2017年11月29日、『The Gold Experience』からブログ名を変更しました。同タイトルの電子書籍をKindleで発売中。@aki080georgiaでのツイッターのまとめや書き切れないことなどを記事にしています。ご依頼などありましたらお気軽にご連絡下さい。 2023年2月21日、『1億人と結婚した男』からブログ名を変更しました。

お笑い芸人の謹慎処分は事務所とタレントの問題 [闇営業と反社会勢力との交流は別の話]

| 29.6.19
つい最近、吉本興業所属のお笑い芸人11名と他事務所の2名が謹慎処分を受けるという出来事がありました。

俗にいう事務所を通さない闇営業でギャラを得ただけでなく、それが特殊詐欺のグループのパーティーだったということが問題になったようです。

加えて、同じ吉本に所属しているコンビのお笑い芸人も別の闇営業で、暴力団関係者がいたということで無期限の謹慎になるそうです。

どうでもいいようなことですが、闇営業自体は、事務所とタレントとの問題です。

例えば普通の仕事でも、掛け持ちを禁止している会社に勤めていて、こっそりバイトしているのがバレてしまって、謹慎処分を受けるのと同じことです。

吉本にしてみれば、闇営業を行ったタレントを解雇したいくらいの気持ちでしょう。

しかし、売れている芸人もいますし、あまり売れていない芸人もクビにしてしまうと業界的には変な影響も出そうですし、謹慎程度に済ませたくらいの感じかもしれません。

今回は闇営業先が特殊詐欺や暴力団だったということで、どちらかというと反社会的勢力との交流という部分で何かしらの処分を下さなければ示しがつかなかったのだろうと思います。

しかし、テレビニュースを見ていて、気になったのは、誰もその詐欺グループの個人名などは一切出ていないことです。

ワイドショーでは肝心な部分を報じてくれないので、詳しくは知りませんが、闇営業を発注したオレオレ詐欺の主犯格は逮捕されているという認識でいいんですかね?

その場合は、固有名詞を出して、何年前に詐欺で逮捕された○○容疑者が仕事を依頼したと報じても良いはずです。

闇営業よりもよほどひどいことをしてきたからです。

もし逮捕されていないのだとすれば、なぜその集団が特殊詐欺グループだとわかっていて誰も逮捕されていないのか?という別の問題が生じてしまいます。

反社会勢力との交流があることよりも、反社会勢力そのものがもっと悪いことをしています。

反社会的勢力の、勢力を弱める目的で、反社会勢力との交流を条例で禁止しているのですから、悪いことをした犯罪者たちの名前を出すことだって勢力を弱めるために有効ではないでしょうか。

これって相当おかしいなことではないかと思うんですよね。

反社会的勢力の方は、これからも闇営業をどんどん発注したとしても、名前を出されることもなければ、闇営業を発注したこと自体では罪に問われることは多分ないでしょう。

だったらこれからも闇営業を発注して、その場のお金欲しさに受けてしまったお笑い芸人がいれば、5年経っても謹慎処分になってしまうわけです。

マスコミがもう終わりの終わりになってしまっているのは、意図しているかどうかは別にしても、これからも闇営業が発覚した方がネタになる方向に持ってってますよね。

事実、スリムクラブの件がそんな感じになっています。

人前に出る仕事だからちょっと違うというのは当然あると思います。

それにしても3年から5年前の闇営業によって、今更になって処分されてしまうのはタレント側も理不尽な気持ちがあるでしょう。

悪いことをした時が一番悪いとすれば、その頃は普通にテレビに出ていたのに、5年経過して今は闇営業なんて絶対に受けないくらいピュアな人になっているかもしれないのに処分されてしまうからです。

最初に入江さんを解雇してしまったのが良くなかったと思うところがあります。

それによって、他の芸人たちはギャラをもらっていなかったという虚偽の説明をすることになってしまいました。

もしかしたら入江さんと同様に解雇されてしまうかもしれないと思ったのでしょう。

事実関係をもう少し掘り下げてから処分すべきだったと思います。

あと、島田紳助さんは反社会勢力との私的交流によって芸能界を辞めさせられたかのように、話を蒸し返しているのを聞いたことがありますが、その件は島田さん自身から引退を決断しています。

