一冊はインテリア関係の雑誌で、二冊目はファッション系の雑誌、三冊目は忘れてしまいましたがおそらく時計などの小物やアクセサリー系の雑誌を手渡していました。

 福田さんはそれらの雑誌を受け取ると、それ自体は自然と受け入れていたのですが、少し戸惑いながら、この雑誌の次の号からは自分で買わなあかんの?的なことを言っていました。

 そして、番組は最後の方になり、場の雰囲気が真面目な感じになってきて、記者みたいな人の質問に二人が答えることになりました。

 それは二人がまだ学生時代の時のことです。

 福田さんが某ハンバーガーチェーン店マクドナルド風のお店でアルバイトしていたのですが(もちろん夢の中の話なので事実とは異なります)、そのお店で凄惨な事件が起きたということでした。

 その事件は未だに未解決で、当時世間を騒がせたニュースだったのですが、その店舗で福田さんがアルバイトしていたことを、時間も経ったことですし、そろそろ明かしてもいいのではないかということで、この番組で語ることになったようでした。

 福田さんはその日はバイトが非番の日で、事件発生時にはお店にはいなかったものの、大変大きなショックを受けたそうです。

 その事件は、ある日、黒ずくめの男が強盗目的で店に押し入り、すぐにそこにいた女性店員を何の躊躇もなく腹部を鋭利な刃物で突き刺して殺害し、偶然居合わせた当時中学生の男子生徒も腹部を刺されて命を取り留めたものの重症を負い、犯人は店の売上を強奪して逃走したということでした。

 事件から20年以上経っても犯人は未だに捕まっておらず、福田さんは顔見知りの先輩だった店員が殺害されたことや、面識はないが近所に住んでいる男の子が大怪我を負ったことがとても悲しいし許せないというようなことを言っていました。

 番組はそこで終わりますが、この事件に関連した内容が続いていきます。

 次の場面では私は赤いスポーツカーを運転しています。

 その辺りは地元にも似たような場所があり、その場所なのかもしれませんし別のところかもしれません。

 私はシャッターが降りていて営業していないお店の近くに車を停めます。

 その場所は私の地元ではややこしいのですが別のハンバーガーチェーンのモスバーガー(現在も営業中)があるところに似ていました。

 店は老朽化していて、かなり前から休業していて再開する様子もなさそうです。

 私は自分の立場が何のなのかよくわかりませんが、そのシャッターが降りているお店の前で、男性とテレビ番組のスタッフが打ち合わせのようなことをしているのを少し離れたところから見ていました。

 その男性は元々このお店の土地や建物などのオーナーで、マクドナルドとフランチャイズ契約をしたあとはしばらくここでハンバーガーの店を経営していたのですが、あの事件のあとは休業して20年以上そのままだということでした。

 男性自体はとても裕福な感じで、他にもいくつかの土地や会社を持っていて、この場所で本来なら何もしないのは大赤字だけれど、他の収入で十分やっていけることから、事件後は商売がしづらいこの場所では何もしていなかったと話をしています。

 番組のスタッフらしき人がその男性に、もう少ししたらカメラとリポーターがここにやって来ますので、同じように答えて下さいと伝えると、その男性だけを店の前に置いたままその場から去って行きました。

 すると通りの向こうの方から何人かのスタッフと一人の女性のリポーターが既にカメラで撮影しながら歩いてきました。

 まだ店の前の男性との距離は結構あります。

 なぜかその女性はタレントの松居直美風の方でした。

 松居直美風の方が実況したり事件のことを話しながら歩いていると、近所のおじさんやおばさんたちが集まってきて並行しながら歩いています。

 松居直美はそのおじさんやおばさんに対して、事件のことを質問すると、おじさんやおばさんたちが、未だに犯人が捕まっていないことへの不安や、当時怖かったことなどを答えています。

 するとそこへ狭い路地の方から、一人の男性が勢い良く走ってやってくると、質問もされていないのに、カメラや松居直美に向かって急に話し始めました。

 その男性は身長が2メートル以上あって、それでいてものすごく痩せていて、細長いのですが、筋肉がしっかりとついています。

 その細長いマッチョの男性がいうには、自分が当時、腹部を刺された中学生の男の子だということでした。

 腹部を刃物でえぐられるように刺された自分は、腹部に穴が開いたように空洞ができる程の怪我を負い、命を失う危険の方が大きかったが奇跡的に生き延びることができた。

 僕はあの女性の店員の分もしっかり生きなければいけないと心に誓い、元々軟弱な体質の持ち主だったが身体を鍛えるようになり、それからは兵隊(自衛隊とは言ってなかった)になってこのような強靭で頑丈な身体になったと言った。

 それを聞いて、松居直美はポカーンとしている。

 周りに集まっている近所のおじさんおばさんたちがこの人は本当にそうだよとか、たまたま休みで今こっちに帰ってきてるから誰かが知らせて駆けつけてくれたんだよとか、あんた運がいいね等と言われているにも関わらず、松居直美はその男性に興味を全く示さず、ふーん、そうでしたかと無表情で言う。

 本当は不審者だと思っていて相手にしたくないが、カメラが回っているため、そうするのがやっとという感じだった。

 そこで急に私はこれはまずいことになったと思い、さっきオーナーの男と打ち合わせていたスタッフがいつの間にか私の周りにいて、番組内容を差し替えるように指示を出した。

 すると目の前にモニターがあって、スタジオからの映像に切り替わっている。

 昼の帯番組のバラエティ番組(ヒルナンデスみたいな感じ)のスタジオの画面が映っている。

 どうやらこれまでのことは生放送で行われていたようだ。

 ちょうど同時進行で作っていた別の日に放送する予定の企画のVTRがあるからそれを流そうとスタッフに指示を出そうとするが、指示を出しながらもその企画が今のタイミングには不適切であることに思い当たり苦悩する。

