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矮小化する日本のメディア

| 11.6.23

月に1回なんとか更新しているブログで、今月はこれから忙しくなってしまいそうなので更新できるうちにと思って、これを書いています。


もう少しじっくり書きたい内容のものもあるので、更新できそうだったら今月中に書きますが、無理そうだったら来月以降になります。


さて、とっくに終わっているかもしれない日本のメディアですが、NHKを始めとして2023年3~5月の超過死亡を伝え始めました。


わざわざ超過死亡が増えなかった時期を扱って、超過死亡なしと報じています。


逆にいえば、ここ2年ほど戦後最大で、東日本大震災の時よりも多くなった超過死亡については、日本のメディアは把握していながら故意に伝えなかったのでしょう。


日本の報道には自由がなく、伝える内容や方向性がどこかで決められているかのようです。


きっとコロナ禍が始まった頃のPCR検査をとにかく増やせのごり押しもそうだったのでしょう。


去年の今頃、ある自治体が間違えてコロナの給付金4630万円を1人の若者の口座にまとめて振り込んでしまい、返却に応じなかったことから、メディアを巻き込んで大騒動になりました。


しかし今年になって、PCR検査の補助金の不正が何十億円も発覚してもメディアでは伝えず、その会社や経営者をカメラが追いかけるようなこともしていません。


真実を追求する姿勢はなく、利害関係に甘んじて日本の国益を損なっているのが今のメディアです。


話題は少し変わって、急に些細な出来事になりますが、ガーシー容疑者の逮捕がありました。


暴露系ユーチューバーとして去年から人気になっていたものの、おそらく楽天の社長や官房副長官の暴露をするようになった辺りから圧力がかかり、Youtubeのチャンネルやツイッターアカウントがバンされてしまいました。


参議院議員に当選するも帰国できない事情があり、議員を辞任させられてしまいました。


特にガーシーさんに厳しいメディアの1つにTBSがあります。


その理由はおそらく当時の社運を賭けたTBSのドラマに主演していた俳優への暴露があり、ガーシーさんがドラマの中止などを迫ったからでしょう。


TBSは自社で多額のお金を掛けたコンテンツを邪魔しようとする者には平気で圧力をかけます。


それはどこの会社でもそうだろうと思われるかもしれませんが、ちょっと異常なくらいです。


かつては亀田兄弟のボクシングの試合の放映権をTBSが持っていた時などは、亀田選手があり得ないような反則行為をしてもそれをTBSの番組で咎めることができないような空気に包まれていました。


同局のニュース23やひるおびなどで東京オリンピックの開催に反対するような報道を続けていても、いざオリンピックが始まれば、これらの番組の放送時間は短縮され、その短い放送時間の中でもスポーツ番組に変わったのか、というくらいオリンピックの話題しか伝えていませんでした。


最近だとワールドベースボールクラシックでもひるおびは野球番組になったんじゃないかというくらい野球のことや大谷選手のことしか伝えていませんでした。


もう一つ驚いたのはダウンタウンの浜田さんの不倫報道に対する対応です。


TBSでは浜田さんが司会をしているゴールデン番組が週に2つあります。


その他にダウンタウンとして出演している番組もあります。


他の芸人さんなら自粛などを余儀なくされている時代に、浜田さんはノーダメージで活動を続けています。


アンジャッシュさんの渡部さんが王様のブランチを自ら辞める形になったとしても実質的にクビになり、 この番組ではその年末最後の放送で渡部さんの顔を模した風船が破壊されるという陰気な演出がありましたが、数年たった今でもTBSには復帰できていません。


他にもキリがありませんが、先月TBSのアナウンサーがゲーム実況をしているYoutubeチャンネルではTBSの局員の設定ミスで、ある世界的に有名なゲームをTBSが権利化してしまい、世界中の動画配信者に迷惑をかけたのですが、ツイッターで日本語で軽く謝っただけで終わっています。


で、浜田さんの不倫騒動に話を戻すと、相方の松本さんが不倫ネタで何度かいじったものの、TBSだけではありませんが浜田さんがノーダメージだったことにより、むしろ松本さんを悩ませた部分があったのではないかと考えています。


松本さんはフジテレビのワイドナショーにレギュラー出演されていて、ここ何年かは探偵ナイトスクープとの収録時間との重なりから隔週での出演になっていましたが、ついには番組自体を降りる形になりました。


過去に松本さんはワイドナショーで、正義感からか近藤真彦さんの不倫をメディアがほとんど触れていないことはおかしいと発言していて、その後から報じられるようになってきて、結果的に近藤さんが活動を自粛することになったという経緯があります。


その後に相方の浜田さんの不倫ニュースがあり、松本さんがいくら浜田さんをいじっても自粛などがありませんでしたから、きっちりしたい松本さんとしてはワイドナショーを辞めることがある意味では責任を取る1つの方法だったのではないかと勝手に思っています。


こういう書き方をすると誤解されるかもしれないですが、私はダウンタウンを尊敬していますし、特に松本さんの本やラジオ(放送室)などは全て読んだり聞いたりしてきたので、本当は書きたくなかったくらいなのです。


