急に時間ができたので、月に1回なんとか更新しているこのブログを書いています。
ある程度のことは日頃から何を書こうか考えているのですが、ちょっと急だったので、書き忘れていることもあるかもしれません。
思っていたのはもっと前からですが、去年の終わり頃からこのブログでは、何でこんな事故や事件が起きたんだろう?と思うようなことが増えていませんか、とお伝えしていて、先月は補足するように、あの影響で変質者や真面目な人への冤罪も増えているのではないかと書きました。
考えようによっては今も恐ろしい出来事が進行中で、場合によってはもっとえげつないことが起きるか、何事もなかったかのようにここ数年の狂乱を仕掛けた人たちが逃げ切るか、最悪の二択になっている可能性があります。
はっきり書きすぎると陰謀論者に思われて終わるだけだと思うので、抽象的な表現も交えつつ、ここ数ヶ月くらい、出来事によってはここ数年くらい考えていたことを色々と書いてみたいと思います。
1月や2月の記事で書ききれなかったこととして、最初に思い浮かんだのは今年の元日に起きた能登半島大地震でのことです。
元日だったというのもあるのですが、なぜかここ数年、日本での大きな出来事が起きる時は仕事が休みの日で、普段はそんな時間に寝ていることはないのですが、お昼前から昼過ぎまで眠ってしまい、目覚めてテレビを見ると大変なことが起きていたことを知るということが続きました。
安倍元首相の暗殺事件、岸田現総理の暗殺未遂事件、今年の元日に起きた能登半島大地震です。
当時のXでもつぶやいていますが、なぜかこれらの時は変な時間に寝てしまい、起きてからテレビを見ると大変なことが起きています。
ただの偶然とはいえ、すごい確率です。
それはさておき、能登半島大地震の時も寝て起きたら地震が起きた後であり、テレビを見ると例のNHKのアナウンサーが東日本大地震の時を思い出せ、逃げろと喚いている場面でした。
先にテレビを見ていた親に確認すると、このきつい言い方は今日二度目であり、1回目の方がひどかったと聞きました。
私はどこかで、次に大きな津波が来る際には、このようなきつい言い方をするようなことを聞いていたような記憶がうっすらとあって、それを実践しているのだなと思う一方で、それにしてもきつい言い方だなと思いました。
言い方よりも気になったのは、テレビの画面上です。
様々なテロップや文字が飛び交っており、そんな中できつい言い方をしているアナウンサーは声だけで映っていませんでした。
私はそれを見て、きつい言い方うんぬんよりもまずはNHKが落ち着くべきだとXでつぶやきました。
これでは逃げるどころか見ている人が混乱してしまいます。
津波が迫ってきて逃げることが最優先の状況なら、先に不要なテロップの表示を消し、アナウンサーは声や言い方だけでなく、姿を表し、危機迫った表情などでも避難を呼びかけるべきでしょう。
現に耳の不自由な方や遠い方もいるでしょうから、言い方だけではどうにもならない場合があるのです。
すると、X上では元日で休みの人も多かったのか、NHKの呼びかけを絶賛している意見を見かけるとともに、この呼びかけがおかしいと批判的なポストをした人が非難に晒されているのも見かけました。
まさに日頃からのメディアによる愚民化政策により、疑わずに受け入れるタイプの人々はNHKの対応を正しいと受け止めたのです。
後に音響の専門家などが、実は以前からNHKと話し合いの場を設けたりして、このきつい言い方によって我に返り、避難する効果があると科学的なデータがあってこうしているなどの情報がありました。
しかし、それでもやはり個人的には疑念を抱かざるを得ませんでした。
自分が見たのは幾分か言い方が緩くなったらしい二度目の呼びかけでしたが、それでもあの言い方だと、津波が来る地域以外の人でもとにかく逃げろと言っているように聞こえます。
いや、津波が来ない地域の人が避難したとしても問題ないだろうと思う方もいるかもしれないですが、それだと何のためにテレビで情報を得ているのか、意味がなくなってしまいます。
津波で危険な地域の人が避難をする判断をするためには、あなたが住んでいる地域は危険ですと伝えなければいけません。
とにかく逃げろ、東日本大震災の時を思い出せ、と言われても自分の住んでいる地域に津波が来るのかどうかが、あの伝え方では判断できず、結局はテレビ画面を見回して、どこに津波が来るのか、情報が載っていないかを確認しないといけないのです。
それこそNHKは全国に放送網を持っているのですから、津波警報が出ている地域には、とにかく津波逃げろのテロップをでかく表示する一方で、津波が押し寄せる地域の一覧などは小さくてもいいからきちんと載せるべきです。
先ほど耳が不自由な人にはそんな言い方でも危機感が伝わらないと書きましたが、目の不自由な人にとっても、とにかく逃げろでは、津波が来ない地域の人も不安になりますし、避難する必要がない人まで外の様子が見えない状況で、強引に避難を促して事故でも起きたらメディアによる二次災害が起きてしまいます。