 それはスポンサー絡みのマクドナルドやコカコーラなどの大手企業のCMに使われている音楽特集という企画のVTRで、さすがに悲惨で未解決の事件で、それもマクドナルドが関わっている事件を扱っている直後で流すのは企業のイメージダウンに繋がり兼ねず、その責任を問われる可能性もあった。

 指示を出したスタッフからも同様の指摘をされて、どうしようかと頭を抱えている私に対して、いつの間にか私の近くにいた、先ほどのオーナーの男が任せてくださいと自信に満ちた表情で言った。

 男の話によると、事件後はマクドナルド側と何度も様々な話し合いの場を持ったし、そのことがきっかけで上層部の人間とも親しくなり、他の大手企業の人たちとも交流を持っている。

 スポンサー企業の株主になっているところもいくつかあるし、今、電話で話せば許可が降りるはずだと男がいう。

 だって、私は事件後も20年以上フランチャイズの加盟料を払い続けているんだよ、これくらいのことはなんとでもなる。

 それがその男が最後に言った言葉だった。

 そして、その後、その男がどこかに携帯電話から連絡すると、すぐにスタッフの方にもスポンサーサイドから連絡があり、放送してもいいという許可が降りて解決したところで、夢が終わります。

 今回は特に教訓になるようなこともなく、オチもなかったですが、一応おとといからの流れで、今朝見た夢について書いてみました。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。



※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。


 

古典は方言ではない

| 9.6.17
 昨日に引き続き今回も今朝見た夢の出来事を書いてみます。

 気が付くと私は学校の一室にいて、年配の先生たちが何人も前にいて、面接か面談のようなことをしているところでした。

 自分が生徒のような気もするし、何か別の役割のような気もします。

 なぜか私は先生たちに結構な上から目線でアドバイスもしたりしています。

 インターネットが普及して20年くらいになるので、若い先生に限らず40代くらいからの先生でもネットを活用した授業をするのが慣れてきましたね、というようなことも言っていました。

 そこからは場面がいつの間にか教室に変わっていて、おそらくさっきいた年配おじいさんの先生と先程はいなかった50代くらいの先生の二人で古典の授業が始まりました。

 私は一番前の席についていて、机が学校のというよりは塾にありそうな横に長いテーブルのようなもので、私の左右にも座っている人が結構いました。

 私の左側に座っているのが小中学校が一緒だった親しい友人の一人でした。

 そこでも私は生徒のような生徒じゃないような感じで、黙って授業は聞いていますが、教科書は持っていないし、ノートも取っていません。

 主に50代の先生が授業をしていて、年配の先生は私から見て左前の方で椅子に座ったままで、時折50代の先生が言ったあとに補足の説明をしたり、もう少しこんな風にしたらいいんじゃないかとその50代の先生にアドバイスしたりもしています。

 黒板には大きく3つの段落に分けられている日本語の古文が書かれていて、教科書を見ていなくても、そこに先生がここの表現や漢字はテストに出ると言って、その文字を◯で囲ったりしています。

 私は途中になってから、やっぱりノートを取ってみようかと思い、鞄から一冊しかないノートを出して、◯で囲まれたところだけを書き写していました。

 そのノートは大半が古典以外の別の授業のことが書かれていて、残っているページはあとわずかでした。

 私の周りの人はちゃんと教科書を持っていて、ノートもきちんと書いています。

 隣にいる友人とたまに雑談していますが特に注意されることもなく授業が続いています。

 そこで私は友人に言ったのか心の中で思ったのかは明らかではないのですが、その古文が地方で書き記された書物ではあるけど、文章自体は昔のものでも、特にその地方の訛りが入っている訳ではなく、当時としては標準語の文体なんだなということに気が付きました。

 なんとなくその古文が日本海側の山形県~新潟県~富山県~石川県の辺りで書かれたものだと思いながら黒板を眺めていますが、おそらく実在している古文ではありません。

 古典だから独特の古語や言い回しをしているけどそれは方言ではなく、当時としては標準語で書かれていたものである。

 つまり「古典は方言ではない」んだなと夢の中でそう思っている感じでした。

 今の時代でも日本中に方言が残っていて使われていますし、SNS等では気軽に方言で記された言葉を目にする機会が多いにも関わらず、情報機器が普及していない昔に書かれた、それも地方で書かれたものが、きちんと当時でいうところの標準語で書かれているということが意外とすごいことなのではないかと、漠然と思いながら夢が終わります。

 夢というのは認知科学では特に意味を持たず、寝ている時に記憶を整理しているため、物事がランダムのようになって認識されて見えているもののようです。

 そうすることで大事な記憶と忘れていい記憶などの優先順位を決めることで、日々の生活を過ごしやすくしている機能なのかもしれません。

 そうでなければ、昨日食べた朝ごはんも一年前に食べた朝ごはんの記憶も同じくらい鮮明だったら面倒くさいですからね。

 朝ニュースを見てアナウンサーの洋服も毎日全部覚えてしまってたら面倒になります。

 よく一時期流行したニンテンドーDSなどのいわゆる脳トレものでは、3日前の朝食に何を食べましたか等と質問して、少し過去の記憶を呼び起こして、記憶力や日々の目の前にあるものを強く記憶させるトレーニングにはなるかもしれませんが、あまり意味はないんじゃないかと思っています。

 大事なことは覚えていますから、わざわざ脳が大事じゃないと判断して忘れていることまで思い出す必要はないのではないかという感じがします。

 記憶することも大事ですが、忘れることも大事なことなのかもしれません。

 アルツハイマーなどの症状で、家族の顔などの大事なことまで忘れてしまうのは、記憶の優先順位を決める機能が衰えたことによることが原因であって、記憶そのものの損傷ではない可能性もあります。