その後、アマゾンプライムのコンテンツで有名なドキュメンタルという松本さんの番組に近藤さんを招待したのもその一環だったのではないかと思っています。


これらのことを勘案すると、今の日本のメディアに平等はありません。


ずっと前からそうでしたし、今後もずっとそうかもしれません。


人によってはテレビに出られなくなったり、多額の違約金を請求されるようなことでも、自社の利益にとって損害が大きければ、そんな出来事がなかったかのようになります。


ついでにいえば、同じTBSのラヴィット!での韓国ロケで迷惑行為をした芸人さんも、そのロケの前に収録していたのか、まだ炎上が終わっていないその2~3週間後に浜田さんの番組に普通に出ていました。


一般人の回転寿司店での迷惑行為をあれだけ責め続けた日本のメディアが、撮り直しなどが大変だからとそのまま迷惑行為をしたタレントをテレビに出しているのですから、ここにも平等はありません。


そして、今回ここまで書いた事柄について、それを見た視聴者が騒いだり、メディア批判するということも一部を除いて、ほとんど見受けられません。


テレビそのものに興味がなかったり、見ていない人も多いからというのもあるでしょう。


しかし、ふと少し昔のことを思い出しました。


北海道では日本テレビ系列のSTVラジオが人気です。


もう亡くなられてしまったのですが、日高晤郎さんという北海道ではローカルタレントの元祖のような方がいて、毎週土曜日には朝から晩まで生放送の番組が複数あって、一日中それが連続で放送されていました。


24時間テレビの約半日版が毎週ラジオで流れているような感覚です。


それが北海道の主にご年配層に異常なほどの人気で、かなり毒舌なトークだったのですが、土曜日にどこか食べに行くと、地元の方たちが日高晤郎がこんなひどいことを言っていたとかそういう話で持ち切りだったのです。


私も家で親がラジオを聴いていたのが、たまに耳に入ってきたことが何度もあります。


ある時は札幌のスタジオから「オバマさんよ~。」とアメリカの大統領を批判していました。


またある時は著名な歴史小説の作家が新刊を出したということで、レビューしているのですが、表紙にその時代には存在しなかったものが描かれていると長々と批判していて、ラジオなので言葉で言われてもピンと来ないのですが、本の内容よりもそっちの話ばかりしていました。


ここで何が伝えたいかというと、もう日本のメディアは終わったどころではなく、存在そのものが矮小化してしまったのではないかということです(超過死亡の問題などを矮小化して伝えているという意味もありますが)。


札幌のスタジオで北海道にしか流れないラジオ番組(今ではradikoなどもありますが)の中で、日本人が日本語でアメリカの大統領を批判したところで、何の意味もありません。


そのように日本のテレビなどでも利害関係を守って真実を追求しようとしないメディアが何を伝えようとも意味がないのです。


ごく一部の年配の方だけが喜んだり、それが事実であるかのように錯覚するだけです。


岸田総理が爆弾テロに遭遇しても、未遂だったからというのもあるかもしれませんが、NHKではお昼のニュースで伝えて、午後1時過ぎには大河ドラマの再放送、午後2時には他のNHKのドラマに主演している女優がゲストの生放送のトーク番組が流れ、再び爆弾テロについて伝えたのは午後3時過ぎです。


国民から受信料を取っている公共放送のNHKでさえ、現役の総理大臣にテロ行為があってもその程度の扱いなのは大問題ですが、同じ頃(奇遇にもその事件が起こったのは土曜日ですが)、札幌のスタジオでは日高晤郎さんの後を引き継いだSTVのアナウンサーのラジオ番組が流れていて、おそらく事件のことにはそれほど触れずに通常通りの放送をしていたでしょう。


そういう意味ではNHKという日本の大きなメディアでさえ、地方のラジオと同じくらいの規模に矮小化されているということです。


本来なら会社の規模から考えれば、NHKはもっとちゃんとした情報を伝えなくてはいけないのですが、歯止めなく堕落や腐敗が進んでしまった結果、地方のラジオ局のように矮小化してしまったのです。


NHKの報道番組では若いリポーターがため口で明らかに年上の一般人に話しかけているのを何度も見かけましたし、漢字が読めなかったり、都道府県名を間違えていることもあります。


予算がたくさんあるのに今のNHKを含む、民放各社も地方のラジオ番組くらいの能力なのです。


高級なレストランに行ったら、建物同士がチェーン店と繋がっていて、従業員が隣の建物からチェーン店の制服を着たまま接客するような感覚です。


となれば、特にNHKの莫大な予算はどこに消えてしまっているのでしょうか。


民放は不動産が主な収入源らしいですが、その利益やスポンサー料はどこに消えてしまっているのでしょうか。


このまま巨大なメディアが潰れてしまった時に、誰かが買うのでしょうか。


すでに日本のメディアは終わっているので、目の前にあるメディアは冥府のような存在なのかもしれません。


最後まで読んで頂きありがとうございます。

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