わかりやすい仮観の独自解説
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28.1.17
仏教には三観(さんがん)と呼ばれている三つの物の観方があります。空観(くうがん)、仮観(けがん)、中観(ちゅうがん)、それぞれに深い意味があります。
簡単に言えば、空観と仮観の両方ができていれば中観ということになります。
空観は空っぽで何もないのではなくて、有と無の両方を含んだ上位概念だということを聞いたことがあります。
今回は、個人的に理解するのが難しかった仮観について、自分なりに分かりやすく説明してみようと思います。
とは言っても私はお坊さんではありませんし仏教の専門家でもありませんので、多少ニュアンスが違っていたり厳密には正しくないことを書くかもしれません。
その上、わかりやすく説明するためには色んなものが雑に省かれていることも考慮した上でおおらかな気持ちでお読み頂ければと思います。
まず、仮観というのは文字通り、この世界を仮のものとして観るというのが基本だと思います。
その仮観の反対の意味で実観(じつがん)という言い方を聞いたことがあるのですが、正しい仏教用語かどうかはわかりませんが、説明する上では重要な言葉だと思います。
実観というのは、この世界を実在しているものとして観るということになります。
仮観の理解が難しいと思ったのは、この実観との違いを明確に区別する点にありました。
実観でない物の観方は空観であり、あらためて仮観という概念の独自のイメージがなかなか掴めないという感じです。
では仮観と実願の明確な違いとは何でしょうか。
実際に目の前にある物をただ仮だと思うだけでは何か違う感じがするのです。
その一方で空観だけというのは達磨大使のように世俗的なところから隔絶されて、手足が腐敗しても座禅を組み続けているようなイメージがあります。
空観だけでなく仮観が重要なのは全員が世俗的なところから脱却してしまえば、生活も成り立ちませんし子孫を残すこともなくなり人類が滅亡するという点にありそうです。
わかりやすくいえば、洞窟に篭ってないで仕事しろということではないでしょうか。
この、仕事しろの部分に仮観と実観を分けるヒントがあるような気がします。
仕事を仮のものとして観た場合、それはどのような仕事の仕方を表しているのでしょうか。
突き詰めて考えてみると、それは自分が依頼して自分自身で受注するということではないかと思っています。
自分で仮の仕事を創って、自分でその仕事をこなすのです。
それは自分が好きなことをして、好きなことを観ろということに繋がっていきます。
逆に実観とは他人からやらされている仕事であったり、本当は無理して好きだと思い込んでしている仕事のことです。
空観をしながら自分の本当に好きなことを観る仮観ができていれば中観ということになります。
本当に好きなことを自分自身で仮に設定することによって、好きなものを観ることがこの世界を仮のものとして観るということになるのではないでしょうか。
それなら自分のゴールを設定して、それを達成することが既に仮観になっているので、コーチングなどで言われていることは仏教的にも理に適っているといえます。
こうして正確な仮観ができているならば、お金を稼ぐことも子孫を残すことも、それが煩悩であっても、良い煩悩ということになり、洞窟に篭っている僧侶よりも三観を実践できているといえるかもしれません。
それが個人的にはわかりやすいと思った仮観の独自の説明です。
※後日この記事の補足や続きにもなるような内容のものを書きましたので興味があればこちらも併せてお読み下さい。『イメージすれば叶うは本当か』
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