なんかふと、昔のことを思い出してしまって、せっかくなのでブログに書いてみることにしました。
とはいえ、匿名で書いているブログなので、父方か母方かどっちの祖父のことなのかとか、特定に繋がりそうなことは排除しながら書いていきたいと思います。
うちのじいちゃんはお酒が大好物でした。
それを最初に書くくらい、おじいちゃんといえばお酒を飲む人でした。
私が物心がついた頃、じいちゃんの家で購読している新聞が毎日新聞と赤旗だったことを知りました。
北海道は、おそらく今でも半数以上の圧倒的なシェアを誇っているのが北海道新聞なので、この組み合わせは結構珍しいと思います。
じいちゃんが亡くなってからは北海道新聞になった時期もあるのですが、話はそれますが北海道新聞すごいですよ。
何年か前にアメリカでトヨタの自動車に不具合があるとかで問題になった時に、ニュースやネットよりも詳しい情報が載っていて、その不具合を見つけたとされているアメリカの大学だったか組織の検査がずさんだったことまで書いていたような気がします。
地方新聞なのにね。
話を戻して、毎日新聞では確か日曜日にわかりやすく哲学や心理学について解説しているコラムみたいなのがあって、それで田舎で教養のない環境に生まれ育っている割に、そういうのに興味を持って本を読んだりしたきっかけになったところもあるかなと思います。
それよりも、今回は赤旗ですね。
共産党の新聞です。
ちゃんと読んだ記憶はありませんが、間違い探しのコーナーくらいは載っていたような気が。
もしかしたら毎日新聞とごっちゃになっているかもしれませんが。
テレビやラジオの番組表は載っていたと思いますね。
他の新聞に比べると薄っぺらかったと思います。
うちはなぜか婆ちゃんまで共産党を応援していて、選挙の時に家の前で共産党の候補者が演説することもありました。
特に私が子供の頃は竹下内閣で消費税が施行される時だったので、おそらく猛反対で共産党を応援していたんだと思います。
で、おじいちゃんはお酒が好きで、若い頃は婆ちゃんやうちの親とおじおばにはかなり迷惑をかけたそうです。
老後になると夫婦の力関係が逆転して、おばあちゃんの方が強気でした。
ある日、おばあちゃんが言っていたのは、おじいちゃんが共産党を支持するようになったきっかけもお酒だったことです。
共産党員がお酒をおごってくれたから応援するようになったそうです。
じいちゃんは酒をおごられると、家の土地(借地ですが)を手放す契約を結びそうになったこともあったらしくて、相当危険だったようです。
学生運動で共産主義に目覚めたとかではなく、マルクス主義がどうとかそういうのとは全く無縁で、ただ酒をおごってくれたから共産党を支持して赤旗新聞までとっていたのです。
これがお酒をおごってくれたのが創価学会だったら、もしかしたら公明党の支持者になっていたのかもしれません。
これといって共産党支持者だから何かあったということはないのですが、同級生のおじいちゃんも共産党支持者で赤旗新聞をとっているという共通の話題があり仲良くなるきっかけになったと思います。
どちらかといえば、やっぱり最初に消費税が制定される頃の選挙の時に、じいちゃんの家に泊まっていたのですが、ラジオで共産党以外の候補が当選すると世の中の人はわかってないなみたいなことを婆ちゃんが結構グチっていたのが印象に残っています。
確かに消費税が決まる決まらないみたいな時ですから全然どっちかによって、その後の生活が変わってしまいますからね。
うちの婆ちゃんは計算が苦手で、逆に私は小さい頃に算数が得意だったので、チラシを見ながらこれとこれを買っていくら払ったらおつりがいくらになるという計算を代わりにしていたことがあります。
小学校に入る前で、繰り上がりとか繰り下がりの概念を知る前からなので、後になってから私の計算も間違っていたことがあって恥ずかしく思ったことがあります。
それでも消費税が導入される前は、チラシを見ると1980円とか298円とかの値段の表記が多くて、2000円とか300円を払うとおつりをもらえていたわけです。
今だと税抜き価格ならそこに税が入れば、2000円じゃ買えなくなりますし、税込みで1980円だったらなんか辻褄合わせっぽくて逆に本当はもっと安くできたんじゃないかって思ってしまいそうです。
消費税が施行されて30年くらいになるので、今の20代の人などは生まれてからずっと消費税がある時代に生きているんですね。
先月の参院選だと、れいわ新撰組が消費税を廃止するという、根拠も何もない政策を打ち出して2議席確保していましたが、それとは別にして期間限定でもいいので消費税がない時期を経験する機会を与えて欲しいと思います。
私も消費税はあまりいい税収の仕方だとは思いませんが、一方では闇の勢力とか外国人旅行客からも徴収することができるので、その点では一概にやめていいとも思いません。
残念なのは、これから10月にはさらに消費税率が上がり、軽減税率の導入が予定されていることです。
レストランで食べたら10%でお持ち帰りなら8%というのは、ヨーロッパの付加価値税の性質のものです。
勝手に消費税は、付加価値税にもなってしまいました。
消費税とは名前の通り、消費に対する税ですから買い物全般に関する消費活動に対して支払う性質のものです。
だから家賃は、消費活動ではないので消費税がかかりません。
ホテルでの宿泊は消費活動に含まれるので、消費税がかかります。
付加価値税も名前の通り、付加価値に対する税ですから、持ち帰ることよりもレストランの施設を利用して食べる行為の方が付加価値が高いので、税率も高いという考え方です。
簡単に言うと贅沢する人に課税する方法です。
それでいうと、レストランで食べたら10%というのは、本来ならある程度の高級な店に限定すべきであって、庶民的な価格設定の食堂やファストフードでは適応すべきではないと思います。
店で食べるか持ち帰るかで、ややこしい税率の選択をさせるのではなく、店の平均メニューの価格などで税率を決めた方が遥かにわかりやすいと思います。
個人的には日本での軽減税率の導入は5年以上は前からずーーーーーーーっと反対していたので、どこの政党も反対してくれなかったことが残念でなりません。
記憶が確かなら最初に軽減率の導入を持ち出したのは、民主党政権や公明党だった気がしますが間違えていたらすみません。
ただでさえ増税は消費の落ち込みに繋がるのに、持ち帰るかレストランで食べるかで税率を変えるみたいな愚行をやってしまうと、消費はますます落ち込んでしまいます。
黒田総裁以降の日銀の政策でも景気は良くなっていないので(数字上みたいのはなしにして)、また経済が悪い方向に歪む可能性しかありません。
いい加減に経済は金利とか量的緩和とかではなく、国民一人一人の心理が影響することを理解して欲しいと思います。
物を買うことが不安になったり面倒になってしまえば、経済は確実に低迷します。
逆に老後の心配や生活への不安がなくなれば、経済は好転します。
ここで、共産党支持者の孫が、素人なりにどうすれば景気が良くなるか考えて具体的なことも書いてきました。
でも、ばあちゃんが言っていたように世の中の人はよくわかっていないのかもしれません。
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