 それにしても夢が不思議だと思うのは、今回の夢でいうところでは、わざわざ実在しない古典まで自分の潜在意識が作って見せているということでしょうか。

 一字一句は覚えていませんが、わざわざ3つの段落に分けられた古文が黒板に書かれていて、それを自分が読んでいるのです。

 もしかしたら意味不明の文字の羅列を、夢の中ではそれが古文だと思って見ているだけの可能性もありますが、それでも記憶とそれを認識する関係性というものはまだまだ奥深いものがあるのではないかと思っています。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。



※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。
 
 


東日本FM

| 8.6.17
 タイトルを見て何だろうと思った方もいると思いますが、今回は特に中身がある内容ではないので何か期待されている方がいたらすいません。

 単純に今朝見た夢の話を今回は書いてみたいと思います。

 以前アメトーークという番組で夢で見たことについてだけ語る回があったのですが、その時にはそういう夢を見たんだから仕方がないという特にオチがない話を出演者がされていました。

 今朝見た夢も特にオチはなく、そういう夢を見たんだから仕方ないという感じの内容です。

 特にこの夢が今まで見た中ですごいとかでもなく、単純に今朝見たから覚えているという理由だけで書いていきます。

 夢の中で私はなぜか札幌に住んでいて、徒歩で会社に出勤しています。

 するといつも通りかかるビルのテナントの片隅に新しいお店ができるらしく改装中になっています。

 1階にあってコンビニくらいの広さのお店です。

 看板だけ出来上がっていてそこに書いてあったのが「東日本FM」です。

 次に気が付くと、私はなぜかその仕事の都合で東京に出張していて、取引先への商談を終えて、宿泊先のホテルに戻る途中です。

 するとそこには開店して間もないお店が営業していて、そのお店も「東日本FM」でした。

 チェーン店なのかと思いつつ、どんなお店か気になるので、店の前でビラ配りをしていたアルバイトの若い女性に話しかけてお店に入っていきます。

 中は真新しい感じでお客さんはそんなに入っていません。

 和風の檜造りのようになっていて、カウンター席があり、鉢巻を巻いた威勢のいい感じの大将がいる海鮮ものがメインの居酒屋のようでした。

 その割には店が狭くて、こういうお店がこれくらいの規模でチェーン店でやっていけるものなのかなと思ったりします。

 店の大将は結構腕の立つ調理人のようですし、こういう人を各店に一人は雇わなければいけないのだとすれば、人材の確保や人件費も大変だろうなと思ったりもしています。

 大将は見た目通り大きな声でいらっしゃいませと私に言うと、私は誰もいないカウンター席へ座りました。

 先程、店の外で声をかけたアルバイトの女性もそのまま店の中に入ってきて、私の右横に立ったまま、色々と店の説明などをしてくれています。

 格好は居酒屋というよりはコンビニにありそうな制服を着ています。

 するとそこへ紺色のリクルートスーツを着た女性が私の左横へやってきて、そのアルバイトの女性が言ったことの補足や更に色々と説明してくれます。

 スーツを着た女性は本社の方から開店したお店の様子を見にやってきたそうです。

 アルバイトの女性は20歳前後で、スーツを着た女性は25歳前後という感じです。

 どちらの女性も質素で飾りっけがないけれども結構な美人で、性格も良さそうです。

 そこで私も「東日本FM」に興味があったので、色々と質問し、どちらかが丁寧に答えてくれる感じでした。

 札幌にも、準備中のところあるでしょ?と聞くと

 今ここにいる東京の店が実は1号店で開店したばかりで、札幌は2号店になるといわれ

 ラジオ局みたいな店名はなぜかと聞くと

 本社が東北の方にあって(なんとなく仙台だと思う)、東日本といえば東日本大震災というイメージがついているため、会社のオーナーが考えて、ラジオ局のような親しみやすい情報を発信しているような感じの店名にしたとのこと。

 それと会社のオーナーは東日本大震災の復興がまだまだ遅れていて十分ではないという思いからも東日本という言葉を入れたかったらしい。

 あとこれはスーツを着た女性の個人的な見解だが、FMのFとMにどんな言葉を入れても大抵、悪い感じにはならないという。

 そこでお互いにFとMに色んな言葉を入れてみる。

 Feeling Music

  フィジカル モーメント (physical moment) 言葉の意味がよくわからないのと頭文字がPになってしまうがあくまでカタカナ英語の語感として。

 ファインディング メモリー finding memory

  不思議な未来 Fushigina Mirai

  などと言って終わる。

 あと、なんとなくスーツの女性は札幌店が開店するときにも、お店に来るんじゃないかと思って、行ってみようかと思っている。

 その次は全く別の夢になっている。

 私はテレビ番組を視聴している。

 それは小堺一機と思われるような人物が司会をしていて、ごきげんようにちょっと似た形式のトーク番組だった。

 どこかの学校の体育館の中で行われている。

 3人くらいいるゲストが一人一人、席を順番に移動しながら司会者と話をする。

 ちょうど席が変わって、司会者の横に座っているのは最近話題の男性タレントのようだが見たことがない。

 客席には女性が多いらしく、それでもそこまで人気はないのか少なめの拍手と何人かだけキャーと言っている。

 外国人のようにも見るし、ハーフタレントかもしれないが、日焼けしているただ単にチャラいだけの男性にも見える。

 ジーンズにシルバーアクセサリーをじゃらじゃらさせている。

 早速、司会者がそのタレントに話を振った。

 ◯◯大統領があなたに頭を下げてお願いしたことがあるってのは本当ですか?と質問する。

 (◯◯には具体的な実在していない大統領の欧米風の名前が入っていたのですが何て言ってたかは覚えていない)

