月に一回なんとか更新しているブログで、今日が8月31日でギリギリになってしまいました。
時間がない中での更新になり、内容的にも雑になっている部分もあると思いますのでご了承ください。
まず大前提ですが、いじめや差別を肯定するつもりは全くありません。
もう1つは題名にある通り、コーネリアスこと小山田圭吾さんやラーメンズの小林賢太郎さんの件について擁護してみるという内容で書いていくつもりですが、全てを覆すというほどの意図があるわけでもないことを前提に進めていきたいと思います。
今の時点では両方とも実名で書いていますが、今後の状況次第では名前を伏せたりするなどの対応を行う場合もあります。
小山田さんの過去のイジメ問題から先に書きますが、騒動のあとになってから該当する2つのインタビュー記事を読む機会がありました。
最初のロッキンオンの記事で小山田さんが学生時代のいじめを楽しそうに話していたことから、次にクイックジャパンでの企画により更にいじめの詳細に焦点をあてるような記事に発展しました。
これらの件から考えていきたいと思います。
当時の売れっ子ミュージシャンといえば飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
それと同時に雑誌のインタビューというものが、単なる質疑応答ではなく娯楽性を持って発展していく過渡期だったのではないかと考えています。
CDが100万枚売れることも珍しくなかった時代、インターネットなどもなかった頃で、雑誌の影響力は大きかったと思います。
おそらくアーティストの側は特に売れっ子ともなると、CDを発売する際のプロモーションなどで、嫌というほどたくさんの雑誌のインタビューを受けていて、インタビューする側も他の雑誌にはない話を聞き出すことに苦心していたのではないかと推察します。
こうしたアーティスト側、メディアの側の試行錯誤や利害関係が一致して、今から25年前といえばセクハラという言葉があったかどうかというくらいで、今みたいに社会的なモラルを問われている時代とは概ね異なっていると考えた方が良さそうです。
当時からいじめはいけないことなのは理解できますが、インターネットが普及していなかったですし、一般大衆がSNS等で価値観を共有するような文化はなく、尚且つ売れっ子の若手ミュージシャンがありとあわゆる質問を受けていた中でいじめ問題について問われ、珍しい質問だったので答えてみたという感じではないでしょうか。
それが笑い混じりの謝罪であったり、学生時代のいじめについて反省していないということでも炎上していましたが、当時はインタビューする側も試行錯誤をしている頃で、(笑)であったり、笑い声をガッハッハと表記するなど、話を盛ったり大袈裟にすることはよくあったことなので、本当に当時の小山田さんがふざけながら謝ったのかどうかは正確にはわからないと思っています。
そして、その音楽雑誌でのインタビューでの特異性からクイックジャパンでこれもまた当時のサブカル誌が今ではあり得ないようなことも試行錯誤している中で、いじめられた経験を持つ記者がいじめた側といじめられた側の両方に取材するという企画が始まり、ロッキンオンを読んだであろうサブカル誌から小山田さんに依頼があったという流れになります。
当時としても不謹慎な内容であることなのは否めないと思いますが、これもおそらく当時はミュージシャンといえば多大な影響力を持っていたこともあり、テレビ番組などで叩いたり批判しようものなら音楽番組に出演してもらえないなどのデメリットの方が大きかったのか、ワイドショーなどでも話題になることはなかったのではないでしょうか。
あと、当時はオウム事件の前後であり、ワイドショーを含めオウム関連の報道が過熱していたことから若手ミュージシャンの過去のいじめの件は優先度が低かった可能性があります。
当時のマスコミに叩かれていなかったことで、25年経っても火の粉がくすぶり続けてしまい、今回の大炎上の要因になってしまったのかもしれません。
この件で1つだけ伝えておきたい最も重要だと思うことは、例の知的障碍者の方へのテレビでは放送できなかったいじめの内容については、あれは小山田氏本人が強要したものではなく、同室していた同級生が強制したものであることがその雑誌のインタビューに書かれていることです。
そのインタビューではそのいきすぎたいじめの内容には本人も引いていたと書かれており、そうであっても同じ部屋にいたなら止めることもできたはずだという意見もあるのは理解できますが、それらについては本人ではなかったということだけでも伝えておきたいと思いました。
ネットやテレビではそのいきすぎたいじめについても小山田氏が行ったかのように情報が誤って伝わっているものが多く、それを真に受けた一般大衆が多かったことで炎上の炎が大きく燃え盛ってしまいました。
他にも思うところは色々あるのですが、特にこの誤解された情報により今後の活動が困難になっている現状だけは可哀想であると判断したため、1人でも誤解が解ければという意味も込めて書いてみることにしました。
次にラーメンズの小林賢太郎さんの20年以上前のコントでのホロコースト発言ですが、これに関してはファンの方が該当するコントの全容をネットに上げているのを見ました。
それによると、あのコントは昔NHKで放送されていた『できるかな』のパロディであり、ラーメンズの二人はノッポさんとゴンタくんに扮していて、休日を2人で過ごしているような内容です。
問題の発言はプロデューサーとの打ち合わせの時にホロコーストのネタをやろうと伝えたら怒られてボツになった、という部分です。
つまり、コントの中でもホロコーストは不適切でいけないことだというニュアンスが込められているものであり、これもネットやテレビでは切り取られてしまいました。
それでもホロコーストをコントの中に入れてはいけないよ、というのはわかるのですが、内容が切り取られたものであることを知っている人はどれくらいいるのでしょうか。
この件も過剰にご本人たちの今後の活動が制限されたものであり、誤解が含まれたまま炎上して可哀想に思ったため触れてみることにしました。
というわけで、全面的に擁護するとか全てを覆すつもりはありませんが、誤解されている部分だけもお伝えできればということで書いてみることにしました。
重ねてですが、いじめも差別も肯定するつもりは一切ありません。
最後まで読んで頂きありがとうございます。