月に1回程度更新しているブログなので、今年は今回で終わりになりそうです。
もう少し早く更新したかったのですが。2025年ももう1週間ほどで過ぎていきます。
さて、今年の紅白歌合戦は過去に原爆きのこ雲を模したライト(ランプ)を可愛いとSNSで発信したメンバーが所属するK-POPのガールズグループが出演する予定になっています。
出場に反対するオンライン署名は14万人を超えたそうですが、今の段階ではNHKは受け取りを拒否、悪意はなかったとして継続の方針です。
3年前、安倍元総理の国葬議に反対する署名は28万人ほど集まったそうです。これは民放などでも伝えられていました。私の記憶ではNHKが行った世論調査では2022年7月の時点では賛成の方が多数でした。その後NHKも含め、国葬儀には税金が使われるなどネガティブな偏向報道を続けていった結果、9月の世論調査では反対の方が上回っていました。
テレビで煽りまくって当初の調査結果が覆るほど話題にしたことで署名が増えたという側面もあったでしょう。しかし、この紅白歌合戦についてはNHKだけでなく、民放でも伝えられていません。オンライン署名とはいえ、あれだけ物議を醸した国葬儀の半分に匹敵する規模の反対意見が集まっているのですから、NHKは受け取りを拒否するべきではありません。
通常でNHKの世論調査は1000人規模ですから、10万人も署名が集まったら100回分の世論調査に匹敵する規模です。これをテレビなどが大きく取り上げないのはオールドメディアの終焉を象徴するような出来事です。ちなみに今年の流行語にもオールドメディアは選出されています。
偶然ですが、この騒動の少し前から、こうしたテレビによるK-POPのゴリ押し、押し売りのような傾向について考えていて、ふと思っていたことがありました。
何が足りないのだろうか。2つほどあります。
私は長いこと洋楽を聞いています。昨今はそれほど多くは聞いていませんが。1つは紅白歌合戦にK-POPのグループを何組か出場させるくらいなら、洋楽の今年のヒット曲のアーティストを1組でも出場できないものだろうか?というものでした。
先ほども書きましたが、昨今はそれほど多く聞いていないため、今の洋楽でどのような曲が人気があるのか知りません。今年たまたまサブリナ・カーペンターという方の曲を聞いて、あえてレトロっぽい音を入れたりしてるんだと思いますが、久々に聞き応えのある最近の曲を聴くことができました。
もう1つは音楽というものは、特に大衆音楽は人々の心を掴んだものであるはずです。その年の紅白歌合戦に出場する歌手やアーティストというのは過去に人々の心を掴んで今も離さないような曲、今年や近年に多くの人々の心を掴んだ曲、に携われている人が選ばれるべきです。
若者に人気だからという理由でK-POPのグループが何組か必ず入っているようになった紅白歌合戦ですが、日本の大衆はK-POPに心を掴まれているでしょうか?今年2025年だからこその何かを象徴するような曲を歌っていたのでしょうか?そんなことは全くありません。去年とかは日本でデビューする前のK-POPグループが出場したりしてましたから。それは大衆音楽として成立しているとはいえません。特に公共放送のNHKが紅白歌合戦という伝統的に続いてきた番組は文化として日本の大衆音楽を伝えるために、国民から強制的に集めた受信料を大晦日に音楽番組へ派手に使っても許されるというニュアンスがどこかに込められているものだったはずです。
私は中学生の頃、すでに洋楽を聴き始めていたのですが、ビリー・ジョエルの名前を知っていたものの、特に好きでも嫌いでもなかったということがありました。
奇しくもNHKでビリー・ジョエルのドキュメンタリー番組みたいなのが放送されているのを見て、アルバムのリバーオブドリームズの制作過程や過去に離婚した元妻がアルバムのイラストを描いていること、当時はインターネットはありませんでしたが曲が枯渇しているのではないかという噂に対して、書き溜めた曲がこんなにたくさんあると言ってファイルをめくって楽譜が記されている紙を次から次へと見せていたことなど、そういうのを見て、心を掴まれて、CDを買いました。なんでもなかった人がテレビで人間らしさや内側にあるものを伝えたことによって心を掴まれたのです。