 会場には一斉にえ~!という声が響き渡っている。

 そこでその男性タレントが見た目通りチャラ男のような口調で話し始める。

 ある国でテレビ番組のプロデューサーをしていた時(なぜかそれがイギリスっぽいと思っている)、当時テレビ業界といえば、大統領でも気を使うくらいの大きな存在だった。

 大統領がどうしても自分がプロデュースしている番組に出たいということで頭を下げてきた、という内容だった。

 その番組を見ながら、テレビがそんなにもてはやされてた時代って、50年位前の話だよなと思いながら、この人一体何歳なんだろうと疑問に思い始める。

 仮にこの人が20歳くらいの頃の話だとしても下手したら70歳、ああでも若く見えるけど50歳くらいに見えなくもないな、と思っている。

 テレビ画面をよく見ると、若作りをしていて、元々若く見られそうな感じの人なんだろうけど、多少、小皺などもあり、結構な年齢を経ているんだなと思いながら夢が終わる。

 以上、特にこれといったオチもない今朝見た夢の話でした。

 また機会があれば夢の話を書いてみたいと思います。

 今回はこの辺で終わりにします。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。


※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。

 

オンラインゲーム中の玄関での対応

| 6.6.17
 今回はかなり些細なことかもしれませんが、個人的には結構重要なことだと思っているので書いてみようと思いました。

 その前にいきなり話が少しそれてしまうのですが、これも一度は書いてみたかった個人的な玄関での対応について少し書いてから本題に移ろうかと思います。

 まずブログの方には何度か書いているのですが、私は現在、地方の田舎の方に住んでいて、実家暮らしです。

 インターホンには音声やモニター等で事前に家にいながら来訪者と会話したりする機能はなく、ピンポンと音がなるボタンのみになっています。

 ドアスコープもなく、玄関がすりガラスになっているため、玄関に出た時点で相手には家の中に誰かいることがわかってしまいます。

 田舎とはいえ、玄関には鍵がかかっていますし、宗教の勧誘や飛び込みの営業マンが来ることもあります。

 そのため私は基本、家にいても居留守を使っています。

 ただ来訪者が名乗ってくれれば対応しています。

 ところが用事があるのに名乗らない人が多いということがわかってきました。

 配達や集金に来た人や親戚のおじさんおばさんでも名乗らない人が結構いるのです。

 配達の場合は私宛の荷物は時間指定で把握しているため問題ないのですが、実家なので家族宛のものや急に送られてきた荷物の場合はそういうことが起きます。

 名乗ってくれれば全然出るのに、同じ配送会社でも名乗らない人と名乗ってくれる人に分かれています。

 あと集金はまた来てもらうのも悪いのでなるべく料金を建て替えて対応したいのですが、それでも名乗らない人が多いですね。

 親戚のおじやおばも事前に来るのがわかっていればいいんですが、急に来ることが多くて、待たせてしまうことが多いです。

 このように用事があっても名乗らない人が意外と多いので、一応、来訪者が玄関の前に長くいるようだったり何度もピンポンを押したりドアをノックしている場合は、玄関までは出て行くこともあります。

 そこで「はい?」と何度も聞いて相手が名乗るまでドアは開けません。

 そこで配達や集金の場合は名乗ってくれますし、親戚のおじやおばは「出ないな~とか、いないのかな~」と声を発してくれればそれでわかるのでそこでドアを開けています。

 本当は親戚のおじやおばでも名乗らなければ出ずに、なんで出ないのかという話題になって、宗教や営業の勧誘があるから名乗って欲しいと伝える機会がないかと思ってるのですが、そこまでする前に開けてしまいます。

 これを読んでさすがに過剰に厳しすぎじゃないかと思う方もいたかもしれませんが、私個人としてはこれが逆の立場だったら必ず名乗るはずなので、名乗らない人の気持ちが理解できないし、わかっていないのであればそれを機会に伝えたいと思っているのです。

 私自身は飛び込みの営業マンはしたことはありませんが、少しそれに近い仕事をしていたことがあり、何もこちらにやましいことがなければ会社名を名乗りますし、留守や居留守であれば名刺を投函したり、その名刺自体にこういう目的で訪ねました、また後日来ますと書くこともありました。

 それはたまたま自分がいた会社でそう教わったというのもありますが、営業マンが無言で帰っていくのもそれはそれで理解できません。

 本当に留守だったら来たことにすら気が付かないので、なんてもったいない時間使い方だろうとか、契約しなくてもいいくらい余裕があるのかなと思ってしまいます。

 営業マンは名刺やパンフレットを投函しておけば、万が一その製品やサービスに興味を持ってもらえれば客の方から連絡が来る可能性だってあるのに、なぜ何の痕跡も残さずに帰っていくのかよくわかりません。

 たまに上記のような理由で居留守をしたあと居間の窓から企業名の入った車が通り過ぎていくのが見えることがあるのです。

 そんな営業マンは対面であれば契約に持っていける自信でもあるのなら別ですが謎です。

 さて、少し話はそれましたが、これらの個人的な事情や考え方なども踏まえた上で本題に入ろうかと思います。

 先程書いたように自分宛ての荷物であれば配達時間を指定しているためそのようなことは起こらないのですが家族宛てで事前に聞いていなかったり、急に向こうから送られてくる荷物がある訳です。

 そうでなくても集金や突然やってくる親戚のおじやおばもいます。

 これが居留守をすることよりも以前の話で、オンラインゲーム中は手が離せない場合があるのです。

 これがDVDで映画を見ているとかなら一時停止にできますし、通常のオフラインのゲームだったら最悪でも途中で放棄して対応できるとは思います。

 あと、後述しますが、たかがゲームとは言わないで下さい。

 オンラインゲームはそのゲームによってもちろん異なりますが、自分一人だけではなくネット回線を通じて他のプレイヤーとゲームをしている場合があります。

 プレイヤーといえばこの場合はちょっと軽々しい言い方になっているかもしれませんので、日本や世界のどこかに実在している人と繋がっていると言い換えてもいいかもしれません。

 これを途中で手離したり放棄することになれば、他人に迷惑を掛けることになるのです。

 また、たかがゲームと思われるかもしれませんが、オンラインゲームでは他人に迷惑を掛けたり、ゲーム内の通貨で詐欺行為をした場合に処罰される可能性があります。

 そのゲームができなくなる場合だけではなく、現実の法律によって罪になる可能性だってあります。

 ということは今、何のアポイントもなく来訪して玄関でインターホンを鳴らしている人と、既に何かしらの合意の上で同じコンテンツをプレイしているゲーム内の人と、どちらが優先順位が高いですか?ということは今一度考えて頂きたいのです。

