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ロシアから北方領土を返還させる方法
29.4.17
以前、素人ながら北朝鮮は金融国家へ転換し、金正恩や国の資本を担保に資金を調達し資本主義国として歩むことが世界にとっても建設的な問題の解決の仕方ではないかというようなことを書いてみました。
今回は、ロシアから北方領土を返還してもらうための建設的な方法について考えてみたいと思います。
今回も素人が考えた内容なのでめちゃくちゃなことも書くと思いますし、そんなの無理だろうと思われることもあるかもしれませんがご了承の上でお読み下さい。
まず北方領土の返還について一番の問題は、既に何十年もそこで暮らしているロシア国籍の人々がいるということです。
領土の返還の際にただで出て行けと言われても納得する人はいないと思います。
そもそもはロシアが不法に占拠した土地ですが、60年以上も経過しているため、島で暮らしている住民が孫世代までいてもおかしくはありません。
そのまま特別な条件のまま暮らしてもらうか、どうにかして円満に退去してもらうしかありません。
そこで一つ提案したいのは島民の退去を前提とした、退去先の無償の開発です。
ロシアには広大な土地があり、人が一人も住んでいない村がいくつもあるそうです。
その中の人が住むのに適した地域を日本が無償で開発して、島民の移転先を建設するのです。
もちろん莫大な費用はかかりますが、それくらいのことをしなければロシア側にも住んでいる人にとっても返還する理由がないと考えます。
日本とロシアで共同開発すればお互いに雇用も生まれますしメリットはあると思います。
そして、その土地や建物は住民の所有ということにすれば住民はただで資産が手に入りますから申し分ないと思います。
この点についてはロシアは無償で未開発の土地を開拓してもらっているので、ロシア側も融通を利かせて、その土地や建物は北方領土から移り住むロシアの人々に無償で供与し、各住民の所有財産としてもらうということです。
島の市街地をほぼそっくりに再現してもいいでしょう。
そして、それがある日突然、自分達の所有となり財産となるのです。
それでも北方四島で暮らす人々の中には漁業などに従事されている人もおり、仕事が失われる可能性が出てくるため、その辺りのことについても配慮する必要があります。
もっといえば、なぜロシアが北方領土を手放したくないかといえば、その理由の一つに、凍らない海と港があるからだというのを聞いたことがあります。
北海道でも北西の方に位置するため、日本人には理解しにくいかもしれませんが、ロシアから見れば南西の方に位置しており、港が凍結せずに機能するというのはとても大事なことなのです。
そのため、港の利用については返還後もそれほど厳しくない条件のもとでロシア側の船舶の利用を許可することが妥当な解決策だと思います。
そうすることで漁業関係者の人も仕事を失わずに済みますし、これにはロシア軍の軍艦が利用できるようにもする必要も出てきます。
よくある二島返還論で返還される方の島には軍事施設がそれほどないようで、もう二島の方が返還できない理由にもなっているそうです。
日本には米軍の施設もありますし、ロシアと平和条約を結んだ際には、北方領土が返還されたとしても、一部の海域や地域にロシア軍の施設があることを認めなくてはいけなくなるかもしれません。
そうなると、アメリカの基地もロシアも基地もあるのかとめちゃくちゃな話になってしまいますが、それくらいのことを考えなければいけないくらい領土の返還がいかに難しいかということにもなると思います。
あとは似たような街を作って土地を与えたからといっても、やはり何世代にも渡ってそこで暮らしていた人に対しては、もう島へ来るなということではあんまりなので、暫定的にでも北方四島についてはパスポートなしで行き来できるような仕組みもあった方が良いと思います。
時間が経てば経つ程、問題の解決が困難になっていく可能性の方が高いと思いますので、早期の解決が望ましいです。
今思えば日本がバブルの頃にでもお金で解決するのが良かったかもしれません。
話は少し脱線しますが、去年プーチン大統領が来日した直前の読売新聞等のスクープである、プーチン大統領のインタビューは最悪だったと思います。
プーチン大統領に向かって、北方四島は日本の領土だと思うか質問してしまいました。
これはプーチン大統領じゃなくても、それを質問されたらそれはロシア領土だと答えるでしょう。
わざわざあのタイミングでプーチン大統領が北方四島は日本の領土なのに実行支配してしまってすいませんとでも言うと思ったのでしょうか。
大統領がこれはロシアの土地だと言えば、それは少なくともロシア国内においてはそういうことになってしまうのです(竹島や尖閣諸島も日本の領土ですがどちらも相手の国の元首が自らの土地だと言い張るのと同じことです)。
どうしてこのような愚かな質問をわざわざ日本のマスコミがしてしまったのか、本当に残念でなりません。
話が脱線してしまいましたが、当然、今北方領土に住んでいるロシア人に考慮するだけでなく、長年故郷から追い出されてしまった日本人へも考慮する必要があります。
そういう意味では幼い頃に住んでいた方々も高齢化が進んでいますし、なるべく早期の解決を願ってやみません。
素人ながら現実味のある建設的な解決方法について考えてみました。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
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