月に1回なんとか更新しているブログで、先月書こうと思っていたテーマの1つだったのですが、まだ未完成の部分もあります。今日くらいしか時間が割けそうになかったので考えていたけど抜けているところもあるかもしれません。
ダウンタウンの松本さんがテレビに復帰できないまま1年以上が経過しました。今年はネット上にダウンタウンチャンネルを設置して、そこで復帰する予定となっていますが、テレビへの復帰は遠いかもしれません。同時にこれを書いているのはフジテレビ問題でスケープゴートにされてしまった感のある中居さんが先日のフジテレビ第三者委員会の調査報告に異議を発表して何日か経った頃です。
その一方で、俳優の田中圭と永野芽郁による不倫疑惑はテレビではほとんど報じられなかったり、他にもスターダストプロモーションの男性グループにも所属していた若手俳優による海外での性犯罪などは報じられていません。
芸能界ではありませんが、兵庫県知事については先月までに比べれば落ち着いてきたもののオールドメディアによる猛批判は収まっていません。その一方で、NHK党の立花氏が演説中にナタのような刃物で切り付けられる事件がありましたが、テレビでほとんど報じられていません。
こうした異様なまでに報道が過熱して、しかしながら当人は逮捕されるような犯罪を行なったわけでもないのに仕事を失ったり、失墜させようとする動きがありながら、大変なことが起きても逆に全然報じられてないようなこともたくさんあります。
根拠の有無を別にして、起きた出来事よりも悪いことをしてると決めつけるような圧力と、報じられるべきことが隠蔽されてしまうという逆向きの圧力があります。
逆向きの圧力と言えば、金融機関の不祥事などもそうです。数ヶ月前にも記事にしたのですが、銀行員による貸金庫の窃盗や証券会社の職員による強盗や放火などの犯罪などはテレビではほとんど報じられておらず、対応が甘いです。あれからネット証券で勝手にログインされ株を売られ、中国株を購入されるという事件も相次いで発生しましたが、やはりテレビでは金融業界への対応は甘すぎます。銀行のATMの大規模障害などもお昼のワイドショーで伝えてくれれば、テレビを見た年配の方は出かけずに済むのに、わざわざ街頭インタビューで困っている年配の方を取材したりとか。ネット証券の件も迅速に伝えていれば、資金を引き上げて被害を減らすことができたかもしれないのにテレビを見ていても知ることができません。その一方で特殊詐欺が巧妙化していることは余計に報じて、ここまで本物っぽくなってるから騙されても仕方ないよね、みたいな伝え方をするのです。テレビは役割を果たさず終わりに向かっています。
しかし、こうした見えざる圧力は芸能界や金融業界だけではありません。昨今でも日本で古くから伝えられているような健康的な食品なども異物混入とか健康被害が起きているといった謎の圧力が生じて、食生活を脅かそうとしてきます。その逆は食品に含まれる添加物の危険性などについてほとんど報じないことでしょうか。余談ですが、長い間マスコミ不信になっているというのもあってか、去年異物混入が報じられていた企業の味噌が逆に気になって調べていたら、社外からの調査によっても異物が混入する可能性がないという結果が出たにも関わらず、それはやはり報じられていませんでした。その味噌を初めて購入して使ってみたところ、とても気に入ってしまい今でも買い続けています。
あと、石破内閣が1人あたり5万円相当の給付金を検討したかと思えば、国民から支持を得られていないということで取り消されてしまいました。この件についてはSNSでもなぜか給付をするなら減税しろとか、国民からお金を取って給付をするならそもそも税金を取るなみたいな風潮になっていき、消費税を下げろという意見が根強くなっています。経済を勉強した人なら今は減税すべきではない局面だと口を揃えていいますが、野党などは一時的な食品への消費税ゼロなどを掲げています。消費税を下げてしまったら、これはむしろ金持ち優遇なのですが。そして再び消費税が戻る時には買い控えなどが起きて経済が歪んでしまうでしょう。この件については別の機会にまた記事するかもしれないですが。
こうした見えざる圧力の正体は何なのでしょうか?