 いいようにいえば、オンラインゲームをしているというのは家にいながらにしてディズニーランドのようなアミューズメントパークに出掛けているようなものです。

 インターネットの技術を利用することでそれが可能になり、その回線やゲーム機器を用意した上でそのゲームとも契約しているのです。

 それだけでも結構な手間がかかっているのに、急にやって来て玄関に出ろというのはとても厚かましく野蛮なことではないでしょうか。

 オンラインゲーム自体はMMOと呼ばれているものが多く、20年近く前からあるのですが、その多くはパソコンを利用するものばかりでした。

 それが段々と技術の向上によって、今では居間のテレビに繋いでいるような家庭用のゲーム機やスマートフォンでも可能になっているのです。

 簡単にいえば時代が変わったのですが、常識の方が広まっておらず認知されていない状態です。

 携帯電話が普及した時に、電車やバスなどでの会話を控えるのが常識になったように、今はその過渡期に当たるのではないかとも考えています。

 ゲームのことで大げさな、と思われるかもしれませんが、その辺りについても書いていきます。

 たかがゲームといいますが、そういう方はゲームをやったことがないかあまりしていない人がほとんどです。

 そういう人にとってはテレビばかり見ている、映画ばかり見ている人よりもなぜか、ゲームばかりしている人を下に見ています。

 でも冷静に考えて下さい。

 例えばハリーポッターという映画があります。

 この映画の映像をそのまま使ってゲームを作るとすれば、それはその映画を作る時よりも手間がかかる作業だと思いませんか?

 3Dで表現される際には、映画には映っていない登場人物の背中も描かなければいけない場合もあるかもしれません。

 しかも映像の編集だけではなく、ゲームとして様々な操作をするためにはプログラミングやその微細な調整も必要になってきます。

 更に、そのゲームをオンラインにして世界中のプレイヤーと一緒にプレイできるようにするためにはもちろんインターネットに繋いでも上手く機能させるためにより多くの技術が正しく使われなければいけません。

 ここまでして実現しているオンラインのゲームがなぜテレビや映画より下に見られなければならないか理由がよくわかりません。

 自分がその分野に興味がないということと、その分野を軽視していいということは違うことなのです。

 経済に対してもそれは同じことで、もし周囲に投資家がいた場合、大手のゲーム会社の名前を伝えて、その会社の規模が大きいかどうか尋ねてみて下さい。

 大抵は20年以上も前から東証一部に上場している企業です。

 今のところ東証一部より上はありませんから、日本の中でもその条件を満たした企業がゲームを作っているのです。

 その上で依存症などの問題もあるかもしれませんが、それは今回の趣旨とは違うため扱わないこととします。

 田舎のおじやおばでもゲーム中で玄関に出ることができない場合があることが伝わって欲しいなと思っています。

 できることならインターホンの方に、何か事情があって今は出られません、もしくは待ってて下さいと表示できるようになればいいですね。

 それもたかがゲームと言われている間は実現不可能だと思うので、もう少しこれらのことも考慮される時代が来るか、そもそも手放せなくなるようなコンテンツを規制する方向でもいいので、解決に向かってくれるといいなと思います。

 そもそも世論は未だにテレビなどの一方的なメディアによって作られている面があり、テレビ業界はゲームばかりされてしまうと視聴率が取れないため、ゲームを推奨したりはしない傾向があると思います。

 ゲームは悪だという情報操作まではしないまでも、情報を流さないこともまた情報操作になっている部分もありますので、やはりテレビしか見ないような田舎のおじやおばの多くはこれからもたかがゲームだと思い続けることが多いでしょう。

 しかし、突然訪れた家で待たされたり開けてもらえないということは、ある意味コミュニケーションの回線が繋がっていないことと同じことなのですが。

 最後に上手いことを言おうと思いましたが、上手くいったかどうかはわかりません。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。


※このブログにはコメント欄を設置していません。 

 お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

 いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。

ジョニ・ミッチェルおすすめのアルバム3選

| 5.6.17
 私がジョニ・ミッチェルを聴くきっかけになったのは、インタビューをほとんどしなかった頃のプリンスが尊敬しているミュージシャンの一人として名前を挙げていたことでした。

 ちなみにその時に他に名前が上がっていたのはジミ・ヘンドリクスとレッドツェッペリンです。

 どちらも聞きましたが、既に亡くなっていたり活動を休止していたこともあって、唯一現役で活動していたのはジョニ・ミッチェルだけでした。

 私自身どういう経歴の方かはわからない部分が多かったので、今回記事を書くのにWikipediaなどの情報を少し調べてみました。

 それによると1943年11月7日生まれで現在73歳。

 近年は難病を患っているらしく闘病中とのことでした。

 カナダ人であることはなんとなく知っていましたが、名前が本名じゃないことは意外と知りませんでした。

 だいたい日本の芸能人でいうと堺正章くらいの年齢でしょうか。

 全くわからない方のために念の為に書いておくと女性のシンガーソングライターの方です。

 初期の頃はフォークソングが主になっています。

 今回はその長年の活動歴の中で、たくさんのアルバムが発売されていることから、これからジョニ・ミッチェルを聴いてみようと思ってる方へおすすめの作品を3つ選んでみようと思います。

 昔から聴いている人には定番すぎてちょっとつまらないかもしれませんが、一応自分なりの感想も書きながら紹介してみたいと思います。

 (商品へのリンクはアフィリエイトになっています。わざわざそれを書く必要はないかもしれませんが黙っているのもあれなので一応お知らせしてみました。)

 まず最初に紹介したいのは『Court and spark』です。

   

