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維新に失望した話 [野党総崩れ、元農水省事務次官の件など]

| 19.6.19
久し振りに政治の話をしたいと思います。

来月には参院選があり期間中は、個別の政党の話は少し控えたいので、今のうちに書いておこうという感じです。

基本的に自分は左翼でも右翼でもないと思っていますが、民主党はやばいと思っていて左派的な人の考えには共感できず、どちらかといえば消去法的に保守の方の肩を持つみたいなことがあります。

そういう面では積極的に自民党を支持したことはないのですが、今の野党よりはマシだと思っています。

そんな中で、野党で唯一、期待するように見守っていたのが維新の会です。

ところが今年に入ってあまりいい印象がなく、それどころか失望することが何度かあり、その分を取り返せていないので、個人的には野党が総崩れになっている状態です。

なぜそうなったのか?私なりに思い出しながら書いていきます。

まずは丸山議員(維新は離党したがまだ議員なので)の北方領土を戦争で取り返す発言です。

私は北海道に住んでいるので、この件は確かその発言があってすぐの夕方のローカル番組で、全国ニュースで取り上げるよりも先に報じられていたと思います。

偶然ローカル番組のクオカードプレゼントみたいなのに応募しようかと思って、見ていたのでツイッター上でも道民の反応が早かったです。

どうでもいいですがクオカードは当選者がいないと次の日に繰り越される仕組みで、それから何日かローカルニュースをたまたまチェックすることになりました。

全国ニュースのインタビューでは割と大人の対応をしていた、元島民の方がローカルニュースではもっと感情的に辛辣な発言をしていたのを見かけることもありました。

これ自体はとんでもない発言なので、擁護することはできませんが、個人的に失望したのはマスコミに餌を与える形になってしまったことです。

わざわざロシアの政治家に、この発言をどう思うか質問したり、丸山議員が発言を撤回して謝罪し離党してもまだまだ加熱した報道が収まることはありませんでした。

ロシアの議員に質問したら怒るのは当然です。

読売テレビやテレビ朝日は、数年前のプーチン大統領の来日前にも独占インタビューだとかで、北方領土は日本の領土だと思うか?について質問しています。

これは丸山議員の戦争発言と同等かそれ以上の日本の国益に反する質問です。

どう考えたって、その質問をされたプーチン大統領が、北方領土は日本の国土だと答えるはずがありません。

公の発言として、プーチン大統領に北方領土はロシア領であるという発言をさせてしまうことが愚かで日本の国益に反しています。

こんなことがわからないようではマスコミに国外の政治家へインタビューさせること自体が危険といわざるを得ません。

しかしマスコミに禁止させることは報道の自由を担保するためにできないでしょうから、制限することもできません。

将棋で例えたら一手先すら読めずにルールすら知らずに適当な手を差してしまうようなものですから丸山議員もひどいですがマスコミももっと気を付けてもらいたいと思います。

そして、発言を取り消して謝罪し、離党しても騒動が収まらなすぎる件も別の角度で懸念しながら見ていました。

確かに丸山議員は、即刻議員を辞めるべきですが、辞めるかどうかを強要すべきではないと考えています。

国民から選ばれているので、戦争がダメだという考えがあるとすれば戦争をするという考えがあっても、それは自由だからです。

もし丸山議員がこのまま議員を続けていたとしても次の選挙で落ちればそれが民意ですから、辞めることを強要する必要はありません。

辞職を勧告するのは当然だと思いますが、辞職を強要すべき論調は間違っていると思います。

どこの選挙区かすら知りませんが、万が一、戦争で北方領土を取り返すべきと考えている人が多かった場合は当選して堂々と主張する義務があるからです。

そんな考えの人物だったら投票しなかったとか、税金がもったいないとか色々な考えがあるでしょうが、数年前に民主党の党首だった蓮舫議員が二重国籍のまま議員どころか党首に居座り続けたことを忘れてはいけません。

