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いわゆる2024年問題を解決するには

| 24.4.24

月に1回なんとか更新しているブログですが、ちょっと今回は例外的にXでポストするには長くなりそうだったのでブログに書くことにしました。これで今月2回目になります。 

いわゆる2024年問題というのがありますね。運送業などで人手不足になり、荷物の運搬が困難になっていきます。すでに2024年ですがこれからもこの傾向は悪い方に進んでいきそうです。

先日、NHKのクローズアップ現代を見ていたら、この問題を取り上げていたのですが、どうも受信料を強制的に取ってばかりで、商売している感覚がないからなのか、まるで見当違いの指摘をしていました。

クローズアップ現代では例として、北海道で獲れた海苔がお店で販売されているおにぎりになって提供されるまでにトラックで20回運搬されることになり、それが非効率だというのです。

ではNHKが指摘しているように、運搬の回数を極力減らすとすれば、どうなるでしょうか?

都市部に海苔の養殖場や田んぼを作り、具になる鮭も養殖し、梅の木を植林し、それらの加工工場も近くに隣接し、それら全てがトラックで運搬しなくてもいい範囲で一ヶ所に集中していれば運搬の回数やコストを下げることができます。

その場合はおにぎりが一個3000円とかになってるかもしれないですが。

そんなことを年に5000億円以上ももらっている高待遇のNHK職員が考えていること自体がコスパが悪すぎます。

自分も素人ではあるのですが、これよりは絶対にマシで現実的な方法を考えていたのでそれについて書きます。

本来は業者間での輸送と、個人の消費者が利用する配達(ネットショッピングや個人間売買や贈答など)をとりあえず分けて、個人の方の送料を大幅に値上げすべきです。

時間指定はオプションで別料金にしたり、基本的には置き配のみ対応し、もっと言えば営業所留めを通常料金にして、家までの宅配は料金が数倍になるとかでもいいのです。コンビニの運送網を活用して、今でもありますがコンビニに荷物を送って取りに行くサービスもより上手く利用されるべきだと思います。

どうやら業界的に値上げをしたくないのか、何か利権が絡んでいるのか、逆に業界に有利に働きかける族議員とかがいないのかわかりませんが、この方向で進んでいく流れは見聞きしないです。

それならば別の方向で運送業が送料を値上げしやすい方法というのを考えてみました。

昨今は円安などもあって様々な物やサービスが値上がりしていますが、それより以前から値上げしたりサービスが改悪された業界がいくつかあります。

まずは携帯電話がそうです。その後は格安スマホなどのサービスが始まり、基本料金などは下がっていったのですが、以前はパケットが使い放題のプランが普通でした。それがスマホの普及とともにデータ使用量が制限されていきます。つまり、先に情報の荷物の運搬が追いつかないことの方が問題になっていたんですね。

もう1つはネット銀行です。これも以前は他銀行への振り込み手数料が無料だったり、ATMでの入金や出金の手数料が無料だったのが、月に何回まで無料などの制限が設けられるようになりました。おそらくこれもスマホの普及で利用者が増えたことなどが要因かもしれません。

この両者のように先に消費者の需要と供給とのバランスが噛み合わなくなって、実質的なサービスの改悪を始めた業界に見習うことが、いわゆる2024年問題を解決する糸口になりそうです。

もちろん運送業に従事される方の待遇を改善するのも大事です。

その上でどのように対応するかですが、先ほど例に挙げた2つの業界ではスマホの普及により、サービスの供給が追い付かなくなる、もしくは負担するコストが増えたので制限を設けなくてはいけなくなりました。

スマホが普及しているということは、これを活用しない手はありません。

個人がネットショッピングなどで利用する宅配の会社は大手の携帯会社のようにそれほどたくさんありません。

クロネコや郵便局や佐川などでしょう。

まずはスマホのアプリでこれらの利用する機会がある企業に会員登録をします。

そして、それらの企業は携帯会社やネット銀行などと提携します。

すると、どのようなことが可能になるのか。

スマホのプランなら月のテータ通信が何ギガまで無料とか、それ以上使ったら追加料金とか色々あるでしょう。そのような感じで、月に何回の宅配なら無料とかそれ以上利用したら追加料金などにすれば良いのです。ネット銀行との提携では宅配を利用しなかった月はATMで無料で引き出せる回数を増やすとか、逆に多い月は振り込み手数料の無料の回数が減るとか、これらを他の業界との連携でサービスのコストを共有していくことで、どの業種も過剰な利用を抑えることができるようになります。

消費者の側からすれば、今月はネットで物を頼み過ぎてしまったから、ネット銀行の振り込みは来月にしようとか、どうしても今月はスマホも宅配もネット銀行もたくさん利用しないといけないからお金を払っても仕方ないとなるわけです。

これも大事な要素ですが、スマホを利用できない環境の方は送料が上がることになります。

何らかの事情でどうしてもスマホやパソコンを使用できない状況の方がいたら、それを救済する必要があると思いますが、それは別の施作になります。

NHKが指摘したように、巨大なおにぎり専用エリアを全国各地に作って(しかも民間企業だからそれで売れるとは限らない)、運搬コストを減らすより、個人の宅配利用をスマホやネット銀行のように月ごとに制限を設けて不要な運搬を減らすことの方が現実的だと思いませんか。

私自身が地方に住んでいて、地元で買うよりもネットで頼んだ方が安くて家まで届けてくれる今の状況をありがたいと思う反面、これで良いのか疑問に思うことがあります。

詳しくはないですが、田中角栄の時代に道路を作って日本の物流を良くしたのが景気上昇に繋がった側面があったであろうと考えると、今は道路があっても運送する人手が不足しているという状況にあり、業界の仕組みというよりも働き方や価値観の見直しが必要になっているのかもしれません。

プロじゃないとできないことはプロに任せ、素人でもできることは素人に任せる。

しかしプロが減っているということなら、どうすれば素人でも問題なくプロの仕事をできるようにするのか、賃上げをそれぞれの民間企業の裁量に任せていいものなのか、会社というところに所属しないと働けないのか、当たり前だったことも見直さないといけない時期に入ってきていると思います。

日本の政治は頼りないし、行政や経済の専門家も庶民の暮らしや就職氷河期世代のような上手く職に就けなかった人の気持ちまで理解できていないだろうし、何か抜本的なところでブレイクスルーが起きないと日本だけじゃなく、これからも経済は一部の人には天国であってもどこか多くの人には息苦しいものが続いていくのではないかと思います。

追記:二酸化炭素の排出権みたいに、運送してもらえる権利みたいなのを売買することができれば、需給関係で送料が上がっていき、運送業者の賃金の値上がりにも結びついていくかもしれません。

今回はこの辺で終わりにします。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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