要するにK-POPには、それがないのです。どの世界でも成功するのは大変なことはわかっています。きっとメンバーに選出されたり、歌やダンスの厳しい練習をしたり、そうした苦労したところなどをドキュメンタリーでやれば心を掴まれる人もいるかもしれません。しかしそれはK-POPでなくてもいいはずです。むしろ日本で何十年もやってきて、ようやく売れてきた歌手とかの裏側に迫った方が感動できるはずです。ゴリ押しで作られた楽曲には本当の人気はなく、心理学でいうところのラポールが欠如しているのです。
たまたま今日はNHKで今から60年前の紅白歌合戦の白黒テレビの映像に今の技術でカラー化したものを放送していて見ました。角刈りの北島三郎さんが帰ろうかなと歌った時、地方から集団就職などで都会に働きに出ている労働者の心を掴んでいるでしょう。まだ20代後半の美空ひばりさんが柔を歌っていました。スポーツにかける想いを馳せた人もいるかもしれないし、商売をしている人にとっても勝つと思えば負けよと身を引き締める思いで聞いていたかもしれません。単純にスーパースターの美空ひばりを年の瀬に見て、嬉しい人もいるかもしれません。心を掴んでいるから紅白歌合戦は人気があったのではないでしょうか。
これから年末にかけて、今回の紅白歌合戦の件は更に厳しい批判の声が集まる可能性があります。NHKへのデモを呼びかけている人もいます。出場を見送っていれば、やらなくても良かったデモに参加するために、人々の貴重な時間が奪われていきます。もし過激化して犯罪が起きたり、怪我をする人などが出れば、ますます禍根を残すことになります。騒動が持ち上がった時点で該当するグループの出場を取りやめていれば防げたのに、それをNHKがしなかったということは重要な問題なのです。
NHKのニュースウォッチ9などでは2020年の前回のアメリカ大統領選挙で落選したトランプ氏が2021年1月に集会を行い、議事堂を見いに行こうと呼びかけたことで、一部の支持者による暴動に発展し、死亡者が出たことを伝え、民主主義ではあってはならないことだと批判しました。しかし、NHKが今やってることはトランプ大統領よりも民主主義的ではありません。14万人の署名を受け取ることもせず、戦後80年というタイミングで原爆を揶揄したタレントを出場させることを強行しているのですから。
そもそもトランプ大統領は2期目になり、アメリカの公共放送であるPBSとNPRへの予算を凍結しています。未だに家にテレビがあったら強制的に契約したことにされ受信料を取るなど、トランプ大統領でもやらない野蛮な行為です。それもNHKは何年かやめていた集金人の訪問を再開したり、裁判を起こす件数を増やす方向で動いています。日本のオールドメディアはトランプ大統領が横暴な人物であるかのように、荒々しい言い方で日本語吹き替えを入れる演出などしていますが、NHKや民放の方がよほど横暴です。
テレビ朝日は高市総理になってからさらに一線を超えた中国寄りの報道などが目に余りますが、最近テレビ朝日の社屋で人が飛び降りて亡くなられた件について伝えていません。テレビを見る時間が減っているので他のテレビ局では伝えたかどうかはわかりません。そのまま一昨日はテレビ朝日の社屋を映し出して中継して、M-1グランプリの収録を行なっていました。お笑い好きの自分としてもこの時は人が亡くなったばかりの建物を映し出して、何事もなかったようにテレビ朝日のアナウンサーが生中継で話していることに恐怖すら感じました。
日本テレビとNHKは猥褻な事案が今日ネットで伝えられていました。下ネタは好きではないので詳細は控えます。フジテレビでもタレントがドッキリ番組で大怪我とか、TBSは相変わらず偏向放送とか、特に高市総理になってからはますますひどくなってきたように思います。
トランプ大統領がこんな酷いことを言った!高市総理がはしゃいでいる!と騒ぎ立てているオールドメディアこそが今年は暴走して悪目立ちが過ぎます。これからもどんどんダメになっていくのでしょう。