最終的には自らの対応の不備を差別にまで置き換えて開き直った蓮舫議員はまだ議員を続けています。

あと北海道のローカルニュースを見ていると、まだ最近でも色々な地方の議会で、この丸山議員の発言を抗議する旨の採決が行われており議会を通過している状況です。

しつこいようですが本人が発言を撤回し謝罪し離党しているのに、これ以上の抗議をして何になるのか意味がよくわかりません。

それは維新の会の対応も同じです。

以前から問題を起こしていた議員であることを把握していたなら北方領土へ行く際には十分に気を付けるべきでした。

あの発言があってから辞めろと言っても遅すぎます。

先に辞めさせていればそういう発言はなく、維新の会のイメージが損なわれることを防ぐことができました。

うちの議員じゃありませんから、みたいな感じで批判しても無駄どころか、むしろ無責任という印象を受けます。

あの発言をした時は維新の党に所属している訳ですから、他人事にはせずに、しっかりと反省の意を示して党としてもまずは謝罪すべきだったと思います。

その上で、これ以上に維新の会に失望してしまったのが、橋下徹さんの発言です。

これは北方領土の件とは全く違う話です。

現在、橋下徹さんは政治家ではなく維新の会でもないようですが、ここでは一応イメージとして維新の会に関わる人物として考えています。

先月、農水省元事務次官が自らの息子を刺殺するという事件がありました。

その事件に関して、自分も同じ立場だったら我が子を殺害したと思うという趣旨の発言をツイッターでしていました。

この事件自体、なぜか殺された息子の方が悪者かのような風潮で報じられているところがありました。

さすがにどんな理由であっても殺人を肯定する発言はすべきではないと思います。

政治に携わり影響力が大きい人物なら尚更のことです。

この事件について思うところもありますので、その話もしたいと思います。

殺された息子さんがプレイしていたオンラインゲームは私も長年プレイしています。

以前から悪い意味でも目立つ存在だった側面があるため、この人のツイッターを一年ほど前から見る機会がありました。

報道で言われていることは同じゲームをプレイしている立場からいうと嘘や誤解も多いですがそこには触れないことにします。

事件で気になったのは、息子が近所の小学校の運動会がうるさいということで、父親と口論になっていたことです。

事件後の報道などでは、この時に父親が先日起きた引きこもり男性による無差別殺傷事件のようなことがあってはならないというという理由で息子を殺害したかのように伝えられています。

ここからは独断と偏見に基づく素人のプロファイリングです。

親のすねをかじり続けた長男は、むしろその無差別殺傷事件を父親に想起させることで、お金をせしめようとしていたのではないでしょうか。

しかし、その目論みは大失敗に終わり、命を落とすことになったのかもしれません。

詳しいことは知りませんが、息子は引きこもりではあったようですが実家で暮らすようになったのは殺されるひと月ほど前です。

長男は少年期の頃から母親や父親に暴力をふるっていたと言われており、なぜこのタイミングで実家に戻ることになったのか疑問が残ります。

長男は不動産や駐車場などの収入でこれまで実家を離れても暮らせていたはずなのに、なぜ実家に戻ることになったのでしょうか。

元事務次官である父親がこの殺害を計画していた可能性はないのでしょうか。

もし仮に自分が妻より先に亡くなってしまったら、残された妻は長男に暴力をふるわれてしまう、などのことは考えていたのではないでしょうか。

この事件が単純に働いていない引きこもりの中年男性が無差別事件を起こすかもしれないから父親が防止するために殺害した、という絵が描かれていることに違和感を感じていました。

殺人は決して肯定されるべきではないと思いますが、無差別殺傷事件を起こすのではないか、というのはむしろそれらしい理由かのように利用されてしまった感じもします。

父親は何かきっかけがあれば、自分自身や妻を守るために息子を殺害しようと以前から考えていたような気がしてなりません。

運動会がうるさいからといって、刃物を持って家を飛び出そうとしているなら別ですが、長男はゲームをプレイしていたのでまず外出することもなかったでしょう。

長男がゲーム中に殺害された可能性は大きいと思います。

その長男が操作していたゲームのキャラクターが殺害後もゲームの中に居続けていたからです。

殺人は夕方くらいに起きていますから、もう運動会は終わっているかそろそろ終わる頃なので、あと少し待てば小学校を襲撃しなかったこともわかったはずです。

運動会は多分その日だけでしょう。

うるさいと口論になった時に過激なことは言ったかもしれませんが、そのあとは部屋でゲームをしています。

逆にこの機会を逃してしまうと、息子が小学校へ行き無差別に小学生を殺傷するかもしれないからという理由をいえなくなってしまうと思ったのではないかという気がします。

日常的な暴力や積年の恨みなどが犯行の動機になっている可能性は十分にあると思いますが、自らの元事務次官としてのキャリアにより大きく報じられることも見据えた上での計画的な犯行だったと考えることもできます。