紳助さんはそれより数年前にも暴力行為で謹慎することがありましたし、復帰してからもマスコミにあることないこと書かれて嫌気が差していたようでした。

その件でも吉本側は謹慎後の復帰を予定していたと思いますが、島田さんの方からうんざりして芸能界を退いたような感じだったと思います。

その頃がちょうど反社会勢力との交流が東京都などの条例で禁止され始めた時期です。

そのため、島田さんの件は条例が制定される前の出来事でしたが、むしろこうした条例ができたという見せしめのように利用されてしまった側面もあったように思います。

そういう意味では、それから何年も経っているのに、反社会勢力の闇営業を行ってしまった芸人たちはより重い処分が下されるべきです。

相手が反社会勢力だったかどうか知らないというのは、気持ちはわかりますがそもそも闇営業をかけてくる時点でちょっと怪しいはずです。

吉本がそういう仕事を正規に受けてしまったら、会社が叩かれたり誰か責任を負うリスクがあるので、所属タレントもそういう面では危機管理が必要になります。

吉本が受けた仕事だったら、タレントは知らなかったで済むこともあるかもしれませんが、闇営業でそれは通用しないという話です。

でも、事務所の取り分などを考えると闇営業を受けたい気持ちはわからなくはありません。

それでもそれは事務所とタレントの契約の問題でもあるので、取り分が納得できないなら他事務所に移籍したり、独立することもできますから、言い訳にしてはいけないことです。

逆にいうと吉本はそれだけの取り分を搾取する一方で、仕事も取ってきてくれることもあります。

それだけ大きな企業になり、業界への影響力が増し、昔の芸人の破天荒さとは相容れないようになってしまったのかもしれません。

闇営業自体を行っているタレントは他にもたくさんいると思うので、今回は反社会的勢力かどうかということでの処分だったと思いますが、ビクビクしている人もいたでしょう。

抑止力にはなっていると思います。

これを書くと、流れ弾みたいになってしまいそうですが、山崎邦正さんも闇営業したことあるって昔テレビで言っていたような気がします。

ものまねのダブルなんとかってコンビがガキの使いか何かのゲストで出ていた時に、若手の頃、一緒に闇営業してた仲だったとか言っていた記憶があるのですが間違っていたらすみません。

処分を受けたタレントの中では、特に宮迫さんは毎週のようにテレビで見ていたので、急に昨日のアメトーークから見られなくなって驚きました。

まだ見ていなかった先週か先々週くらいの松本家の休日を見たら、処分前の宮迫さんが普通に楽しそうにUSJで遊んでいる回だっただけに落差がありすぎます。

宮迫さんはもっと評価されてもいいと思うくらい司会の回し方に無駄がなく上手いと思っているので、昨日のアメトーークでカットされている時はどうなるかと思っていましたが、皮肉なほど番組の編集も上手でしたね。

宮迫さんが映っていないので、違和感はすごくありますが、番組自体はよくできていました。

ネタを書いている芸人と書いていない芸人という企画自体がよくできていたのかもしれません。

ああやって見ると、蛍原さんも普段は結構いいことを言っているのにこれまではカットされていたのかなと思うくらいでした。

さすがにネタを書いている芸人と書いていない芸人の方の出演者の1人でも謹慎でカットせざるを得なかったら成立しなかったかもしれないですね。

CMは自動で飛ばしてくれる機能があるので見ていなかったのですが、スポンサーが降りてしまいほとんどACの宣伝広告になっていたそうです。

そこまで自粛する必要があるとは思えないのですが。

それだったら東日本大震災を報じる時に楽しいねと言ったアナウンサーや笑けてきたとか言った局や、熊本地震の被災地で弁当を買い占めたり、ガソリンスタンドの列に並ばずに給油した番組のスポンサーも降りて欲しいです。

