衆院選の感想など

25.10.17


 ブログの更新が久々になってしまいました。

 できれば少なくとも月に1度は更新しようかと思い、今回は先日に行われた衆院選について書いてみようと思います。

 まず民進党についてですが、このブログでも何度か記事にしましたが、本当にダメな政党ですね。

 今回の選挙は、もし(かなりあり得ないもしもかもしれませんが)民進党が全うな野党だったら政権を奪取することが可能ですらあったはずです。

 もう多くの人が仕方なく自民党に投票している状態です。

 投票率は53%くらい、18歳で50%で19歳は30%程度だったようです。

 少し前に民進党では代表選が行われていて前原さんと枝野さんの一騎打ちになりました。

 その時、当選したのが前原代表で、今回の衆院選挙で希望の党との連携を模索する訳ですが、その本人が無所属で出馬することになるなんて皮肉どころではない、論外すぎて話にならない状態です。

 他にも民進党で過去に総理や大臣の経験がある人たちの中にも無所属で出馬されることを余儀なくされた人物もいます。

 これらの人たちは民進党であっても当選する可能性が高いので、議席を1つでも多く獲得しようとする意味においても間違っています。

 実際に希望の党に民進党の議員が流れ込んだことで、実質的に希望の党が民進党のような役割に見えてしまったことが、希望の党の失速の要因にもなり得たと思います。

 どうせ民進党とほぼ同一視されるくらいなら総理経験者などは排除等せずに希望の党に入れるか、民進党の議員を今回のような形で入れない方が良かったと思います。

 逆に立憲民主党が想定外の躍進を見せたのは、本当はそうではないでしょうけど、ある意味では悪い民進党(当選するために政党を移行した)ではない残った人たちで結成されたということで、信念があるという風に有権者の目には見えたのかもしれません。

 その立憲民主党の党首が、先の民進党の代表に選ばれなかった枝野さんというのは本当に皮肉で、民進党は本当に国民の支持を得られていなかったことを表しているような気がします。

 立憲民主党には辻本清美議員もいて、なんでこの人が当選できるんだろうという疑問はありますが、立憲民主党の方に追い風が吹いていたので運が良かったのかもしれません。

 あと無所属ですが不倫問題等で少し前に民進党を離党していた山尾議員も、どうして当選したのか疑問ですが、この場合も野党再編のゴタゴタの前に抜けていたという意味では、運が良かったのかもしれません。

 最悪なのは、このハゲーなどの暴言で有名になった某議員でした。

 騒動の間は体調不良で入院していて姿を見せなかったのに、選挙になったらいつの間にか出てきていて、しかも健康そのものでした。

 自民党を離党しているのに、このタイミングでなぜ当選できると思ったのでしょうか、本当に体調を崩していたとしても、暴言には誤解が含まれていたとして、これは評価することができません。

 日本のマスコミの対応を見ていますと、今回の選挙で自民党の圧勝はほんの少ししか触れていません。

 個人的にたまに聴いている海外のネットラジオのニュースではヒュージビクトリーと言っていて安倍晋三のことしか伝えていないくらいでした。

 日本のテレビでは自民党の圧勝はあまり伝えずに、すぐに希望の党が振るわなかったとか立憲民主党が議席を獲得したとかそんなニュースばかりです。

 日本に建設的な野党が存在しないのは、もしかするとマスコミのこうした偏向報道などからきちんとした論理的な議論が生まれないということがその理由の1つかもしれません。

 あと選挙特番も少し見ていましたが、私はよくテレビ東京の池上彰さんのをたまたま1回目から録画して見ていて面白かったので、その後も見ているのですが、他のチャンネルも真似するようになってきましたね。

 まず政治家のプロフィールにしょうもないどころか悪意すらありそうなエピソードが載っているのは以前は池上彰さんの番組だけで、それが面白かったのですが、フジや日テレでも同様の表記がありパクリです。

 選挙中の小泉進次郎を取材しているのも他局もやるようになり面白くないですね。

 TBSにいたってはホラン千秋が密着取材みたいな感じで付いていたのですが、選挙特番のスタジオからの中継でも小泉進次郎とホラン千秋が話していたら、他の出演者が、いちゃいちゃするな、みたいな感じで話を遮ったり、あくまで視聴率のためで自民党は支持していないという態度が見え見えで、TBSってひどいテレビ局だなと思いました。

 まずホラン千秋を抜擢した時点で、何も期待できないし、そうした見た目の感じで視聴率を取りたいなら小泉進次郎とのくだりはもっと長くてもいいんだろうし、何がしたいのかよくわかりませんでした。

 あとNHKを含めて今回の選挙特番でひどいと思ったのは、台風の被害をほとんど伝えていないことです。

 台風の被害が拡大したのはそれもあると思っています。

 ほぼ全局が生放送しているんだから、台風のことも即時的に伝えられたはずです。

 本当に融通が利かない、これで他の業界の不祥事や芸能人を叩くなよという感じです。

 選挙特番に誰が出て何を伝えようにも、選挙結果は変わらないので、災害報道に切り替えることがテレビにできることだったのではないでしょうか。

 きっと選挙特番中に大きな地震があったとしたらそれ以上に大変なことになっていたかもしれません。

 マスコミは反権力ということで、圧勝した自民党にはそれほど触れず、都議選で負けたら歴史的惨敗といったりもしますが、別に圧勝したのは事実なので、それは大きく報じても全く問題はない訳です。

 そして先程も書きましたが、マスコミが偏向報道をやめて、論理的な面での世論を形成していくことが強い野党の形成に貢献できる部分があると思うので、そうした面からもきちんとした報道のあり方と、災害報道のあり方は改善して欲しいなと思いました。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んでくれてありがとうございます。

 

 

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