別に息子さんとは知り合いでもないし、人として酷い部類に入ると思いますが、この事件についてはやはり父親が殺人を犯しているということになり、息子は被害者です。

裕福であるならば、息子さんをカウンセラーに出したり、色んなところで相談してもらうこともできたでしょう。

それぞれの家庭の事情がありますから一概に決めつけることはできませんが、この事件に関しては少しの歯車のズレで回避できたのではないかと思うと何か痛ましいように思います。

話がそれてしまいましたが、大雑把なマスコミの報道を真に受けて、自分も同じ立場だったそうしていたかも、という橋下氏の発言には失望し、維新の会にも失望する原因になりました。

橋下さんについては、あまり言及することがなかったのですが、政治家の中では常に気にかけていて、ひっそりと支持していた側面があります。

まず読売テレビのたかじんのそこまで言って委員会のレギュラーだったこと。

私が見始めた頃には既に立候補した後だったので番組で見かけることはありませんでした。

もう10年以上は同番組を見続けていますが、最近はそろそろ見るのもやめようかなと思い始めています。

今レギュラーで出ている明治天皇の玄孫のタレントが面白くないのと、たかじんさんも三宅先生ももういないこと、番組名がそこまで言って委員会NPになってからまともな司会進行をしていた渡辺真理さんが辞めてしまったことなどの理由です。

一番大きな理由は、番組を一番楽しく見ていた頃にレギュラーだった勝谷誠彦さんが亡くなっているのに、番組内で何もお悔やみのコメントがなかったことです。

北海道ではファイターズ関連で番組が放送されない回がたまにあるので、見ていない時にあった場合はすみません。

勝谷さんはおそらく小沢一郎の支持を表明したことをきっかけに番組を干されるような形で辞めることになったと思うのですが、番組には大きく貢献した出演者の1人だったと思います。

揉めたのは仕方ないですが、亡くなった際にはそこは番組としては大人の対応で、勝谷さんの追悼番組をして欲しかったと思います。

ブログがたまにしか更新できないので、また話がそれてしまってすみません。

橋下さんの話に戻ると、知事になってから従軍慰安婦に関連した発言で大炎上した時も、一般的な理解は得られないとは思いましたがそれでも応援し続けていました。

維新の会で安倍総理を首相指名してしまった時も、あれはダメ元でも自分の党の人を指名するべきものなのに、何にもわかってないなと思いましたがそれでも応援し続けました。

橋下さんとアナウンサーの羽鳥さんとの番組で、脳機能学者の苫米地英人さんが出てタイマンで討論する企画があった時も、日本に本格的なディベートを持ち込んだ苫米地さんがフェアに討論しているのに、めちゃくちゃな突っかかりで強引に論破したことにしたくだりの時も残念に思いましたが、それでも応援し続けていました。

不倫が発覚して相手にコスプレさせていたこともバレてしまった時は、意外と炎上しなくて済んだのですが、あれはもう少し炎上すべきだったのかなと思います。

とにかく色々なものが積み重なって、今回の件で諦めが付いたような感じです。

アンチになるとかではありませんが、もう応援することもないのかなと思うようになりました。

もう野党には応援する党がなくなってしまい、自民党だっていいとは思っていない状況が続くことになります。

突然ですが、マスコミやツイッターなどは何のためにあるんでしょうかね。

人を蹴落としたり自らの発言で自滅したり、こんなことがこの先も続いていくのでしょうか。

そんなことをしみじみと地方の田舎で思いながらこの辺で終わりたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
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