 こちらは1974年のアルバムになっております。

 ということは昭和でいうと昭和49年の作品ということになりますね。

 生まれる前の出来事なので、こちらもネットでザッと調べてみましたが昭和49年といえば、昔の映像などで見かけることがある当時大流行したダッコちゃん人形が発売されたり、フィリピンで陸軍少尉だった小野田さんが帰国したり、ミスターこと長嶋茂雄が現役を引退した年のようです。

 すごい昔のような感じもしますが、このアルバムを聴くとそんな時代にこの作品かと思うくらい洗練されてて驚くかと思います。

 とりあえず1枚だけおすすめするとすればこれだと思ったので最初に紹介してみました。

 アルバムと同じタイトルの1曲目から始まり、2曲目のヘルプミーから3曲目のFREE MAN IN PARISの流れがいいですね。

 ヘルプといえばビートルズかもしれませんが、個人的にはジョニ・ミッチェルのヘルプミーです。

 個人的にはジョニ・ミッチェルはアコースティックギターやピアノも上手なイメージがあるのですが、このアルバムを聴いてあらためて思ったのは歌もめちゃくちゃ上手い人なんだなとしみじみ思いました。

 3曲目のFREE MAN IN PARIS(邦題はパリの自由人)は日本のカラオケにも入ってるところがあって、いつだったか誰もいない時に試しに入れてみたのですが、とんでもなく難しくて全く歌えませんでした。

 聴くのと実際に歌うのでは大違いで、それはわかるかと思いますが、この方の曲は一見そんな風に聴こえないのに、めちゃくちゃ難しいという感じです。

 他にもいつ息継ぎしてるんだというくらいずっと歌い続けているような曲もありますね。

 このアルバムを聴いて気に入ったら他のも聴いてみる感じがいいのではないでしょうか。

 次におすすめしたいのは『BLUE』です。


  


 こちらは1971年、昭和でいったら昭和46年のアルバムになります。

 これが4THアルバムになり、1~3作目のアルバムがほぼフォークソングのみだったのに比べると少し曲調に幅が出てくる感じになってきます。

 それでもアコースティックギターと歌だけだったり、ピアノと歌だけだったりする曲ばかりですが、それでも色彩の豊かさとでもいうのでしょうか、シンプルなのにとても奥深い感じがする曲が多いです。

 ちなみに10年位前にジョニミッチェルのトリビュートアルバムが発売されているのですが、その中でプリンスがカバーしているA CASE OF YOUという曲はこのブルーというアルバムに収録されている曲です。

 おそらく発売時期的に考えると、当時中学生くらいだったプリンスがこれを聴いて影響を受けたのではないかと想像しています。

 こちらもその年に起きた出来事を調べてみると、前年に自決した三島由紀夫の葬儀が行われたり、ニクソンショックが起きた年のようです。

 新婚さんいらっしゃいもこの時から始まったそうなので逆にそっちの方がすごくて霞んでしまいそうなエピソードですがあえて記載することにしました。

 このアルバムもそんな時代に作られたとは思えないくらい古さは感じないですね。

 シンプルなものを聴きたいという方はこのアルバムから聴くのもいいかもしれません。

 最後におすすめしたいのは 『夏草の誘い(洋題はThe Hissing of Summer Lawns )』です。

 


 このアルバムは私が初めて買って聴いたジョニ・ミッチェルの作品になります。

 こちらは1975年のアルバムになります。

 自分でも覚えていないのですがなぜかこのアルバムを迷うことなく買った記憶があります。

 もしかしたら当時はネットの通販とかもなかったと思うので、CD屋さんに行ったら品揃えが悪くてこれしかなかったか、なんとなくジャケットで選んで買ったのかもしれません。

 それこそ当時はネットで情報を調べたりできなかったため、個人的にはもし最初に買ったのがこれ以外の作品だった場合に、その後もジョニ・ミッチェルの作品を聴いていたかは自信がありません。

 最初に聴いたのが上記に挙げた他の2枚のアルバムだったらまだ可能性はあったかもしれませんが、それ以外のアルバムはこれらのアルバムを聴いてから聴くのがいいかなと思っています。

 そういう意味では何の情報もなく不思議な巡り合わせだった気がします。

 これも昭和50年とは思えない程、洗練された曲が多いですね。

 ただ1曲目の軽快なロックミュージックからだんだんトーンダウンし、2曲目も当時としては結構な実験的な感じの曲へと続き、3曲目以降は悲哀に満ちたなんともいえない暗鬱とした曲調のものが多いです。

 これを買ったのが初夏の頃で、なんというか聴いていて体感温度が下がるような涼しげな曲が多いですね。

 小説でいうと太宰治の作品を読んだような感じ(あくまでも個人的な感想ですが)に近いかなと思います。

 おそらく以前プリンスがインタビューで、ジョニ・ミッチェルの曲は色彩が豊かで好きだけど、一方で悲壮感や暗鬱とした曲調のものはあんまり好きじゃない(うろ覚えなので大雑把にこんなようなことを言ったくらいに思って頂けるといいです)と言っていたのは主にこのアルバムのことを指していたんじゃないかと予想しています。

 それでもアルバム全体を通して、曲自体はどれもそれこそ豊かな表現がなされていて、じっくり聴くのにいいかなと思っています。

 他にもおすすめのアルバムはありますが、今回は3作品までにしたいかと思います。

 最後にアルバム以外にもジョニ・ミッチェルについて思うことを書いてみたいと思います。

 最近はiTunesなどで曲を買ったりしてしまいますが、CDを購入すると中には音楽ライターの書評や説明などがあって、ネットのない時代にはその短い文面から貴重な情報を得ていたこともあるかと思います。

 多分そこで読んだと思うのですが、ジョニ・ミッチェルは海外ではミュージシャンズミュージシャンと呼ばれていることもあるらしく、要するにプロのミュージシャンが聴くミュージシャンという意味のようです。