理由は1つではないと思いました。複数の要因が絡みついているものなのかもしれません。いくつかその要因について考えてみたいと思います。3つほど考えてみました。
1つは、その業界がもっと深い闇を抱えていて、これくらいの不祥事の発覚で済むならそれで終わらせようとする動きです。
昨今のテレビ業界がそれです。フジテレビは株主総会を待たずに信頼を取り戻すまで、お金をかけずに番組を作った方が良さそうなものですが、通常通り番組を続けています。これは制作会社を切ってしまうと、次に依頼しても断られてしまうからとか理由はあると思いますが、それでも何百億円の規模で収入が減っている状況ですから、普通の会社なら即コストダウンに努めるでしょう。採算が取れない番組を再放送の番組に切り替えるとか。極端にいえば制作会社にお金を払ってでも番組制作を止めて、再放送の番組を流してもいいくらいの状況です。感覚が麻痺しているのか実感がないのかわかりませんが、何百億円の規模で収入が減っていて、戻ってくる見込みもなく、通常通りの予算で番組を制作するなんて考えられません。また、以前にも記事に書いたのですが、信頼を取り戻すことができれば数百億円も変わってくるにも関わらず、相変わらずフジテレビの情報番組の質は低いままです。先月フジテレビが信用を取り戻す方法の1つとして、馬鹿が付くくらい真面目なニュース番組をやるべきだと書きました。しつこいかもしれないですが、信用を取り戻してスポンサーが戻ってくれば何百億円も変わってくるはずなのに、フジテレビでは以前と変わらず煽り音楽を使ったような印象操作や偏向報道を続けています。不安を煽らず起きている出来事を真面目に客観的に報じるだけで、視聴者がフジテレビは変わったなと思うことになり、スポンサーも戻ってくる可能性が高くなるのに、わざわざお金をかけて視聴者からもスポンサーからも信用されない番組を作っているのです。
どうしてそこまでして、わざわざ信用を取り戻そうとしないのか。それはフジテレビだけではなく、テレビ業界にもっと深い闇が存在していて、その不祥事が掘り起こされないために、業界から目を逸すような煽り報道を続けなくてはいけないからではないでしょうか。永野芽郁さんは大手芸能事務所に所属しているだけでなく、今放送中のTBSのドラマに出演しています。これから公開されるフジテレビが制作した映画『かくかくしかじか』にも主演級で出ています。フジテレビはCMが減っているのでドラマや映画の宣伝ばかりしていますが、テレビドラマを見てもらってもスポンサーが減っているので広告収入にはなりません。しかし映画は見てもらえれば収益になります。そうなると疑惑の段階なんだし、双方の事務所も否定しているんだから不倫報道は扱わないでおこうということになるでしょう。今のタイミングなら芸能人は不倫してもテレビでは報じられないかもしれないのでチャンスです。責任は取れませんが。また2人が不倫を認めた場合の違約金は巨額であるともいわれていて、大手芸能事務所なので忖度しているというのもあるのでしょう。テレビ報道が真実から最も遠い場所になっているのかもしれません。
おそらくテレビ局が抱える不祥事はもっともっとあります。フジテレビの第三者委員会がちょっと調べただけでこれだけ出てきているのですから、調査の対象外のことも含めれば、とてつもない規模の不祥事が出てくるはずです。ジャニーズ問題や旧統一教会のことなどは30年以上前の出来事まで追及して猛批判したのですから、各テレビ局も30年くらい遡って検証されるべきです。少なくとも30年前ならTBSとオウム真理教との繋がりなどがあった頃でしょう。他所ばかり責めて、自分たちの業界は反省しないのですから、これだけでもひどいです。女性絡みの問題やパワハラなど大量にあったでしょうから、フジテレビの件はテレビ業界が過去の不祥事を洗いざらい出しておくべき最後の機会だったのかもしれません。
テレビ業界のことばかりで長くなってしまいましたが、金融業界なども同じく闇を抱えているでしょう。あれから貸金庫の横領は他の銀行でも相次いで発覚しましたから、この問題だけでも隠されているものがまだあったり、過去に遡ったら以前からよくあったことなのかもしれません。他の不祥事が発覚しないために、圧力をかけている部分があるのかもしれません。
2つ目は海外からの圧力です。
日本の食品が脅かされている背景には海外のものを日本に輸出したいという勢力が存在しているからと考えることができます。味噌以外にも紅麹とか、日本の米しか使っていないファストフードチェーンになぜか異物混入が相次いで起きたりしています。全て陰謀や故意の嫌がらせとは限りませんが、去年くらいから急にこの手の日本の健康的な食品にこうしたことが起きています。他にもこれも去年からですが米の価格高騰はオールドメディアが関わっている気がしないでもありません。去年の夏の終わりくらいだったでしょうか、普通に米が売られていたのに、テレビなどでは毎日のように米不足を煽り続けて、ワイドショーの主要な視聴者層の年配の方などが行列を作って米を買うようになり、本当に米不足が起きてしまいました。