今月はブログを更新できないかもしれないので、台風19号については、その後の経過も見ながら記事にすることも考えましたが、このタイミングで記事にすることにしました。
ざっと思ったことを時系列で書いていきたいと思います。
台風19号は、台風の発生時から注目されていて、テレビ報道などでもかなり前もって報じられていました。
色々あった中で、気になったのは、NHKのニュースで、気象庁が異例の速さで会見、というテロップで報じていたことです。
私はこれを見た時に、てっきり台風が日本に接近してくる速さが異例の速さだったため予定より早く会見を開いたものだと受け取ってしまいました。
ニュースを聞いたら気象庁が会見を開くタイミングが通常よりも早かった、つまりそれくらい強い大型の台風がやってくるという意味合いでした。
NHKですら紛らわしい言葉の使い方をするようになったのか、となんだか切ない気持ちになりました。
これだけ数十年に一度クラスの台風が迫っているということですから、テレビは事前にもっと台風情報をやるべきだったと今は思っています。
日テレでは台風が上陸した日に、19時から予定していた番組を中断して、台風の特別番組を流していましたが、他の民放は通常通りなので、NHKしか台風情報をやっていない時間が多かったです。
で、今回思ったのは、台風が来てから緊急放送をしても遅いということです。
事前に大型の台風なのがわかっている状況ですから、上陸する前から緊急放送に切り替えて、バラエティやドラマやスポーツはやらずに、どこのチャンネルを付けても台風情報を流して衆知を徹底することが大事なのではないかと思いました。
最低限、台風が上陸する前日にはそういう状況になって欲しいです。
なんかやたらとノーベル賞のニュースとか、バレーボールやラグビーやサッカーや野球のスポーツ中継が多く、これで危機感を伝えることができるのか疑問でした。
その上で、台風情報ですが、強い風が吹くとか大雨になるとか、表現が曖昧すぎて現実味がないことも感じました。
かと思えば、命を守る行動をしてくださいというのも極端な感じもします。
まず、生活に身近なところから、何ミリの雨が何時間くらい降り続けたら低いところでは車が水没する可能性があるかどうかを伝えるのはどうでしょうか。
車が水没してしまう規模の雨が降る可能性があることを知るだけでも、高台にあるような場所の駐車場へ車を移動させるなどの対策ができます。
これくらい雨が降れば住居に水が入る可能性があるなども事前に伝えることができれば、土囊を積むなどの対策もある程度できますし、危険な場所なら避難することもできます。
表現が曖昧なのと命を守る行動の間の情報が欲しいと思います。
あと、これもできれば伝えた方がいいと思ったのは、マンションやビルなどの施設で、専門家ではないので具体名は知らないのですが電圧を変換する装置みたいなものが、地下に設置されている場合があります。
こういったものが大雨により地下が浸水して故障すると、建物全体の電気が使えなくなってしまいます。
以前、私が勤務していた会社も津波で地下の装置が故障して停電してしまうということがありました。
実際に、今回の台風19号でも大型のタワーマンションで装置が壊れてしまい、そのマンションだけ復旧の目処が付かず停電しているのをニュースで見ました。
正直、津波で経験したことがあったので、地下にそういった電源がある場合は起こり得ることだと認識していたので、個人的にはそのタワーマンションの管理会社がずさんだったと思いますけどね。
逆にいうとマンションの住民も日頃からそういう設備が地下にあると電気が使えなくなるということは知っておいた方がいいと思いますし、管理会社の方でも伝えておいた方が良かったかもしれません。
高級そうなマンションなのに停電で、電気も水道も使えずに階段で上り下りしないといけないというのは大変です。
その地域全体が停電しているならまだしも、自分が住んでいるところだけが停電していて復旧の目処も付かないのですから尚更、精神的にも辛いものがあると思います。
津波のハザードマップを用意している自治体はありますが、どれくらいの雨が振ったら住居や車が浸水して被害が起きるのかについても同様のハザードマップを作成することができればこういう時の備えになります。
次に台風が上陸した時と、その後ですが、基本的にニュース番組や天気予報の枠以外では、NHKしか台風を伝えていない状況です。
今の時期はスポーツ関連の放送で、稼ぎ時だったのかもしれませんが、ニュース番組では命を守る行動をするように伝えているのに、台風が来ても普通にテレビ番組を放送しているじゃないですか。
数十年に一度クラスの台風で、この扱いでは危機感が伝えられないですよね。
ダムの緊急放流についても正しい知識をわかりやすく伝えるなどした方が良いと思いました。
ツイッターでは何人かの政治家が、緊急放流をするダムを批判するという、今すぐ政治家を辞職すべきレベルの愚かな発言を見かけました。
これ、台風が過ぎてから、ニュース番組で名指しで批判していいと思います。
今年は北方領土を戦争で取り返す発言をした政治家もいましたが、それと同等かそれ以上にひどいです。
この緊急時にダムを管理する仕事に従事している専門の人たちが、わざわざ下流に住む人たちに嫌がらせのために放流すると思いますか?っていう話です。
ギリギリの選択をしていると思いますし、ダムが決壊した方が大きな被害が出てしまいます。
こういう愚かな政治家のためにも緊急放流することをただ伝えるだけではなく、緊急放流の必要性や必然性についてもテレビのニュースなどでわかりやすく伝えることが大事だと思います。
台風が通過した後の報道についてですが、有名なキャスターが被害にあった現地を訪問する演出みたいなのはいらないです。
どういう被害が起きていて、被災された人が何を必要としているかを伝えることが大事だと思います。
他の番組を中止して、ずっとこれだけでもいいくらい各地で大きな被害が出ています。
今日の段階で、もうNHKですらバラエティ番組を放送してますからね。
全国の美味しいメシの大会みたいなのとか、星野源が女装しているよくわからない番組とか、そういうのよりも台風の被害を伝えるべきだろうと思いました。
公共放送でこれはダメですね。
信用を失いますし、受信料を払う価値もないし、N国党の支持者が増えてしまいます。
今回の台風情報で、NHKがぶっ潰されなくて良かった、と言っている人もいましたが、避難所で被災者がテレビを付けたら星野源が女装している意味がわからないバラエティ番組を放送しているわけですから、こういう姿勢は壊して欲しいと思いました。
他にも思うところはありますが、今書ける範囲で、色々と思ったことを思い出しながら書き残しておくことにしました。
何か大きな災害があれば、民放でCMを自粛することがありますが、今回は事前に大きな規模の台風が来るのがわかっていたので、台風が上陸する前にCMや番組を中止してでも台風について知らせるべきだったのではないかと思っています。
以前から何度か書いていますが、民放は民間企業ではあるけど、災害時には大事な情報インフラとして機能すべきです。
野次馬として被災地へ出かけて迷惑になるのではなく、日頃から特別な訓練を受けている災害報道専用の部署などを設けて、むしろ土砂を撤去したり、被災者へ炊き出しを行うなどして役に立つような報道機関になって欲しいです。
ブルーシートを設置して上がられるくらいの技術を持った人が災害報道を担当すればいいと思います。
無償でブルーシートとを設置して、そこにTBSとかフジテレビのマークが印刷されていてもボランティアで助けてくれたのですから怒る人はいないと思いますし、信用も得られた上で宣伝にもなります。
やらないテレビ局は、他局のブルーシートを映像で流すことになります。
今回はここまでにします。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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