というか、降りるべきでしょう。

下世話なニュースをやっている番組からもスポンサーは撤退して欲しいです。

話が長くなってしまったのでそろそろ終わりにします。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

国民民主党の家賃補助は令和最初の愚策

| 28.6.19
いやー、びっくりしました。

テレビを見ていたらCMで国民民主党が家賃補助を公約に掲げていました。

なんか精神的にダメージを受けてしまいました。

一応、国民民主党のホームページでも確認しました。

住宅ローンには減税があるのに、住居を借りている人に補助がないのはおかしいという理屈なのだそうです。

あきれてしまいます。

民主党時代には(自民党の議席を)3分の2取らせないみたいな、もうそれ政党として何を目標にしているかさえ言わない揚げ足取りばかりでひどかったものです。

が、それらしい独自の政策を打ち出したらこれが論外すぎて悲しくなってきます。

これじゃあ自民党に何の文句も言えないですよ。

ちょっとずつ自分なりにあり得ないと思う点について書いていきたいと思います。

まず住宅ローンは金融機関への返済ですから、家賃とは性質が全く異なるものです。

家賃を補助するということは、大家さんが助かるわけです。

日本の土地は日本人でなくても取得することが可能ですから、補助された家賃が国外に流れることもあります。

そうでなくても大家さんを儲けさせて何になるんですか?

大家さんの全てが金持ちではありませんが、不動産を所有していて貸すことができるくらいの富があります。

つまり金持ちを優遇している政策なんですよね。

具体的な家賃補助の条件や金額については載っていなかったか、見つけることができなかったのでわかりませんが、場合によっては家を買おうとしている人が借家の方がいいという選択をしてしまう可能性があります。

土地の売買が低迷すれば、景気は良くなりません。

昔からの地主が賃料を取り逃がさなくなるだけです。

そしたら大家さんはまた別の土地を買うのかもしれませんが。

まず持ち家にするか賃貸にするかの選択は自由であるべきです。

お金持ちでも賃貸の方がいいという場合もあるでしょう。

どちらかといえば、家を買いたいのに手が届かない人を助けるべきで、せめてどんな仕事でも30年以上働いたら家を建てられるくらいの世の中になる方がいいと思います。

派遣やアルバイトでも一生懸命に頑張れば、家が買えるようになって欲しいと個人的には思っています。

家賃の補助って。。。

国民民主党の本人か関係者に大家さんがいて、家賃が未納の人がいて困っているだけなんじゃないでしょうか。。。

いや仮に1人でも国民民主党の党員や友達に大家さんがいるとすれば、それはあなたがたが安倍首相を追求し続けた忖度ではないですか。。。

溜め息が出てしまいます。

家賃補助をいうくらいならベーシックインカムを導入した方がいいと思います。

家賃が補助の対象になれば絶対ややこしいことが起きます。

例えば私の実家では市の土地を借りているので、家賃は発生していませんが借地代が発生しています。

その場合に家賃じゃないから補助の対象外となれば、引っ越した方がいい状況も起こり得ます。

逆に借地代しか払っていないのに、家賃相当額の補助を受けられる場合は、普通にアパートやマンションを借りている人が損です。

少し考えただけでもめちゃくちゃ不公平になりそうなのがわかります。

これを税金で賄おうとしているなんて、信じられない発想です。

もう一度いいますが、得するのは大家さんです。

大家さんが反社会勢力かどうか確認するすべもありません。

不動産業界にしてみても、少子化などでアパマンの経営が厳しい中で、実力で勝ち残っているような優秀な業者にしてみてもこれまでの努力が馬鹿馬鹿しく思われるかもしれません。

もし家賃補助が実現すれば、補助の対象になっている人を確実に入居させるようになるでしょう。

最初のうちはキャンペーンなどを行って、入居者の取り合いになります。

家賃の補助を受けられないけど家を借りたい人にとっては、審査などが厳しくなり、怪しい保証人代行会社などを通さないと契約できなくなり、むしろ弱者を見捨てるような政策になり得ます。

また、入居者を取り逃した大家さんはアパートに誰も住んでないとかになって、破産したり手放すこともあるでしょう。

一体、誰のための何の政策なのか、ここまで一瞬でひどすぎると思った政策はこれまでにないくらいです。

国民民主党の家賃補助は令和最初の愚策です。

来年1万円札の顔になる渋沢栄一だったら絶対にやらなかったでしょう。

こんなにひどい政策をわざわざ莫大な宣伝費をかけてテレビCMで流して恥ずかしくないのでしょうか?