 確かにそれくらい完成度が高い作品が多く、女性という括り方が正しいかどうかはわかりませんが、私は今のところ女性の中では一番の天才だと思っています。

 音楽で天才といえば私はプリンスファンなのでもちろんプリンスだと思うのですが、プリンスの天才というのは個人的には2種類あると思っていて、1つは発想やひらめきであったり(主にアルバムの最初の曲にあるような斬新なもの)、もう1つはたくさんの楽器を演奏する経験から生み出される身体が作る作品(主にハウスクエイクなど頭の中では思いつかなさそうな作品)があると思うのですが、ジョニ・ミッチェルに関してはそれとはまた別の種類の天才だと思っています。

 正直にいうと、ジョニ・ミッチェルがどういうプロセスで曲を作っているのか理解できない感じです。

 どうすればああいう曲が作れるのかよくわからないのです。

 これは想像に過ぎませんが、おそらくジョニ・ミッチェルは自身のアルバムの表紙に自画像を採用していることもあるので、絵も上手で、曲作りも絵画や彫刻のように芸術作品を作るようなプロセスで行われているのではないかと想像しています。

 油絵に絵の具の色を付け加えるように、または彫刻を削り出すように、曲のコンセプトや歌詞を先に作って、それから世界観を合わせるような感じで、試行錯誤しながら制作しているのではないでしょうか。

 あとはカナダ人であるというアイデンティティーもどこか自然との調和を意識している要素の1つかもしれないですね。

 だからこそ独特な感性のものに仕上がるのだと思うし、それがきっと多くのミュージシャンの心を掴んでいるのだと思います。

 現在は闘病中とのでしたが、過去のアルバムを聴きながら、今後の活動再開を願いつつ、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。


※このブログにはコメント欄を設置していません。 

  お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

  いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。

 

不採用になってもその企業を利用するか

| 4.6.17
 ふと思い出したことがあって、十何年も前の話ですが、ある企業の面接を受けに行った時の話です。

 その会社は携帯ショップで、その時に自分が持っていた携帯電話はそのお店で契約したものを使っていました。

 田舎なのでほとんどの人は車を利用しますが、その会社がある場所は立地条件が良さそうで、車のない学生さんや携帯ショップがないくらいもっと地方の方も契約しに来れそうなところだったのです。

 自分が利用した時も特に店員の態度が気になったことはありませんし、むしろ親切な方かなと思っていました。

 ただ面接を受ける際にとても違和感を感じました。

 まず履歴書を郵送か、面接日の前日までに直接そのお店に持って行くかしないといけないのですが、私が職安経由でそこを受けることになったのは面接の前日だったため持参する選択肢しかありませんでした。

 それは全然構わないのですが、急いで履歴書を書いて持って行った時のことです。

 お店の中にはお客さんが一人いて店員も一人で対応していました。

 私は邪魔してはいけないと思って、後ろの方で待っていたのですが、店員から何の用で来たか聞かれたので答えると、お客さんの方を待たせて、面接の時間や用意してきて欲しいものなどを延々と説明し始めました。

 私がそこの従業員ではないので何も言う必要はないのですが、その間にお客さんは待ちくたびれて机の上に寄りかかったまま眠ってしまいました。

 話を聞き終えて、家に帰ってからその会社のホームページを確認すると、お店のブログがありました。

 一応、目を通して明日の面接の時にでも話そうと思って見てみると、一年以上更新されていませんでした。

 そして次の日の朝、面接の時間よりも少し早く到着すると、既に同じく面接に来た人が何人か待っていました。

 しかしお店は閉ざされたままです。

 扉の向こうでは朝礼みたいなのが始まっていました。

 結局それが終わった頃には面接の予定時間を過ぎていました。

 余裕を持ってやってきた人も時間に遅れてやってきた人もみんなお店の前で待っている状態です。

 そこは人通りが多いところなので、通り行く人々には朝早くから何かしらの理由でそこそこの人数の大人を待たせている会社だと見られていたかもしれません。

 雨は降っていませんでしたが、屋根がないため雨が降っていたら傘を差して待っていなければいけなかったと思います。

 そして、やっとお店の扉が開くと、みんな中に通されました。

 特に何の説明もなく、順番が来たら名前を呼ぶので隣のホテルのロビーにある喫茶店に来て下さいということでした。

 その間テレビの前で座ってみんな待たされていたのですが、なぜかビデオデッキに録画してあるサッカーの試合が再生されています。

 名前を呼ばれた人がどんどんいなくなっていき、多分、申し込み順だったと思うのですが私は最後の方だったと思います。

 呼ばれた方はそのままお店には戻らずに帰っていったようです。

 待っている間、私は面接で何を言おうか、こう聞かれたらこう答えようなどと考えていました。

 元々サッカーに興味がなかったためテレビ画面を見ることはそれほどありませんでしたが、この映像に何か関係のあることを質問されてもいけないと思って、たまにちらっと見る程度でした。

 確か世界大会でどっちかがブラジルだったのは覚えています。

 そして私の順番が来ました。

 お店を出て隣のホテルにある喫茶店へと向かいます。

 その面接官は、私が携帯電話を契約した時に何度か対応してくれた方で、そのお店の店長ということがわかりました。

 そこで店長が好きなものを頼んでいいということでしたので私は普通のホットコーヒーを注文しました。

 何を注文したや砂糖を入れるかどうかまで何か用紙に書き込んでいたようでした。

 私がブラックのままコーヒーを飲むと、砂糖やミルクを入れないのかと聞かれたと思いますが、確か私はそれをきっかけに履歴書にも書いてある喫茶店での職歴の話を切り出したような記憶があります。

 他にも車はどこに停めたか聞かれました。

 そのお店の駐車場は車が3台ほどしか停められなかったのを、私がお客さんで来た時に知っていたので、当日はお店から少し遠いところに停めて歩いて来たのですが、どうやら車で来たのに駐車場の有無を確認をしなかったのはいけないことだったようでした。

