分子生物学と医者との隔たり

14.1.23

月に1回なんとか更新しているブログですが、2023年では最初の回になります。


今年は月に1回以上(つまり現状通り月1回の時もありますが、できたら2回以上)の更新を心がけたいと思います。 


さて、何を書こうか色々と考えていたのですが、最近思うのはツイッターって議論に向かないような気がします。


そもそも意見が異なる者同士で話し合って、解決することがあるのか、甚だ疑問です。


明確に答えが存在する事象に対して、誤っている意見の持ち主が自らの誤りを認められる人物である場合には可能かもしれませんが。


今これを書いている2023年の1月で、ツイッター上で議論が巻き起こっているといえば、colaboの問題なとがありますが、他に長く論争が続いたままになっている出来事として、ワクチン接種の有効性の有無があろうかと思います。


先にいっておきますが、ここではどちらが正しいかについて論じることはありません。


私自身がワクチン接種をしているかどうかについても今回はノーコメントとさせて頂きます。


なるべく客観的に書きたいところなのですが、主にツイッターで見かけた中での話になりますので、そこには自分がたまたま興味を持って解説まで読んだり動画を視聴した側の意見が反映されてしまいます。


具体的な名前を出そうかとも考えたのですが、どちらの側について書いても、その反対側の意見の持ち主から理不尽な批判をされそうな予感がありますので、ちょっと曖昧にしておこうと思います。


その上でなのですが、やっぱり個人的にはワクチンの有効性や新型コロナウイルスの起源について、分子生物学的に論じている識者の意見の方に興味があります。


なぜならば専門性が高く、一般人には理解するのが困難な内容もありますが、彼らなりに理屈があって論じているからです。


理屈というか根拠、科学的に客観的なデータといっても良いのかもしれません。


ここからは私自身の記憶から、素人なりの見解などを含んだことも書くので、鵜呑みにしないで頂きたいのですが、ある観点から解説されている学者さんの意見でなるほどと思ったことがあります。


通常の免疫システムには色んな役割の細胞などがあるのですが、まだ詳しくは解明されていないある細胞には、ウイルスのパターンを分析して、高度な処理をする役割があるのだそうです。


いわゆるmRNAのワクチンには残念ながらその細胞を活性化させることはできないようです。


単純に新型コロナウイルス(武漢型)を指名手配犯として警鐘を鳴らし、悪い細胞が見つかれば殺したり、食べたりする細胞は働くそうです。


コロナウイルスは変異するため、古い型を指名手配する点においては有効ではない(私の解釈ですが高度な分析をする細胞が活性化されれば異なる型にも対応できそうに思うのですが、残念ながら先に書いたようにその細胞はワクチンでは活性化されないとのことなので)ということがいえるのかもしれません。


もう1つは別の学者さんの意見ですが、新型コロナウイルスは研究所を起源とする説、変異株も人間の手が加えられているなどといった話についてです。


特にオミクロンでは通常の変異とは思えないような大幅な変異が起きているようです。


素人目には、てっきり新型コロナウイルスが武漢型からイギリスで変異したとされているアルファやベータ型、そこからインドで変異したデルタ株、アフリカで変異したオミクロンという順番に変異しているような感覚ですが、オミクロンは武漢型が由来となっているそうです。


詳しい説明は難しいので、ざっくりとした例え話になりますが、通常は1.5から2でも大幅な変異とされている数値があるとして、オミクロンはその数値が6ほどあり、自然ではあり得ない変異が起きているのだそうです。


これは素人の見解で申し訳ないのですが、これほどまでの変異となると、武漢株から新型コロナウイルスと呼び、オミクロンまでの変異種を変異株と呼んでいますが、もしかしたらオミクロン自体が文字通り新たな型の新型コロナウイルスと呼んでもおかしくないくらいのウイルスなのかもしれないですね。


この2年くらいの間に、別々の新型コロナウイルスが2種類まん延しているとすれば、オミクロンから急に感染者が増えてきていることや最近では死亡者数が増えていることなども、(オミクロンを変異株として対処しているということが誤りだとすれば)納得できるかもしれません。


ここでは新型コロナウイルスの起源について断じることはありませんが、ウイルスに手を加えて変更することについては、近年では技術的なハードルが下がってきているそうで、やろうとすればちょっとした研究施設でも可能であるようです。


それを考えると、起源について真相を明らかにすることも大事かもしれませんが、今後の取り組みとして、ウイルスの改変を世界的に禁じたり監視するような仕組みが必要です。


そうでなければ、知らないところで今後も未知のウイルスがパンデミックを起こすリスクに世界が晒されることになります。


これはある意味ではワクチンの有効性よりもただちに議論がなされるべきことかもしれません。


一方で、ワクチン接種を推進すべきという医者の意見の多くは、すでに有効性の高さを示すデータや論文が出ているなどの言及に留まり、具体的にこれのこれがいいとか、分子生物学的にワクチンの有効性を疑う意見についての反論がされていないのが現状だと思います。


いずれにしても多くの場合はどちらの側も幼稚な揚げ足取りのような討論ともいえないところで言い争っているのをよく見かけていて、国もメディアも信じない自分にとっては、どちらの意見も納得し難いというのが正直なところです。


ただ、正しいと確信しているのならば、新型コロナウイルスは世界的に起きていることなので、世界に発信する頻度が高くても良さそうなものです。


そういう意味では、具体的に分子生物学的に論じている学者さんの意見の方が自分にとっては信ぴょう性があるように思われます。


しかし、信じるか信じないかではなく、真実が一番大事です。


もしかしたら白か黒かはっきりするものではなく、中途半端に安全で、中途半端に危険だったという場合もあるかもしれません。


もしくはロットごとに安全なものや危険なものが混在している可能性があるのかもしれません。


私自身は素人なので議論に加わることがなく、見守るしかないのですが、互いの意見の隔たりを蹴落とし合うのではなく、真実に近付くための議論を専門家たちにはお願いしたいと思っています。


専門性が異なる場合には、正直にそれについてはわかりませんといえば良いのです。


単に批判するだけでなく、この部分は正しいと思うけど、この部分については具体的にこういう理由で正しいとは思わないというような意見の交換を行うべきだと思います。


現状は仕方なく、そういうことができているかできていないかを見て、どちらが正しいのかを推論するくらいのことしか素人にはできません。


有効性を確信し、1人でも多く、1日でも早くワクチン接種を願うのであれば、尚のこと北風のように煽るのではなく、太陽のように諭すべきだと考えます。


そして医者以外は専門家ではないなどとは言わず、こんなことも知らないのかなどとも言わず、冷静に議論をすることが大切です。


それができないからこそ、意見が割れてしまうのですが、それ以前に日本のメディアが終わり過ぎてしまっているので、国を含めて、きちんとしたデータを出すべきだと思います。


分子生物学的に懸念があるのだとすれば、医者に限らずですが、推進したい側が分子生物学を理解するようにして、その上で議論をするようにしないと真実に近付くことはできないでしょう。


どちらかといえば、何をいっても理不尽な批判に晒されてしまう現状に憂いています。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

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