あと、話は少しそれますが、安倍首相が加計学園の件で、当時の民主党で今の国民民主党代表の玉木雄一郎さんが厳しく追求していました。

ところが、加計学園で問題になった獣医師の学会には玉木さんの父と兄が所属していて、獣医師であることはあまり知られていません。

安倍さんが友人に忖度したというのなら、玉木さんは親兄弟に忖度しているといえるような状況です。

それがネット上では割と炎上気味になり、玉木さん自身が弁解するブログ記事を更新していたのを見たことがあります。

あくまでもざっくりと読んだ印象ですが、要するに玉木さんは自分の親や兄弟が獣医師学会に所属しているけど、寄付はそんなにもらっていないし、そのこととは関係なく追求しているみたいな内容だったと思います。

じゃあそれって、安倍さんと加計学園の理事長が友達だけどそれとは関係なく獣医学部の設置を認可させた、といえば玉木さんは納得するんですか?

という話です。

当時これに近い内容で、玉木さんのツイッターに質問したことがあります。

すると、本人か関係者の裏アカウントなのか、証拠はありませんが変なアカウントに粘着されて何度か反論したら返事が来なくなったことがありました。

経済政策に関していえば、まだ民主党政権だった時の方がまともだったと思います。

あの頃は円高になりましたが、海外のものが安く買えたので個人的にはその時の方が良かったと思っています。

一方で、今の国民民主党の家賃補助は経済政策としても愚策でしょう。

もしかすると、大家さんだけの話ではなくて、日本人以外でも家賃補助の対象になるのでしょうか。

このようなことは党内の会議で却下されていないとおかしい性質のものです。

年号が令和になる前、変な元号にならないか心配していた時のように、国民民主党の家賃補助が実施されないことを願いたいです。

というか、素人のこのブログでさえ、どうやったら野党が勝つかとか、その方法とかも記事にしたことがあるのですが、そこまでひどい政策は思い付きませんでした。

やっぱり民主党(の流れを汲む政党)は本当は与党になりたくなくて、そこそこの党員を確保して政党助成金や歳費をもらうための営利団体なんでしょうかね。

そんなようなことも数年前に記事にしたことがあります。

いずれにしても、あきれるというか、あきれるのさらに先を突き進む国民民主党には期待できないどころか、日本のどこかで本当に国のことを考えているけど金銭的な理由などで政治家に立候補できないような人を発掘して党を明け渡して欲しいです。

今回は愚痴みたいな感じにもなってしまってすみませんでした。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

維新に失望した話 [野党総崩れ、元農水省事務次官の件など]

| 19.6.19
久し振りに政治の話をしたいと思います。

来月には参院選があり期間中は、個別の政党の話は少し控えたいので、今のうちに書いておこうという感じです。

基本的に自分は左翼でも右翼でもないと思っていますが、民主党はやばいと思っていて左派的な人の考えには共感できず、どちらかといえば消去法的に保守の方の肩を持つみたいなことがあります。

