2025年7月に大地震が起きたらオールドメディアは責任を取るのか [特にNHKの態度に疑問]

1.7.25

普段は月に1回なんとか更新しているブログで先月は下旬頃に更新したばかりなので間隔的には短いのですが、ちょっと時間ができたので、重い腰を上げてこれを書いています。

これを書いているのは記事が公開されているのと同じ2025年7月1日の火曜日です。普段は休日には遅い時間に起きることもありますが、早朝に目が覚めて午前中に書いています。

先に伝えておきますが、不安を煽る意図でこれを書いているのではありません。

2025年7月には例の大地震の噂があります。当初は7月5日の土曜日だったらしいですが、後に7月中という少し範囲を広げた解釈へと変更されたそうです。

個人的には予言めいたものを信じていないのですが、今回の予言とでも言われているものは大地震や津波を想起させる内容となっており、日頃の防災意識を高めて備えるためには、それなりに意味のある出来事でもあるのかなと考えています。

あえて名前は出しませんが、ある漫画家が夢で見た内容ということになっています。

1999年に出版された書籍で2011年3月に起きた東日本大震災を的中してしたということで話題を集め、2021年には復刻的な内容に最近の筆者の意見などが加わった完全版が出版されており、その中で描かれているのが2025年7月の地震です。

こうした予言めいたものの中には、しょっちゅう大地震を煽る頻度が多い占い師とかがそのうち当たるということはあるかもしれません。もしくは地震後に書類が出てきて、私は地震を予知して事前に警告していましたと言い始める人もいたかもしれません。

しかし、この作者に関しては偶然だったとしても10年先の予知が一応は当たっていることと、今回の2025年7月についても2021年に出版されていた完全版の時に既に書かれているものであり、そこまで予言の回数が多いとか、後出しで何かを言ってるというのとは少し趣きが異なると思うのです。

実際に最初に出版された方の書籍が話題にならなかったら、復刻版も出なかったわけですし、復刻版の話が来なかったら2025年7月の予知が広く知られることもなかったのです。しかもその復刻版の制作過程では、途中まで作者のなりすましが話を進めていたという経緯があったことも有名であり、本人がしゃしゃり出て予言を流布しようとしたのとも違います。信じるかどうかは別にして、ピンポイントで東日本大震災を結果的に的中したことがある人が2回目の予想をしているのですから、話くらいは聞いておいても損はないのではないでしょうか。なければなかったで、防災意識を高める意味合いはあるのではないかと思っています。

そして大地震が来るかどうかは別にしても実際に6月くらいから地震が増えて来ました。6月の下旬から月末の10日間ほどにかけて、トカラ列島で起きている群発地震は600回を超えて、統計を取り始めてからは最多の回数になっています。それ以前だと同じ地域で2021年4月に200回程度の群発地震が最多となっているようなので、その2倍を超えて3倍に迫る勢いになっているのです。まだ群発地震は続いているので、今の時点でヤフーの地震情報などを確認するとトカラ列島の文字がたくさん並んでいるのを確認することができます。もしかしたら完全版が出版されているのが2021年10月とからしいので、ちょうど出版するのに打ち合わせとかをしている時にこの2021年4月の群発地震があって、作者が影響を受けた可能性もあるかもしれないですが。いずれにしても数年前から予想して、2025年7月を直前に統計を取り始めてから最多の群発地震が起きているのですから、警戒することに越したことはないはずです。トカラの群発地震が起きた後に大きな地震が起きていることが多いのもまた事実だからです。

しかしテレビなどのオールドメディアでは、この2025年7月が近づくにつれて、地震を事前に予測することには科学的な根拠がないなどと否定気味に伝えています。私が見たものの中にはNHKのサタデーウォッチ9でこの予言によって香港からの観光客が減っているとして、予言を信じるなと、科学的に根拠がないことを信じるなと、結構強めに否定していました。しかし、それは噂を信じる外国人の方に問題があり、それを日本のテレビ局が日本人に向かって否定したところで外国人観光客の減少を抑えることにはならないでしょう。この時点でオールドメディアは伝え方を間違えているというか、既に非科学的な報道を行なっているのです。

NHKではいつだったか、地震後に津波警報が出た際に、強めの口調でアナウンサーが「逃げろ!」などと荒く命令口調で避難を呼びかけていたことがあります。今後もおそらく同様の伝え方をするのでしょう。意外なことにSNSでは称賛する意見が多かったのを覚えています。

しかし実際にその映像を見ていた私としては、これは良くないんじゃないかと思っていました。NHKの地震速報の番組は日本全国に流れているので、津波が来る可能性がある範囲を明確に伝えないまま、とにかく逃げろと言われても見ている人は困惑してしまうでしょう。日本全国に津波が来る状況ならまだわかります。しかし、自分が住んでいる地域に津波が来る可能性があるのかどうかわからないまま、とにかく逃げろでは、先に津波が来る範囲を教えてくれとなってしまい、すぐ逃げられる人はなかなかいないはずです。その時のNHKの映像では津波が来る範囲が示されておらず、逃げろ!のテロップなどの他にも様々な文字情報が至る所に表示にされていて、ますます混乱を生じさせていました。それで全然違う地域の人まで逃げ出すことがあったとして、逃げられないよりはマシだったとは到底思えないのです。まずは津波が来る可能性がある地域の地図を表示して、該当地域もその周辺の地域でも逃げろと伝えるべきだったでしょう。

