月に1回なんとか更新しているブログですが、今日は6月23日ということで、遅めになってしまいました。忙しい時期があったり、体調を崩していたりしていました。今は大丈夫なのですが。
私が確認したのは先月の5月からなのですが、NHKのニュース7で、その日に伝えるニュースの見出しが一覧になっている画面上に、民放のワイドショーなどが数年前から多用するようになった2文字から3文字のテロップでニュースの概要を表す手法と同様のものが表記されるようになりました。6月になった今でもそれは続いています。
私はそれを勝手に「2〜3文字テロップ(に・さんもじテロップ)」と呼んでいます。
民放の夕方の情報番組などで結構多く見受けられるのですが、当然2〜3文字でニュースを表現し切ることは不可能であり、何のためにやっているのか理解できません。おそらく視聴者を愚民化する目的でやっているのでしょう。
民放のワイドショーの場合、そのニュースを伝えている間、ずっと右上にある通常のテロップ(例えば、どこかの路線で事故が起きて運休中などの概要)の左側などに縦書きや横書きで丸記号などで囲まれている2〜3文字テロップが表示され続けているのです。先ほどの括弧内に記した路線の事故を例にすると、「山手線」とかならまだ右上のテロップを補うような形になるので意味はあるのですが、多くの番組では「不安」とか「なぜ?」とか何の役にも立たないどころか、視聴者の不安を煽るような目的の表記をしているのです。
それがNHKのニュース7では今のところニュースの見出し一覧の画面のみですが、同様のどうしようもない、そのニュースを表し切れていない、象徴するような言葉でもない2〜3文字テロップが全てのニュースの見出しに記載されているのです。
まさにメディアによる愚民化政策が行われています。民放ならまだしもNHKは国民から強制的に受信料を取っている公共放送ですから、そんな無駄なことをすべきではありません。
私は一時期、NHKニュース7の2〜3文字テロップをXの生成AIのgrokに読み込ませて感想をもらっていたことがあったのですが、生成AIですら公共放送のNHKがこのようなことをすべきではないと批判気味に答えていました。NHKはおはよう日本やサタデーウォッチ9などで時折、ネットやSNSの情報を信じるなとか、この噂は偽情報(しかも電車の踏み切りのように黄色と黒で目立つようにデカデカとテロップで表記)だと断言しています。その一方で、このような民放のワイドショーの真似事をしているのです。良い真似事ならまだしも愚民化するような悪い真似事です。これは公共放送としてあるまじき事態なのです。
そもそもNHKにはファクトチェックやフェイクニュースを断定するような資格はありません。
なぜならNHKは根拠に乏しい街頭インタビューを行っているからです。
街頭インタビュー自体を全面的に否定するつもりはありませんが、この情報社会が浸透している時代に、NHKの街頭インタビューでは民放テレビと同様に偏った意見しか使われていません。仮に異なる意見を使用したとしてもそれらが全体の何%の意見なのかというデータなどは表記されていません。NHKは公共放送なのですから、例えば何人に質問して、そのうち何人が答えてくれて、何人中この人と同様の意見は20%とか、こっちの人と同じ意見は10%などと、それこそ
それこそですよ、それこそそういうちゃんとしたデータを
テロップなどで表示したらいいじゃないですか。
本当に日本のオールドメディアは終わっています。頭に来て珍しく文字を大きくしてみました。
それが偉そうにこれは偽情報だとか、フェイクニュースとか言ってるので噴飯物です。
NHKだけじゃないですが、街頭インタビューがやらせなのかどうかも視聴者にはわかりません。使われている意見は本当に多数派なのか、普段はマイノリティの方の意見も大事だとかいうのに、少数派の意見やその人の独自の意見などは使われていません。
例えば、米の値上がりに対して、備蓄米が放出されて一部の地域では購入できるようになったそうですが(まだ自分の地元では備蓄米が販売されているのを聞いたことがありません)、大抵そういうのを街の人の声としてニュースで出てくるのは子供がたくさんいる大家族の母親だったりします。そして米をたくさん食べるので備蓄米が手に入って家計が助かるみたいな意見です。都内で100人くらいにインタビューしたら、中には俺は米を食わないからどうでもいいんだよねとか、裕福なので高いままのブランド米を買ってますけどね、みたいな人がいても不思議ではありません。テレビではなぜか日本人全員が安価な備蓄米を欲していて、米がなくなったら他に選択肢がないかのような伝え方をしています。
NHKに限らず、テレビでの街頭インタビューにはルールを設けるべきです。そうしない限り、テレビはSNSやネットと大差ない大衆的なメディアであり、オールドメディアだからこそ信じるに足るかのような(よくテレビなどでSNSを下げるときに我々メディアというような)ことこそ、根拠のないデマ情報に過ぎません。そんな根拠のない街頭インタビューをこの時代にも続けている上に、民放の2〜3文字テロップを真似するNHKは公共放送の看板を降ろし、強制的な受信契約をやめるべきなのです。
ただ、曜日によって担当者が違うのか、たまにNHKの2〜3文字テロップでも他の曜日に比べると、そこそこまともになっていることがあります。それはおそらく先に2〜3文字テロップの方にそのニュースの重要な要素を入れてから、ニュースの見出しの方で情報不足を補う順番で考えているからではないでしょうか。それにしてもそれなら2〜3文字テロップをやめて見出しに表示できる文字数を増やせば済むことです。なので2〜3文字テロップは視聴者を愚民化させる理由以外では絶対に不要なのです。だからこそ公共放送のNHKはやめるべきです。やりたいなら受信契約を任意にして、他の民放と同じにしてから自由にやればいいのですが。
NHKは衰退していくメディアです。すでに衰退は始まっています。
すでにNHKは未払いを徴収することを諦めて、取れるところから取っていき、それも立ちいかなくなったら、最低限の情報のみを格安の受信料で行い、ドラマなどは通常のサブスクのように契約するようにしていく計画を立てているらしいです。今すぐ改善するのではなく、取り続けられる間は国民からお金を取っていこうという姿勢が公正でも正義でもジャーナリズムでもなく、卑しい利権集団に成り下がっています。
そんなことがニュース7に使用されている2〜3文字テロップから透けて見えるのです。
NHKに限らずですが、もっと遅くない夜の時間帯(19時から21時台くらい)にがっつりした報道番組をやるべきです。特に土日にやるべきですが、バラエティ番組などしかやっていません。池上なんとかさんのはバラエティなので、報道番組には含まれません。いつまで経っても朝や昼過ぎなどにタレントやお抱えのコメンテーターが一方的なレベルの低い議論をしているようでは、日本の未来が心配になります。そしてNHKこそ視聴率を気にせずレベルの高い報道番組を放送すべきです。例えばニュース7では難しいことを知っている前提での高いレベルでの議論や報道をしながら、理解できない人向けにはEテレで優しいニュース番組を放送するだけでもいいのではないでしょうか。それゆえにニュース7で愚にもつかない2〜3文字テロップは本当にやめて欲しく、一刻でも早くなくなることを願ってここまでにします。
最後まで読んで頂きありがとうございます。