そういう面では積極的に自民党を支持したことはないのですが、今の野党よりはマシだと思っています。

そんな中で、野党で唯一、期待するように見守っていたのが維新の会です。

ところが今年に入ってあまりいい印象がなく、それどころか失望することが何度かあり、その分を取り返せていないので、個人的には野党が総崩れになっている状態です。

なぜそうなったのか?私なりに思い出しながら書いていきます。

まずは丸山議員(維新は離党したがまだ議員なので)の北方領土を戦争で取り返す発言です。

私は北海道に住んでいるので、この件は確かその発言があってすぐの夕方のローカル番組で、全国ニュースで取り上げるよりも先に報じられていたと思います。

偶然ローカル番組のクオカードプレゼントみたいなのに応募しようかと思って、見ていたのでツイッター上でも道民の反応が早かったです。

どうでもいいですがクオカードは当選者がいないと次の日に繰り越される仕組みで、それから何日かローカルニュースをたまたまチェックすることになりました。

全国ニュースのインタビューでは割と大人の対応をしていた、元島民の方がローカルニュースではもっと感情的に辛辣な発言をしていたのを見かけることもありました。

これ自体はとんでもない発言なので、擁護することはできませんが、個人的に失望したのはマスコミに餌を与える形になってしまったことです。

わざわざロシアの政治家に、この発言をどう思うか質問したり、丸山議員が発言を撤回して謝罪し離党してもまだまだ加熱した報道が収まることはありませんでした。

ロシアの議員に質問したら怒るのは当然です。

読売テレビやテレビ朝日は、数年前のプーチン大統領の来日前にも独占インタビューだとかで、北方領土は日本の領土だと思うか?について質問しています。

これは丸山議員の戦争発言と同等かそれ以上の日本の国益に反する質問です。

どう考えたって、その質問をされたプーチン大統領が、北方領土は日本の国土だと答えるはずがありません。

公の発言として、プーチン大統領に北方領土はロシア領であるという発言をさせてしまうことが愚かで日本の国益に反しています。

こんなことがわからないようではマスコミに国外の政治家へインタビューさせること自体が危険といわざるを得ません。

しかしマスコミに禁止させることは報道の自由を担保するためにできないでしょうから、制限することもできません。

将棋で例えたら一手先すら読めずにルールすら知らずに適当な手を差してしまうようなものですから丸山議員もひどいですがマスコミももっと気を付けてもらいたいと思います。

そして、発言を取り消して謝罪し、離党しても騒動が収まらなすぎる件も別の角度で懸念しながら見ていました。

確かに丸山議員は、即刻議員を辞めるべきですが、辞めるかどうかを強要すべきではないと考えています。

国民から選ばれているので、戦争がダメだという考えがあるとすれば戦争をするという考えがあっても、それは自由だからです。

もし丸山議員がこのまま議員を続けていたとしても次の選挙で落ちればそれが民意ですから、辞めることを強要する必要はありません。

辞職を勧告するのは当然だと思いますが、辞職を強要すべき論調は間違っていると思います。

どこの選挙区かすら知りませんが、万が一、戦争で北方領土を取り返すべきと考えている人が多かった場合は当選して堂々と主張する義務があるからです。

そんな考えの人物だったら投票しなかったとか、税金がもったいないとか色々な考えがあるでしょうが、数年前に民主党の党首だった蓮舫議員が二重国籍のまま議員どころか党首に居座り続けたことを忘れてはいけません。

最終的には自らの対応の不備を差別にまで置き換えて開き直った蓮舫議員はまだ議員を続けています。

あと北海道のローカルニュースを見ていると、まだ最近でも色々な地方の議会で、この丸山議員の発言を抗議する旨の採決が行われており議会を通過している状況です。

しつこいようですが本人が発言を撤回し謝罪し離党しているのに、これ以上の抗議をして何になるのか意味がよくわかりません。

それは維新の会の対応も同じです。

以前から問題を起こしていた議員であることを把握していたなら北方領土へ行く際には十分に気を付けるべきでした。

あの発言があってから辞めろと言っても遅すぎます。

先に辞めさせていればそういう発言はなく、維新の会のイメージが損なわれることを防ぐことができました。

うちの議員じゃありませんから、みたいな感じで批判しても無駄どころか、むしろ無責任という印象を受けます。

あの発言をした時は維新の党に所属している訳ですから、他人事にはせずに、しっかりと反省の意を示して党としてもまずは謝罪すべきだったと思います。

その上で、これ以上に維新の会に失望してしまったのが、橋下徹さんの発言です。

これは北方領土の件とは全く違う話です。

現在、橋下徹さんは政治家ではなく維新の会でもないようですが、ここでは一応イメージとして維新の会に関わる人物として考えています。

先月、農水省元事務次官が自らの息子を刺殺するという事件がありました。

その事件に関して、自分も同じ立場だったら我が子を殺害したと思うという趣旨の発言をツイッターでしていました。

この事件自体、なぜか殺された息子の方が悪者かのような風潮で報じられているところがありました。

さすがにどんな理由であっても殺人を肯定する発言はすべきではないと思います。

政治に携わり影響力が大きい人物なら尚更のことです。

この事件について思うところもありますので、その話もしたいと思います。

殺された息子さんがプレイしていたオンラインゲームは私も長年プレイしています。

以前から悪い意味でも目立つ存在だった側面があるため、この人のツイッターを一年ほど前から見る機会がありました。

報道で言われていることは同じゲームをプレイしている立場からいうと嘘や誤解も多いですがそこには触れないことにします。

事件で気になったのは、息子が近所の小学校の運動会がうるさいということで、父親と口論になっていたことです。

事件後の報道などでは、この時に父親が先日起きた引きこもり男性による無差別殺傷事件のようなことがあってはならないというという理由で息子を殺害したかのように伝えられています。