 直接は言われませんでしたが、溜め息を付いて何かその用紙に書き込んでいたので、きっとマイナスの評価でもされたんだろうと思います。

 それからも面接はいわゆる圧迫面接まではいかないと思いますが、そこそこ横柄な態度で行われていました。

 お客さんの時には優しく見えたけど、それは面接だから仕方ないと思っていました。

 そして面接が終わりの方になり、何か質問はないかと聞かれました。

 そこまで、あの待っている間に見せられていたサッカーの試合には何も触れられていなかったため、これは聞かなければいけないことなのかと思って、どういう意図があったのかを尋ねました。

 すると店長はあそこのスペースには隠しカメラが設置されていて、面接に来ているのにサッカーを食い入るように見ている人がいれば不採用にしているということを言われました。

 普段ならお客さんがいる場所に隠しカメラというのはまあ店舗だから防犯上のこともあるから仕方がない部分もあるかもしれませんが、サッカーを見てたら不採用は意味が分かりませんでした。

 私はおそらく不採用になるほどテレビの画面は見ていないはずですが、これが面接に関係あると思って真剣に見ていた人もいたはずです。

 この時点で私が採用される基準を満たしていたかどうかはわかりませんが、とりあえずサッカーについて聞いたことはポイントになっていたのか、多分その用紙のいい方にチェックを入れていたと思います。

 その用紙に何が書いてあるかは見えないのですが面接官が顔に出るタイプなのかなんとなくわかりそうな感じでした。

 実を言うと若気の至りかもしれませんが、それまで我慢していましたが、サッカーの話を聞いた時点で、ここでは働きたくないなと思ってしまいました。

 その後も何か言いたいことがあれば何でも言ってくれというので、私は履歴書を持って行った時にお客さんを待たせていたことやホームページやブログが一年以上更新されていないことや面接時間の前に到着していたのに時間を過ぎても待たされていたことなどを話して、その店長の様子を伺いました。

 ここで万が一、よく言ってくれたとなれば、採用後にここで働こうと考えました。

 そうでなければ採用されたとしても断ろうと思いました。

 結果はここまでこの文章を読んで来た方の想像通りだと思いますが、ダメだったパターンの方で、面接官は怒り狂い、俺は俺なりに頑張ってるんだぞみたいなよくわからないことを言っていました。

 そこで、もう採用されることはないと思いましたが、万が一、面接後に冷静になって考えればいいことを言っていたと思われたり、他にいい人がいなかったり、採用になった人が断って欠員が出たりすればまだ可能性があるかもしれないので、丁重に採用しないで下さいと伝えて喫茶店を出ました。

 その後、履歴書が送り返されてきてホッとしました。

 その上で、私は今後その携帯ショップを利用することがあるでしょうか。

 そのお店の代表である店長にこれだけのことがあって、他に店がないということがない限りは(なかったとしてもキャリアを変えたと思うけど)、もう二度と行くかという感じになってしまいますよね。

 不採用になってもその企業を利用するか、それくらいのことは考慮して面接は行うべきだと思っています。

 都会だったらそんなことをしなくてもいいかもしれないですが、不採用になったら消費者に戻る訳ですから、面接の時まで企業の裏側を見せる必要はないと思っています。

 で、長々と書きましたが、この話には続きがあります。

 以前に別の記事に少し書いたことがあるのですが、私はその後、不動産屋さんで働くことになりました。

 その時に、その携帯ショップが入っていたビルと隣のホテルがリニューアルされることになったのです。

 あまり詳しく書くと地元の方にわかってしまうかもしれないので、差し支えない程度に少しぼやかしますが、その新しいテナントにはその携帯ショップと別のキャリアが契約を希望してきたのです。

 普通なら前に入っていたままの携帯ショップがそのまま入りそうなものですが、詳細はわかりませんが、そのリニューアルが契約期間が終わってからされたものだと考えられますし、少なくともそのビルのオーナーは私が働いていた会社の上司をとても信頼していて、どっちかを選んで欲しいと言われたそうでした。

 上司はちょっと荷が重いなと思いつつも、なんとなく色んな人に今こういう話があってどっちがいいか迷ってると言ってました。

 もちろん私も聞かれました。

 私はなんと答えたでしょうか。

 素直にその携帯ショップの面接を受けて落ちたことや、ホームページを一年以上更新していないようなところだったというのは伝えました。

 私の意見だけが通ったとは思っていませんが、結果的にそのテナントに入ったのは別のキャリアの携帯ショップでした。

 元々あった携帯ショップは皮肉にも私が面接を受けに行った際に、遠くまで停めにいった駐車場の辺りへ移動して、潰れていたコンビニをリニューアルして再開していましたが、いつの間にかなくなってしまいました。

 これはあまりにもできすぎた話かもしれませんが、もうちょっとちゃんとしてたら今でもあそこにあの携帯ショップがあっても良かったはずです。

 もっといえば、何かの縁で私が採用されていれば私の人生にも影響があったはずの出来事でした。

 不採用になったり、採用されてもその会社を辞めれば消費者の立場になります。

 それでもその企業を利用したいと思ってもらえるようにすることが会社の利益になることは明らかです。

 仕事は厳しいものだとか言い訳にしてないがしろにしてはいけないことだと思うのです。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。



 ※このブログにはコメント欄を設置していません。 

  お手数ですがツイッターアカウントをお持ちの方はこちらまでどうぞ。

  いいねやリツイートやフォローだけでもお気軽に。 

 
 
新しい投稿 前の投稿

WISH LIST

気になったものをリストに入れています。 送ってくれる方はいないとは思いますが念の為に貼っておきます。 プレゼントされた場合は開封動画などを撮影して公開する場合もありますのでご了承下さい。 もし宣伝して欲しいものなどがありましたらご連絡下さい。 WISH LIST
Copyright ©2016-2019 aki080georgia. Powered by Blogger.

Blog Archive

Pages

© Design 1/2 a px. · 2015 · Pattern Template by Simzu · © Content 抽象論