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てるみくらぶ破綻と新聞広告の謎
18.4.17
ちょっと時期的に記事にするのが遅れてしまいましたが、旅行代理店てるみくらぶの破綻について思ったことについて書いてみようと思います。
しかしいつものことながら報道するときはどこも横並びで同じニュースばかりで、かと思えば一斉に何もなかったかのように引いていくこのマスコミの感じにはあきれてしまいます。
今回この件で疑問に思ったことはいくつかありますが、その中でも気になったのが150億円くらいといわれている負債のうちの50億円くらいが新聞広告によるもの(うろ覚えなので正確な金額ではないかもしれなませんが)という部分です。
新聞の一面広告は2000万円~5000万するらしいのですが、少なくとも2017年になってから3月までに2日に一回のペースで広告を出していたそうです。
まずは、てるみくらぶ側のおかしな点について書いてみようと思います。
とりあえず一回あたりの広告代を安い方の2000万で考えてみようと思います。
もしかしたらこれだけ頻繁に広告を出していたなら相場より安くしてもらえていた可能性もありますが、広告に相当な額を使っています。
この2000万を回収するには健全な企業ならどれくらい利益をあげなくてはいけないでしょうか。
これは既に倒産を計画していたと思われても仕方ないと思います。
激安ツアーで一口10万円くらいと考えて、毎日100人の申し込みがあれば売上は2000万円くらいにはなるので、広告代を支払うことはできるのかもしれませんが、普通はこの10万円の中に利益があり、人件費などの経費も差し引かなければいけません。
もしかすると一回の広告につき200人規模の申し込みはあったかもしれませんが、そのお金で広告代が払えるくらいの金額だということです。
この時点でお金を返すつもりも旅行ツアーを行うつもりもなかったことがわかります。
現金さえ集まればなんとか経営難を乗り越えて、その間に別のことで稼いで会社は潰さないと考えていた可能性もありますが、それにしても顧客を巻き込んだ危険な賭けだった訳です。
そして、ここからもう一つの重要な疑問が浮かび上がってきます。
ちょっと経理とかには、うといところがありますので、間違っていたらすいません。
少なくともその広告代も負債として計上されています。
ツアー代金を支払ったお客さんはほとんど返金されず、されたとしても1%くらいではないかといわれています。
しかしこの巨額な新聞の広告代金が未納だったという話は聞きませんでした。
先払いなのか後払いなのか知りませんが、この新聞の広告代金は支払われたのでしょうか。
素人なので取材したりはできないのですが、これが気になって仕方がないのです。
新聞もマスコミですから、ツアー代金が支払われなかった顧客と同様に文句を言っても良さそうなのものです。
しかしテレビのニュースでは、いくら払ったけど戻ってこないという実際のお客さんは出てきても、広告絡みで不満を漏らす人は出てきません。
ちなみに余談ですがタレントの矢部美穂さんが、てるみくらぶの韓国旅行の代金を事前に支払った被害者としてテレビに出ていましたが、沢山見たのでおそらく元を取るどころか得してるのではないかという気がします。
少し脱線してしまいましたが、おそらく広告代が全く未納ということはないのではないかという気がしています。
すると数億円は新聞社に支払われているということになるのではないでしょうか。
これはすごく不正というか闇を感じると思ったのです。
実際はどうかはわかりませんが、これがまかり通るのであれば、破綻しそうな会社の経営者や社員は、たくさん広告を出してお金を集めればそれだけ得するということになってしまいます。
ましてや、万が一、その経営者や社員が新聞の広告の担当者と共謀すれば、その一部をもらうこともあるのではないかと疑ってしまいます。
新聞社は巨額な広告代を得られますし、破綻した会社の経営者や社員は会社がなくなるので、良く出来た話のような気がしてしまうのです。
そして、新聞自体がマスコミである以上、その件が明るみに出ることはないような気もします。
どうしても疑問が疑問のまま解明できないためすっきりとはしないのですが、そういった面での不正が一切なかったかどうかについても、取材して報じて欲しいと思いました。
被害に合った方たちはとてもかわいそうだと思いますし、お金を払えば広告を出すといった体制についても新聞社は考え直すべきではないかと思います。
この辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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