ここからは独断と偏見に基づく素人のプロファイリングです。

親のすねをかじり続けた長男は、むしろその無差別殺傷事件を父親に想起させることで、お金をせしめようとしていたのではないでしょうか。

しかし、その目論みは大失敗に終わり、命を落とすことになったのかもしれません。

詳しいことは知りませんが、息子は引きこもりではあったようですが実家で暮らすようになったのは殺されるひと月ほど前です。

長男は少年期の頃から母親や父親に暴力をふるっていたと言われており、なぜこのタイミングで実家に戻ることになったのか疑問が残ります。

長男は不動産や駐車場などの収入でこれまで実家を離れても暮らせていたはずなのに、なぜ実家に戻ることになったのでしょうか。

元事務次官である父親がこの殺害を計画していた可能性はないのでしょうか。

もし仮に自分が妻より先に亡くなってしまったら、残された妻は長男に暴力をふるわれてしまう、などのことは考えていたのではないでしょうか。

この事件が単純に働いていない引きこもりの中年男性が無差別事件を起こすかもしれないから父親が防止するために殺害した、という絵が描かれていることに違和感を感じていました。

殺人は決して肯定されるべきではないと思いますが、無差別殺傷事件を起こすのではないか、というのはむしろそれらしい理由かのように利用されてしまった感じもします。

父親は何かきっかけがあれば、自分自身や妻を守るために息子を殺害しようと以前から考えていたような気がしてなりません。

運動会がうるさいからといって、刃物を持って家を飛び出そうとしているなら別ですが、長男はゲームをプレイしていたのでまず外出することもなかったでしょう。

長男がゲーム中に殺害された可能性は大きいと思います。

その長男が操作していたゲームのキャラクターが殺害後もゲームの中に居続けていたからです。

殺人は夕方くらいに起きていますから、もう運動会は終わっているかそろそろ終わる頃なので、あと少し待てば小学校を襲撃しなかったこともわかったはずです。

運動会は多分その日だけでしょう。

うるさいと口論になった時に過激なことは言ったかもしれませんが、そのあとは部屋でゲームをしています。

逆にこの機会を逃してしまうと、息子が小学校へ行き無差別に小学生を殺傷するかもしれないからという理由をいえなくなってしまうと思ったのではないかという気がします。

日常的な暴力や積年の恨みなどが犯行の動機になっている可能性は十分にあると思いますが、自らの元事務次官としてのキャリアにより大きく報じられることも見据えた上での計画的な犯行だったと考えることもできます。

別に息子さんとは知り合いでもないし、人として酷い部類に入ると思いますが、この事件についてはやはり父親が殺人を犯しているということになり、息子は被害者です。

裕福であるならば、息子さんをカウンセラーに出したり、色んなところで相談してもらうこともできたでしょう。

それぞれの家庭の事情がありますから一概に決めつけることはできませんが、この事件に関しては少しの歯車のズレで回避できたのではないかと思うと何か痛ましいように思います。

話がそれてしまいましたが、大雑把なマスコミの報道を真に受けて、自分も同じ立場だったそうしていたかも、という橋下氏の発言には失望し、維新の会にも失望する原因になりました。

橋下さんについては、あまり言及することがなかったのですが、政治家の中では常に気にかけていて、ひっそりと支持していた側面があります。

まず読売テレビのたかじんのそこまで言って委員会のレギュラーだったこと。

私が見始めた頃には既に立候補した後だったので番組で見かけることはありませんでした。

もう10年以上は同番組を見続けていますが、最近はそろそろ見るのもやめようかなと思い始めています。

今レギュラーで出ている明治天皇の玄孫のタレントが面白くないのと、たかじんさんも三宅先生ももういないこと、番組名がそこまで言って委員会NPになってからまともな司会進行をしていた渡辺真理さんが辞めてしまったことなどの理由です。