NHKは少しでも長く続けていきたいなら、視聴者の意見をすぐ受け入れて、今回の紅白歌合戦の該当するグループの出演は見直すべきでした。そうしていれば、むしろさすがNHKとなって応援する人がいたかもしれません。自ら寿命を縮めようとしているようにしか見えません。公共放送ですから国民を敵に回すなんて愚かです。さっきの猥褻事案は私的な交流の場だったから問題ないかのような声明を出したようですが、即刻名前を出してクビにした方がNHKの好感度が上がっていたでしょう。その判断すら間違えています。
公共放送の名目で古い法律を見直すことなく強制的に徴収した受信料で、国民の多くが望んでいない原爆揶揄のグループを出場させることだって、ある意味では受信料の私物化です。伝統ある紅白歌合戦が大衆のためのものではなくなり、韓国をゴリ押ししたいNHK職員たちの私的な交流の場として利用されているのです。どうしてそうなったのかドキュメンタリー番組を制作したらいいんじゃないでしょうか。そうしたらほんの数人でも心を掴まれて納得する人がいるかもしれません。よほどの隠された事情でもない限り、普通の日本人の心は掴まれないと思いますが。
時代は加速しています。いつまでもオールドメディアの利権を許容することは時間の無駄です。すぐにでもNHKは受信料制度の見直しを始めなくてはいけません。検討するのではなく、始めないといけないくらい遅れています。NHKが今の体制のまま続けば続くほど、日本にとって悪影響です。
とりあえず、すぐに解体することはできないでしょうから、ジャンルごとにコンテンツを分けて任意で有料のサブスク化をしたらどうでしょうか。例えばニュース、ドラマ、相撲などを1つのジャンルで月500円にします。どれも見ない人はもちろん0円ですが、相撲だけ見たい人から500円取れます。3つ以上のジャンルで課金する人がいれば月1500円なので、今の地上波のみの契約の月1100円よりも一世帯における売り上げは増えます。見たい人から取るだけでも十分な収益は見込めるどころか、NHKの過去の映像コンテンツを上手く活用すれば、任意契約の方が利益が増える可能性の方が高いと思うのですが。
しかし今のNHKはお金の使い方が下手なので、そういう発想が出てこないのでしょう。年に5000億円以上の収入がありながら、漢字変換ソフトすら作っていません。最近のNHKは漢字を間違えてばかりいます。20年前からでもほんのちょっとずつ投資して、報道用や医療などの専門分野などで最適な文字入力の漢字変換ソフトを作っていれば、今頃かなりの精度のものができていたはずです。それを受信契約している人には無料で使えるようにしていれば、仮にテレビを持っていなくてもアプリを使いたくて受信契約する人がいたかもしれません。たくさんいるNHKの職員が1人ずつワードやエクセルを購入して、漢字を間違えてるなんて非効率だと思いませんか。
利権にしか頭が行かないから、こうした長期戦略などが取れず、今は意固地に依頼したグループが過去に原爆を揶揄していても悪意がなかったからといって出場を強行している団体に成り下がってしまいました。目先のことすら見えていません。
少なくても子供の世代に今のNHKを残すことはやめにして欲しいです。
悪意があってもなかったとしてもオールドメディアは不要だからです。ゆえに原爆を揶揄したグループに悪意がなかったとしても国民が望んでいないから不要なのです。せめて十分な説明をすべきではなかったのか。
むしろこのまま強行した場合、NHKは後戻りができなくなってしまいます。原爆を揶揄したグループの出場を強行したという事実は消せないからです。
何か集団的な無意識のようなもので、NHKの職員すら気付かない状態の中で、早くNHKが解体される方法として、こうした流れが起きてしまったとすれば、皮肉なものですよね。放送局というのは客観的な報道をしなければならないはずなのに、NHKという巨大なメディアが自らを客観視できないまま最速の手順で消えていこうとしているとすればですが。
もしNHKがここ数年間で無くなるようなことがあれば、紅白歌合戦も無くなっているかもしれません。未来から振り返れば、今がそのターニングポイントなのかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございます。