北朝鮮は金融国家に転換すべきか

19.4.17

 北朝鮮に未来はあるのでしょうか?

 今回は素人ながらに北朝鮮が軍事国家から金融へと転換をした場合ついて考えてみたいと思います。

 タイトルを金融国家へ転換すべき、と断定するのは何だか怖いので、転換すべきか、にしました。

 また専門家ではないので結構めちゃくちゃなことも書いているかもしれませんのでご了承下さい。

 おそらく北朝鮮はこのままの体制を続けていても発展することはあまりないのだろうと思います。

 これから先も核実験や軍備的な背景を根拠に先進国を脅して、交渉を有利に進めていくということはだんだん難しくなっていき、むしろミサイルの完成度が高まるにつれて、北朝鮮自体が攻撃の対象とされるリスクが増加していく可能性があります。

 これは全く根拠のない話ですが、北朝鮮が戦争をしても敗戦するのは明らかなような気がします。

 むしろ独裁国家として生き残るためには、戦闘力を全面に出すのではなく、金融国への転換を図った方が建設的ではないでしょうか。

 とはいってもわざわざ北朝鮮の発展に余計なアドバイスをするということではなくて、金融国への転換には世界的にも経済的なメリットもあると考えたため、その方法を書いてみることにしました。

 まず、おそらく北朝鮮は所有が国なのか金正恩なのかわかりませんが、金(延べ棒などの方)を現物でかなり持っている可能性があります。

 他にも担保にできる資産はかなりの規模あると思われます。

 そもそも独裁国家ですから全ての土地は国有地かもしれません。

 それらの資産を元にして、ゴールドマンサックスとかの世界的な大手金融機関と交渉をして、北朝鮮の国債を発行し、世界中の人が投資できるようにするのです。

 そうすればかなりの資金が調達できると思います。

 もちろんそれは核開発などの軍備増強に使ってはいけません。

 インフラ装備など国の開拓のために使用します。

  地下資源や鉱脈がないかを調査したら、もしかしたら石油が埋蔵していたり金鉱山が見つかり更なる産業に結びつく可能性もあります。

 その開拓を国有企業を作って1社独占みたいな感じで行えば、絶対に潰れない会社になります。

 独裁国家なので、潰す必要がないためです。

 他にも倒産のリスクがないインフラ整備に関連した会社や銀行や証券会社などの国有企業を多数設立します。

 これらの企業も社債を発行したり、株式を公開し、北朝鮮の証券を売買できる市場を作り、世界中で売買できるようにすればいいのです。

 開拓の伸びしろは十分ありそうなので、右肩上がりで成長し、バブルになる可能性もあります。

 あと、タックスヘイブンまでやる必要はないと思いますが、北朝鮮国内での金融の取引には一切手数料も税金もかからないようにすれば、国民が豊かになるだけでなく、世界中から金融関係者や投資家がやってきます。

 そして為替については、他国の通貨に交換して国外に持ち出す時にだけ大幅な税金を課すなどして税収を補っていきます。

 仮にバブルが崩壊して経済がめちゃくちゃになったとしても、今の北朝鮮の状況よりは豊かになっているはずです。

 どうしても立ちいかなくなれば、借金を踏み倒して、世界中の嫌われ者になったとしても、今とそれほど変わらないのではないかと思います。

 そういう意味では理不尽かもしれませんが、金融国家への転換に関しては北朝鮮側にデメリットはほとんどありません。

 アサド政権でもそうですが独裁国家とは民主主義や資本主義との戦いです。

 共産主義国家であるはずの中国がそうであるように、資本主義を取り込めば、逆に民主主義国家よりも融通が効く面もあるため、経済的には有利な側面もあります。

 核保有のカードは今は脅威のために持っているはずですが、金融国家へと転換した際には手放すことでより投資を呼びこむためのプラスの面でのカードになるかもしれません。

 話の趣旨は少し変わりますが、拉致被害者についても解決すべきだと思います。

 拉致被害者についてはお金の問題ではありませんが、それ相当の賠償金を保証することで一定の誠意を示すこともできます。

 そのためにも世界的な金融国家となって、拉致被害者への保証と優遇措置を行うことで、許されることはありませんが、建設的な解決を行うことが大事かもしれません。

 このまま北朝鮮が衰退していくのであれば、このようなリスクをとった方がまだ建設的な方法ではないかと思い今回の記事を書きました。

 また今回の文面や過去の記事などからも、誤解されることはないとは思いますが、特に北朝鮮を支援する思想の持ち主ではなく、個人的な関わりもないことは念の為に書いておきます。

 あくまでも素人が世の中が少しでも良くなればと思って善意のつもりで書いたと思ってくれれば何よりです。

 それでも不快に思う方がいたら申し訳ないと思っています。

 この辺で終わりにします。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。



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