一番大きな理由は、番組を一番楽しく見ていた頃にレギュラーだった勝谷誠彦さんが亡くなっているのに、番組内で何もお悔やみのコメントがなかったことです。

北海道ではファイターズ関連で番組が放送されない回がたまにあるので、見ていない時にあった場合はすみません。

勝谷さんはおそらく小沢一郎の支持を表明したことをきっかけに番組を干されるような形で辞めることになったと思うのですが、番組には大きく貢献した出演者の1人だったと思います。

揉めたのは仕方ないですが、亡くなった際にはそこは番組としては大人の対応で、勝谷さんの追悼番組をして欲しかったと思います。

ブログがたまにしか更新できないので、また話がそれてしまってすみません。

橋下さんの話に戻ると、知事になってから従軍慰安婦に関連した発言で大炎上した時も、一般的な理解は得られないとは思いましたがそれでも応援し続けていました。

維新の会で安倍総理を首相指名してしまった時も、あれはダメ元でも自分の党の人を指名するべきものなのに、何にもわかってないなと思いましたがそれでも応援し続けました。

橋下さんとアナウンサーの羽鳥さんとの番組で、脳機能学者の苫米地英人さんが出てタイマンで討論する企画があった時も、日本に本格的なディベートを持ち込んだ苫米地さんがフェアに討論しているのに、めちゃくちゃな突っかかりで強引に論破したことにしたくだりの時も残念に思いましたが、それでも応援し続けていました。

不倫が発覚して相手にコスプレさせていたこともバレてしまった時は、意外と炎上しなくて済んだのですが、あれはもう少し炎上すべきだったのかなと思います。

とにかく色々なものが積み重なって、今回の件で諦めが付いたような感じです。

アンチになるとかではありませんが、もう応援することもないのかなと思うようになりました。

もう野党には応援する党がなくなってしまい、自民党だっていいとは思っていない状況が続くことになります。

突然ですが、マスコミやツイッターなどは何のためにあるんでしょうかね。

人を蹴落としたり自らの発言で自滅したり、こんなことがこの先も続いていくのでしょうか。

そんなことをしみじみと地方の田舎で思いながらこの辺で終わりたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

ビートたけしさんと『アウトサイダー』の話

| 5.6.19
ふと昔に読んだ本のことを思い出しました。

ビートたけしさんが出演しているテレビ朝日のTVタックルが月曜日の夜9時から放送されていた頃です。

今から20年前以上は前です。

番組の終わりの方で、ちょっとしたミニコーナーがその回にはありました。

作家の井上ひさしさんがこれまで読んできた本について書かれた著書が発売されるということで、レギュラー陣が今まで読んだ本の中で特に話したいものを一冊選ぶという感じでした。

ちなみに井上ひさしさんはひょっこりひょうたん島の脚本などでも知られていて、たけしさんとは同じストリップ劇場にいたことがあります。

ダンスショーの合間にコントをする時間があったそうで、その脚本などを執筆していたそうです。

その番組で取り上げられていた井上ひさしさんの本も読んだことがあります(あとでアマゾンリンクを貼るかもしれません)。

そのミニコーナーでたけしさんが選んだのがコリンウィルソン著『アウトサイダー』です。

理系の学部に進学していたたけしさんがあえて読んでみたかったようで、読んでみたけど内容がよく理解できなかったと言っていました。

たけしさんが読んでいた頃のアウトサイダーは絶版になっていて、番組で探すのが大変だったという情報もありました。

私はそれを見て、あのたけしさんが難しいと言っているのでよほど難しい本なんだろうなと思いました。

読んでみたいとは思いましたが入手困難ということで諦めていました。

田舎に住んでましたしネットもない時代です。

それが高校の帰り道に、田舎なので電車の本数があまりなくて、時間が空いてしまい今はない寂れたデパートの地下に一時的に間借りしているような小さな古本屋で全く同じ表紙の本を見つけました。