それらの点からNHKは元日の津波の伝え方について、賛否があったとするのではなく、もう一段にも二段にももっと伝え方を改善していかなくてはいけません。
先日、祝日の時にたまたまNHKの地方のニュースを夜に見ようとしたら、番組と番組の間にNHK自身がPRするようなCMのようなものが流れていて、その時にも元日のきつい言い方をしている音声と地震報道の映像が流れて、あの報道がNHKを自画自賛しているように受け取れる内容だったので、辟易としてしまったのを覚えています。
もっといえば、私は東日本大震災の日も偶然仕事が休みの日で震災直後にNHKや民放も見ていたのですが、津波の伝え方に全く危機感がなく、話にならないほどひどかったので、その反省から今回のきつい言い方が絶賛されているとしても到底納得できるものではありません。
言い方をきつくしたからといって、東日本大震災での被害を取り戻すことはできません。
テレビはもっと前から危機感を持っていなければいけなかったのです。
そして、それは今でも満足のいくレベルにはなっていないことを視聴者の側が理解しておかないと、また災害時はメディアの自己満足と、何も疑わずに絶賛する人々により、結局は被災者が被害を受けることになります。
NHKですらこの状態ですから、民放は尚更だと思っておいた方がいいと思います。
テレビに言われなくても自分が住んでいる地域に大津波情報が出ていたら逃げるでしょう。
それなら大事なことは全国放送で全国民に逃げろというのではなく、該当している地域の人に大津波警報が出ていることを的確に伝えることです。
ここからの部分は後で消すかもしれないですが、東日本大震災で知り合いや当時の仕事上のお客さんが亡くなっています。
個人の特定を防ぐために具体的には控えますが、津波で亡くなった方を取材していた地方の新聞社の人が情報を得るために、私のところに取材をしに来て、応じたこともあります。
それらの経験から言えることとしては、人にもよりますが、いくらきつい言い方をしても避難しない人はしません。
優しくいっても無理な人もいます。
なぜその人は避難しなかったのか、新聞社の方などからも聞いた話を考慮して、ここでは書きませんが、もしタイムマシンに乗って説得することができるとすれば、強引に連れて行くくらいのことをしないと助けることはできませんでした。
これらのことを総合的に判断すると、東日本大震災での津波情報を見て、実際に知っている方が津波で亡くなって、元日の能登半島大地震での津波情報を見た者としては、きつい言い方に効果があったしてもその影響はかなり低いと思わざるを得ません。
繰り返しになりますが、それなら不要なテロップなどの表示を消して、避難することと避難すべき地域をきちんと表示した上で、アナウンサーは姿を表して必死に伝えるべきです。
その上で該当している地域以外でも危険なこと、海には近寄らないことなどを伝えれば良いでしょう。
それだけにとどまらず、もっといい方法はないか研究すべきだと思います。
NHKは年間、数千億の受信料を得ているのだから、もっと科学的に地震情報や報道が人々にどのような影響を与えるのか研究して、心理的に最善の伝え方をすべきだと思います。
おはよう日本ではアナウンサーがヘラヘラ笑いながら寒い冗談を言ったり、ニュース7やニュースウォッチ9ではタメ口のリポーターや無駄としか思えないような出張、今回の能登半島大地震でも家族が亡くなった人を追いかけるような感情に訴える内容が多く、どうしたら1日でも早く復興できるのかなどの現実的な方向のものが極端に少なかったです。
自民党の裏金問題をやっている時間も多く、反自民党的な傾向からなのか石川県知事への取材が少なく、被災された自治体の首長や復旧作業の担当者に意見を聞いて伝えるなどの報道もほとんどありませんでした。
津波の時は科学的だと言ってきつい言い方を肯定しながら、他の震災関連のことは民放にも劣るような報道をしています。
一方でニュースウォッチ9のメインキャスターの1人が親の企業から役員報酬を得ていたことで厳重注意を受け、同番組を降板しました。
震災を伝えずに裏金問題で騒いでいたのに、職員の不適切な収入については番組では説明されず、ネットで伝えて終わりです。
きつい言い方をしないと伝わらないというのなら、NHKこそ視聴者からきつい意見に晒されて目を覚ますべきです。
やたらと韓国を見習えのNHKですが、韓国の公共放送での受信料は月300円もしないそうです。
受信料を廃止する国もあるそうです。
去年の今頃の時点で8000億円以上の金融資産をNHKは持っていたようなので、昨今の株高でさぞ利益が出ていることでしょう。
今こそNHKは解体に向けて、ソフトランディングを検討すべきです。
今からでも遅いくらいなのですが。
様々な話題について触れるつもりがこれだけでも長くなってきたので、これで終わりにします。
最後まで読んで頂きありがとうございます。