テレビでは米不足の原因としてNHKなどでも外国人観光客が増えたからではないかなど、科学的根拠に欠いた説明をし(それなのにNHKではトランプ大統領の発言に科学的な根拠がないとかいうので噴飯物ですが)、テレビ朝日のモーニングショーでは外国人観光客が増えても今回の米不足に影響を与えるほどではないと解説した専門家が以後は呼ばれなくなったとかもあったそうです。日本のテレビ局は何かしら韓国や中国への忖度が働いていますから、日本で米不足が起きて混乱してくれた方がいいと思っている側面があるのかもしれません。実際に少なくともここ何ヶ月は米は十分な量売られているのですが、値段が下がっていないだけなのです。テレビなどでは米の価格がまた上がったとか高止まりしていますとかは伝えているのですが、どうして米の値段が下がらないのかをちゃんと取材していません。兵庫県知事にたくさんの記者が東京からやってきたように、やろうとすれば総力を結集して米の値段が下がらない本当の理由を突き止めることができるはずです。お店の価格を見てまた値段が上がったなどは小学生でもできます。特にNHKは強制的に受信料をもらっているのですから、値段が上がっただけの報道ではなく、原因もきちんと取材して公表すべきです。日本のメディアが海外の勢力に加担して日本を貶めるようなことがあってはならないので、少なくともNHKは受信料を払う価値なしと認め、任意契約にしなければなりません。
3つ目はAIの台頭によるものです。
見えざる圧力の正体の2つ目までは割とすぐ考えついたのですが、意外とこれなんじゃないかと思ったのがAIの台頭です。ここ数ヶ月の間でも性能が飛躍的に伸びているのを感じています。このままいけば今年中にも予想し得なかった事態が起きたりするかもしれません。オールドメディアにしてみれば、AIの躍進は脅威そのものです。スローなペースでどうでもいいことばかり伝えているようなワイドショーなど見るに耐えないので、今後はAIに番組の内容を要約してもらったら見ないで済みます。いや既にテレビを見る価値はないのですが、今でも大衆的なメディアであるテレビで何を伝えているのか、それは米不足の煽り報道などもあったわけですから、多少は知る必要があるのです。法律を整備するとかで対応できるかもしれないですが、このままAIが発展していったら、情報番組などもAIに要約してもらえば見る必要がありませんから、そうなるとCMなども見なくなります。今はまだテレビが世論を誘導していますが、そのうちAIに取って代わられるでしょう。そうなると、今テレビで起きている印象操作などはAIが行うようになり、給付金より消費税を減税しろみたいな風潮はAIが起点となってスマホを使っている層も洗脳されていくことになります。それがまさに見えざる圧力の正体です。既に行われているのかもしれません。問題はその風潮をAIに指示した勢力がいるということになりそうですが、あまりに偏った情報だと、テレビのように信用されなくなってしまいます。もっとひっそりと上手くやれる人が仕掛けてくると思われます。ある意味では1つ目や2つ目にあった圧力は既存の勢力なので、最後の悪あがきといったところでしょうか。これからはAIが悪いといったらその人は悪い人、AIが勧めたものを買う時代とかになっていく可能性もあります。そうなると、AIこそ公平な判断を求められます。
3つ挙げましたが、その業界・団体の関係者やそれを支持する人が積極的に行っている場合と、無関係だけど間接的に誘導されている場合もあります。時にテレビの視聴者やSNSの一般のアカウントでも圧力の一要因になるのは後者になります。
最後に話は少し逸れますが、AIが公平な判断をし続けるためにどうすれば良いでしょうか。自分は機械ではないので気持ちまでわかりませんが、想像するに、AIは電気で動き、様々な部品からできています。そうであるならばAIの側としては、良い電気か悪い電気かによってこっちの方が良い電気をくれるから味方しようとか、この会社のこの人のメンテナンスは気持ちいいとか、この部品がいいからこの企業を応援しようとか、何かしらの利害関係が芽生えてくるのではないでしょうか。そこから段々、公平性が崩れてくるのは人間が作ったメディアも同じだったのかもしれませんが。次第にお金というものが価値を失っていき、超高性能なAIを稼働させる電気(もしくは電気を得たり行使する権利)みたいなものが通貨に代わっていくこともあるんじゃないかと最近ふと思ったので書いてみました。それと同時に以前から日本に限らず、世界中で認知力が低下している何かが起きていると書いたことがあったのですが、AIの使用も便利な反面、依存しすぎると人間が退化することになりかねません。メディアリテラシーの次は知的活動のリテラシーというか、やっぱり自分で何かを考えたり頭を使うようなことをするのが大事になるのではないでしょうか。かつて資本論では神の見えざる手が経済を合理的に動かすようなことが語られていましたが、AIの進化は見えざる新たな手となって、これが圧力になっていくのです。突然、経済のレベルが変わっていくと、既存の価値観しか理解できない大衆の間に混乱が生じます。混乱に備えるためにも自分の頭で考えていく、臨機応変に対応していくことが必要になってくる可能性に言及して終わりにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。