この表紙ですね。

書き忘れていましたがその頃は高校生でした。

値段は確か1000円くらいだったと思いますが、テレビで貴重なものと聞いていたので少ない小遣いから捻出して購入しました。

こんなことを書くと身元がバレる可能性がほんの僅かあるかもしれませんが、それからは学校の授業中にアウトサイダーを読むこともありました。

そんな高校生がいたんですね。

アウトサイダーの内容をざっくりと説明しますと、まずアウトサイダーというのはそういう教育を受けていないのに洞察力がある程度の高いところに達している人みたいな感じでしょうか。

様々な文豪や哲学者や舞踏家などについての評論文です。

罪と罰のドストエフスキーやロシアの舞踏家のニジンスキーのことなどが書いてあったと思います。

チャップリンが楽屋でバーナード・ショーの本を読んでいたとか、ダンテの神曲の考察や詩人のウィリアム・ブレイクや他にも様々な人物について語られているので、その後の本を読むのに参考になりました。

実存主義などの哲学の考察もあり、全てを理解することはできませんでした。

そもそも文字が古くて、骨へんに肉と書いて[体]だったりして、読んでいる途中で気が付くこともあったくらいでした。

著者のコリンウィルソンについては、中学卒業後は進学せずに、図書館に通って25歳でアウトサイダーを執筆しました。

自身が既にアウトサイダーみたいなものですね。

その後、友人の1人に何を読んでいるか聞かれて、アウトサイダーについて少し語ったら、文庫では今の漢字になっているのが出ているらしく、見せてもらったことがありますが、全く何が面白いのかわからないと言われてしまいました。

こうした経緯から世代ではないのですが、アウトサイダーを読み、そこから関連した本もいくつか読んだり、コリンウィルソンの書籍も何冊か読みました。

奇跡的に図書館の顧問の先生の趣味なのか、学校の図書室にコリンウィルソンについてまとめられた分厚い6000円以上はした新しい本が置いてあって、私が初めて借りたと思います。

コリンウィルソンが書いた小説があるようなのでいつか読んでみたいと思いながら、全く読んでいませんでした。

機会があれば読みたいとまだ思っています。

たけしさんがテレビで語っていなかったら、私の読書人生は大きく異なっていたと思います。

誤解を恐れずに言うと、コリンウィルソンの本は今の感覚でいうと漫画のハンターハンターを読んでいる時の感じに近いです。

人間の可能性を広げてくれるような洞察力のある言葉を読んでいると、漫画でものすごい強いやつが歯が立たなかったものすごい強いやつを倒すみたいな脳の快楽物質が出ている時のようです。

翻訳が良かった側面もあると思います。

また時間がある時にアマゾンのリンクをちょくちょく追加するかもしれません。

『オカルト』というその名の通りオカルトを扱った分厚い本もありますが、今だと解明されているものも随分ありそうです。

確かあれに載っていた(と思う)霊能力者の姉妹はかなり後になって告白していて、姉妹のどちらかがどこかの骨の部分を器用に鳴らすことができたらしく、それを霊現象らしくしたとかだったと思います。

脳科学や心理学の発展により、今では玉石混合の情報になってしまったかもしれませんがその時代の背景を思い浮かべながら読んでみるのも良さそうです。

アウトサイダーといえば、前田日明さんと脳機能学者の苫米地英人さんが開催していた不良の格闘技のイメージもありますが、個人的にはその前から読んでいるコリンウィルソンのアウトサイダーです。

話がそれますがユーチューバーのシバターも格闘技のアウトサイダーには出ていたようですね。

学生時代のたけしさんがどういう気持ちでアウトサイダーを読んでいたのか想像してみるとなんだか感慨深いものがあります。

この辺で終わりにします。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
新しい投稿 前の投稿

WISH LIST

気になったものをリストに入れています。 送ってくれる方はいないとは思いますが念の為に貼っておきます。 プレゼントされた場合は開封動画などを撮影して公開する場合もありますのでご了承下さい。 もし宣伝して欲しいものなどがありましたらご連絡下さい。 WISH LIST
Copyright ©2016-2019 aki080georgia. Powered by Blogger.

Blog Archive

Pages

© Design 1/2 a px. · 2015 · Pattern Template by Simzu · © Content 抽象論