そんなSNSなどで絶賛されていた厳しい口調での避難の催促は、その後NHKなどで科学的な根拠があるとして伝えられていました。自画自賛までしているのです。音響を研究している機関(テレビ朝日の珍百景やフジテレビの何だコレ!?ミステリーなどにも出てくる音の研究をしている方たち)とNHKのアナウンサーなどが緊急時に視聴者がすぐ避難してもらうためにどうすればいいのかを話し合った結果、そのような強い口調を言った方が避難しやすいことがわかったというのです。しかし先ほども書きましたが、それは自分が避難の対象になっているかわかっているかどうかが大前提になっているはずです。自分の住んでいる地域に津波が来るかどうかもわからないまま、とにかく逃げろでは困惑する人の方が多いでしょう。まして視力のない方などは音声だけで判断しないといけないので、津波の来る可能性がある地域を音声できちんと伝えないまま、とにかく逃げろは恐怖でしかないと思います。

こうして科学を取り違えているNHKが地震を予知することに科学的根拠はないと断言しているのです。確かに根拠もなく科学的ではないかもしれないですが、NHKが時には批判されることを覚悟の上で、強い口調で避難を呼びかけているのは1人でも多くの人を救いたいからなのではないでしょうか。それが観光客が減っているからという経済的な理由なのかわかりませんが、大地震の予言を完全否定して、もし7月中に地震が起きて怪我をする人がいたら責任を取るのでしょうか。絶対に責任を取らないですよね。実際にトカラ列島の群発地震がこれまでにないほどの回数が起きていて、昨日の午後6時に震度5弱と今朝6時にも震度4の地震が鹿児島県十島村の悪石島で起きています。NHKは科学的根拠をわざわざ持ち出さずに、日頃の備えを促す方向で報道することはできなかったのでしょうか。公共放送として残念だと言わざるを得ません。もし7月中に大地震が起きたらNHKは責任を取って廃局にすべきです。大地震が起きなかったとしてもこれほどの前兆を危機感を持って伝えなかったのですから、本来は辞めるべきです。公共放送なのに、このような賭け事のような非科学的な報道に心底がっかりしています。

最早オールドメディアの逆が正しいと言われるほど、テレビの言ってることの信憑性が薄れてしまいました。コロナ禍ではPCR検査が全てを救うかのような報道をして、NHKのニュースウォッチ9でも検査体制を整えろと政府の対応を批判していました。検査を増やすことが伝染病の収束に有効だというのもまた非科学的でしょう。同じNHKのニュース7では街行く人に今日の感染者は何人か知っていますか?と質問して、答えられない人に向かって1000人だと伝えて驚いた表情を日本全国に流し、感染者数が書かれたボードを掲げてリポーターが街を練り歩いていることもありました。その後その数倍の感染者が出ても練り歩いたりしてません。あれは何だったのでしょうか。これも非科学的な報道というか、不要な煽りです。つい数年前までこのようなことを平気でしていて、先日おはよう日本では死者に手紙が届くポストみたいなのを特集しているようなNHKに科学を語る資格はありません。先月の記事でも書きましたが、NHKのニュース7では民放の真似事である2〜3文字テロップを開始して視聴者を馬鹿にしているというか愚民化政策みたいなことをしています。日本のテレビなどは科学的かどうかのファクトチェックをするよりも災害報道の見直しを最優先すべきです。

特に自然災害に関しては科学的かどうかの問題ではなく、今起きていることや今後起きることに備えることが大事です。今回の2025年7月の予言については信じるかどうかをさておき、とりあえず地震に備えるきっかけにすることが大切なことではないかと考えています。

東日本大震災が起きた時のテレビ各局の統制が取れていない場当たり的な地震報道の酷さを今も忘れてはいません。宮城県出身のサンドウィッチマンさんが緊急事態を報道するのに、局ごとに時間帯で役割を分けて報道すべきだと苦言を呈するほどでした。私もテレビを見ていて、地元の被害状況を知りたいのにいつやっているかわからず、不安を煽る津波の映像が繰り返し流れているのを仕方なく見ているしかなかったことなど、災害報道のメディアのあり方に疑問を感じていました。科学的がどうこう偉そうに言っている日本のテレビ局は次に大災害が起きた場合に、ちゃんと視聴者が納得できるような科学的にきちんとした報道ができるのでしょうか。絶対にできないと断言します。ですからオールドメディアのいう科学的根拠に振り回されずに自分で何ができるのか、少しでも備えることができるのかを問い直すきっかけすることの重要性を伝えて、ここまでにしようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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