国民民主党の家賃補助は令和最初の愚策

28.6.19

いやー、びっくりしました。

テレビを見ていたらCMで国民民主党が家賃補助を公約に掲げていました。

なんか精神的にダメージを受けてしまいました。

一応、国民民主党のホームページでも確認しました。

住宅ローンには減税があるのに、住居を借りている人に補助がないのはおかしいという理屈なのだそうです。

あきれてしまいます。

民主党時代には(自民党の議席を)3分の2取らせないみたいな、もうそれ政党として何を目標にしているかさえ言わない揚げ足取りばかりでひどかったものです。

が、それらしい独自の政策を打ち出したらこれが論外すぎて悲しくなってきます。

これじゃあ自民党に何の文句も言えないですよ。

ちょっとずつ自分なりにあり得ないと思う点について書いていきたいと思います。

まず住宅ローンは金融機関への返済ですから、家賃とは性質が全く異なるものです。

家賃を補助するということは、大家さんが助かるわけです。

日本の土地は日本人でなくても取得することが可能ですから、補助された家賃が国外に流れることもあります。

そうでなくても大家さんを儲けさせて何になるんですか?

大家さんの全てが金持ちではありませんが、不動産を所有していて貸すことができるくらいの富があります。

つまり金持ちを優遇している政策なんですよね。

具体的な家賃補助の条件や金額については載っていなかったか、見つけることができなかったのでわかりませんが、場合によっては家を買おうとしている人が借家の方がいいという選択をしてしまう可能性があります。

土地の売買が低迷すれば、景気は良くなりません。

昔からの地主が賃料を取り逃がさなくなるだけです。

そしたら大家さんはまた別の土地を買うのかもしれませんが。

まず持ち家にするか賃貸にするかの選択は自由であるべきです。

お金持ちでも賃貸の方がいいという場合もあるでしょう。

どちらかといえば、家を買いたいのに手が届かない人を助けるべきで、せめてどんな仕事でも30年以上働いたら家を建てられるくらいの世の中になる方がいいと思います。

派遣やアルバイトでも一生懸命に頑張れば、家が買えるようになって欲しいと個人的には思っています。

家賃の補助って。。。

国民民主党の本人か関係者に大家さんがいて、家賃が未納の人がいて困っているだけなんじゃないでしょうか。。。

いや仮に1人でも国民民主党の党員や友達に大家さんがいるとすれば、それはあなたがたが安倍首相を追求し続けた忖度ではないですか。。。

溜め息が出てしまいます。

家賃補助をいうくらいならベーシックインカムを導入した方がいいと思います。

家賃が補助の対象になれば絶対ややこしいことが起きます。

例えば私の実家では市の土地を借りているので、家賃は発生していませんが借地代が発生しています。

その場合に家賃じゃないから補助の対象外となれば、引っ越した方がいい状況も起こり得ます。

逆に借地代しか払っていないのに、家賃相当額の補助を受けられる場合は、普通にアパートやマンションを借りている人が損です。

少し考えただけでもめちゃくちゃ不公平になりそうなのがわかります。

これを税金で賄おうとしているなんて、信じられない発想です。

もう一度いいますが、得するのは大家さんです。

大家さんが反社会勢力かどうか確認するすべもありません。

不動産業界にしてみても、少子化などでアパマンの経営が厳しい中で、実力で勝ち残っているような優秀な業者にしてみてもこれまでの努力が馬鹿馬鹿しく思われるかもしれません。

もし家賃補助が実現すれば、補助の対象になっている人を確実に入居させるようになるでしょう。

最初のうちはキャンペーンなどを行って、入居者の取り合いになります。

家賃の補助を受けられないけど家を借りたい人にとっては、審査などが厳しくなり、怪しい保証人代行会社などを通さないと契約できなくなり、むしろ弱者を見捨てるような政策になり得ます。

また、入居者を取り逃した大家さんはアパートに誰も住んでないとかになって、破産したり手放すこともあるでしょう。

一体、誰のための何の政策なのか、ここまで一瞬でひどすぎると思った政策はこれまでにないくらいです。

国民民主党の家賃補助は令和最初の愚策です。

来年1万円札の顔になる渋沢栄一だったら絶対にやらなかったでしょう。

こんなにひどい政策をわざわざ莫大な宣伝費をかけてテレビCMで流して恥ずかしくないのでしょうか?

あと、話は少しそれますが、安倍首相が加計学園の件で、当時の民主党で今の国民民主党代表の玉木雄一郎さんが厳しく追求していました。

ところが、加計学園で問題になった獣医師の学会には玉木さんの父と兄が所属していて、獣医師であることはあまり知られていません。

安倍さんが友人に忖度したというのなら、玉木さんは親兄弟に忖度しているといえるような状況です。

それがネット上では割と炎上気味になり、玉木さん自身が弁解するブログ記事を更新していたのを見たことがあります。

あくまでもざっくりと読んだ印象ですが、要するに玉木さんは自分の親や兄弟が獣医師学会に所属しているけど、寄付はそんなにもらっていないし、そのこととは関係なく追求しているみたいな内容だったと思います。

じゃあそれって、安倍さんと加計学園の理事長が友達だけどそれとは関係なく獣医学部の設置を認可させた、といえば玉木さんは納得するんですか?

という話です。

当時これに近い内容で、玉木さんのツイッターに質問したことがあります。

すると、本人か関係者の裏アカウントなのか、証拠はありませんが変なアカウントに粘着されて何度か反論したら返事が来なくなったことがありました。

経済政策に関していえば、まだ民主党政権だった時の方がまともだったと思います。

あの頃は円高になりましたが、海外のものが安く買えたので個人的にはその時の方が良かったと思っています。

一方で、今の国民民主党の家賃補助は経済政策としても愚策でしょう。

もしかすると、大家さんだけの話ではなくて、日本人以外でも家賃補助の対象になるのでしょうか。

このようなことは党内の会議で却下されていないとおかしい性質のものです。

年号が令和になる前、変な元号にならないか心配していた時のように、国民民主党の家賃補助が実施されないことを願いたいです。

というか、素人のこのブログでさえ、どうやったら野党が勝つかとか、その方法とかも記事にしたことがあるのですが、そこまでひどい政策は思い付きませんでした。

やっぱり民主党(の流れを汲む政党)は本当は与党になりたくなくて、そこそこの党員を確保して政党助成金や歳費をもらうための営利団体なんでしょうかね。

そんなようなことも数年前に記事にしたことがあります。

いずれにしても、あきれるというか、あきれるのさらに先を突き進む国民民主党には期待できないどころか、日本のどこかで本当に国のことを考えているけど金銭的な理由などで政治家に立候補できないような人を発掘して党を明け渡して欲しいです。

今回は愚痴みたいな感じにもなってしまってすみませんでした。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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