日本保守党が思ってたのとなんか違う件

月に1回なんとか更新しているブログで、もっと話を詰めて書きたかったのですが今日を逃すとしばらく更新できなさそうだったので、ざっくりした内容になりそうです。

普段は思っていることを深掘りしながら書いているつもりですが、今回は浅い感じになるかもしれないので ご理解ください。決して特定の党を批判するつもりはありません。

記事のタイトルを「ある政党が〜」としてしまうと曖昧過ぎて伝わりにくいのと、「ある保守よりの政党が〜」でも紛らわしくなってしまいそうなので、固有名詞で政党名を表記することにしました。記事を書く上で百田先生の名前も出てくるかもしれないですが、問題がありそうだったら記事のタイトルや内容を変更したり、記事自体を削除します。

具体的な政党名や個人の名前を出してしまうと、想定よりも批判的に伝わってしまったり誤解を招く場合もありそうだったので、普段よりも気を使って前置きしたつもりです。

日本保守党が結成されると知った時は、大いに期待していましたし、すぐにXのアカウントをフォローしたのを覚えています。百田先生のアカウントも何年も前からフォローしていて、以前DHCの一社提供で配信されていた虎ノ門ニュースを毎週楽しみにして見ていました。あまり有名人のアカウントに書き込まないようにしているのですが、2020年のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が落選したら小説をやめると宣言した時には、辞めないで欲しいと百田先生のアカウントにリプを送ったこともありました。放送作家をされていた探偵ナイトスクープは昔から好きなテレビ番組の1つです。

こうした流れから個人的には日本保守党を支持しない理由がないくらいなのですが、仕事で忙しい時期もあって、どのような活動をしているのか、どのような方が党員で、どんな候補者が何の選挙に立候補したのか等の情報を追えないままになっています。

その間に当初思っていたのと日本保守党のイメージが異なってきており、いつもXやYouTubeで誰かと口論してたり争っているような印象ばかりが残るようになりました。自分の中では自民党に期待できないので、保守に特化したような筋金入りの政党があってもいいんじゃないかと思っていた一方で、野党の方がもっと期待できないような状況でした。それで日本保守党の発足には期待に胸を躍らせながら楽しみにしていて、陰ながら応援しようと思っていたのですが、今では右のれいわとすら揶揄されるようになってしまいました。

普段仕事などに追われて情報を追えていないような自分のような者からすると、日本保守党って何をやっているんだろう?どうしてこんな風になってしまったんだろう?という疑問と、なんだか置いてけぼりをくらってしまって、ついていけない感が拭えない状況になっています。

実際にやってみると、思った通りにいかないということは世の中ではよくあることかもしれないですが、なんかもうちょっとがっつり立ち構えているようなブレない保守みたいな感じになって欲しいなと思っています。いつもアンチに言い返すとか晒し上げるみたいなイメージになってしまい、保守政党として何を目的にしているのか、そのためには何をしようとしているのかが見えてこなくなっています。

あと、大抵は百田先生がきつい表現や毒舌みたいなことを言っても気にならなかったのですが、先日たけしさんが日テレの24時間テレビのオファーを断ったらしいという記事を引用して、たけしさんを呼び捨てにしていたところが引っかかってしまって、政治とは関係ない部分なのですが距離が空いてしまいました。たけしさんの方が年上だろうと思いますし、素人ならまだしもテレビ業界で放送作家をされている方がたけしさんを呼び捨てにするのは違うんじゃないかと思ったんですよね。

このブログでは7〜8年前くらいになるかもしれないですが、当時の民進党でさえ、どうすれば政権が取れるか真剣に考えて記事にしたことがあります。ざっくり言えば党を2つに分けることを提案してみました。片方をとにかく賢い人たちを集めて思想にとらわれずに優れた政策を提言する知恵の党、もう片方は既存通り騒ぐ感情の党です。この2つの党が連携して感情の党は知恵の党の政策に反対することなく、賛同して押し進めていくみたいなことを書きました。その後、国民民主党と立憲民主党に実質的に分かれたので、ある意味では予見していたようになりましたが、今のままではどちらの党も躍進できないですし、政権奪取もないでしょうね。

日本保守党についてもこれからどうすれば良いのか考えてみたいのですが、逆に良い方法を考えるのが難しいかもしれないですね。いつもは事前に考えてから書くのですが、今回は書きながら考えてみたいと思います。

まずは党員の発言と党の発言の場を明確に厳密に分けるのが大事だと思います。

党員がXやYouTubeで発言していること全ては個人の見解であって、日本保守党の発言ではないくらいに徹底した方がいいと思います。

日本保守党のアカウントを作って(既にあるかもしれないですが)、党としての発言(特にネットでの発言)はここだけということにすべきです。いつもアンチがどうのこうのとか、同じ保守論者で言い争っている様子を端から見ていると、支持者の保守層までうんざりしてしまうのと保守ではない人から見るとやってることが左翼と同じに見えてしまうんじゃないかと思います。

あとは来る者は拒まず去る者は追わずです。選挙では1票でも多く獲得しないといけないので、保守層以外に排他的になってしまっては選挙に勝つことができなくなります。極端に言えば左の人も歓迎するくらいの懐の深さを見せて、保守ではない一般層も広く受け入れるようにしなくてはいけません。

選挙に勝てなくても保守以外の投票は不要だというのならそれでもいいのかもしれないですが。ただ、その場合だと保守層が増えない限り、党の規模としては成長が見込めないですし、前述した通り保守層であっても日本保守党を支持しにくい側面が出てきているため、保守が増えても党の支持に結びつかない可能性があります。よほどのことがない限り、とてつもない時間がかかります。

昨今のいわゆる裏金問題で自民党が揺らいでも日本保守党に支持者が大移動するという事態にはなっていないので、受け皿になっていないのです。そういう意味では保守層を確実に受け入れる手段も必要になってきます。簡単な方法はなく地道にやっていくしかないのかもしれないですが。

まずは批判ありきのネット配信をやめて、日本保守党はこういうことをやるんだ、日本をこういう国にしたいんだ、というだけのメディア戦略をすべきではないでしょうか。逆にいえば言い争いや批判だけする場を設けて、そこ以外では一切しないというのでもいいかもしれないですが。

放送作家時代や映画化されている小説もあるので、芸能界の人脈を活かして、保守寄りの芸能人をゲストに呼ぶのもいいかもしれないですが、そうではない普通の芸能人をゲストに呼んで、世の中がどうなったらいいのかとか話を聞いて、そのためには日本保守党がこういうことをしようとしていますよみたいな地道な広報活動をするのもいいかもしれません。

現状では応援したくても何か近寄ってはいけないような空気感があり、党として何かブレない大きな柱のようなものが見えてこない印象があるので、難しく大変だとは思うのですが躍進して欲しい思いもあるので上手くいって欲しいなと心から願っています。

批判しているつもりはないのですが、こういうのも批判だと捉えられかねないほどのギスギスしたイメージもあるので、もうちょっと穏やかで心の広いところもあった方がいいんじゃないかと個人的には思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございます。