ちょっと以前にエフィカシーという言葉が一般的にも浸透して欲しいという内容の記事を書いたのですが、今回もコーチング用語の中からもう一つ、コンフォートゾーンについて書いてみたいと思います。
エフィカシーについて書いた記事のリンクを貼るのが面倒なので簡単に振り返ると、自分に対する自分自身の評価といえばわかりやすいと思います。
私はこれくらいの人間だ、とか、私はこれくらいのことならできる、と心の中でなんとなく思ってることがあると思います。
ほとんど全ての悩みごとはこのエフィカシーが低いか下がっている状態なので、エフィカシーという言葉が浸透すると、人にアドバイスするのが容易になるんじゃないかと思っています。
無理してエフィカシーを上げる必要はありませんが、わざわざ下げる必要もありません。
例えば、私はご飯100杯を1秒で食べることができる人間だ、と思う必要はありません。
その一方でたまたま同じ出来事に遭遇したために、私はそれが苦手だとか嫌いだと思う必要もないということです。
コンフォートゾーンについても同じことがいえると思います。
これも一言で表すなら、居心地のいい領域とでもいうのでしょうか。
サッカーなどのホームとアウェーの関係に似ているものだと思います。
選手たちは日頃から慣れ親しんだホームグラウンドではパフォーマンスを発揮しやすく、敵地ではもちろんその逆で、相手チームが慣れ親しんだ環境の中でプレーすることになるので不利になりやすい傾向があります。
先程エフィカシーについて簡単に振り返りましたが、私はこれくらいの人間だと思っている、心の中の領域についてもコンフォートゾーンということができると思います。
俳優で例えてみると、テレビドラマの主演が決まった時に、毎年何かしらのドラマの主演に選ばれている人なら当たり前くらいに思ってるかもしれません。
むしろ主演のオファーがなかった年が一度でもあれば違和感を感じてしまうかもしれません。
逆に長年の下積み期間を経て、自分にはドラマの主演の話がくる訳がないというエフィカシーの人だったら意外に思って驚くと思います。
しかしもっといえば、この二人の俳優は、既に俳優であること自体はとてもコンフォートな状態にあります。
一般の方だったら自分が俳優であることかどうかについても違和感がある場合が多いと思います。
それらの点を踏まえた上でコンフォートゾーンという概念をいかに活用して、日々の生活に役立てるか考えてみたいと思います。
とりあえずは自分にとってこれ以上ないというくらい心地良い環境や状態をイメージしてみることから始めるのが良いと思います。
意外とその人自身は現実的であったり大きな夢を抱いていも、自分の目標が心の奥底では不安だったりストレスになっていたりすることが多いものです。
この場合は食っていくためには嫌な仕事をしなければいけないという考え方をしている可能性があり、そういう傾向があればいったんそれは忘れて、新たな気持ちで取り組みことが重要だと思います。
なぜなら嫌な仕事をしなければいけないという気持ちの方が強ければ、先程のホームとアウェーの関係のように、わざわざ自分自身の心をアウェーに置き、自分のパフォーマンスが発揮されにくい状態を維持することになってしまうからです。
かといって、今までの生き方や考え方を否定するつもりはありませんので、とりあえずはいったん忘れて、本当に心の底からコンフォートな状態というのをイメージして、そのコンフォートゾーンの方が優位になる時間というのを持つのが大切なことだと思います。
それでも本当に自分が心の底からこういうことをしてみたいと思っていても、意外とコンフォートな感じがしないということがあることに気付くと思います。
そこでもっと突き詰めて、本当にそれが自分のしたいことなのか、それとも世間体が良かったりステータスが上だと思われたいだけなのか、じっくり考えて、よりコンフォートな感覚を追求していくことがコンフォートゾーンの有効な活用の仕方なのではないかと思います。
エフィカシーという言葉が悩みを解決するのに有効だとすれば、コンフォートゾーンは更にその先の目標の達成に有効という感じでしょうか。
ただし、これらの考え方はどちらが悩みを解決して目標を達成するというような区分けをすることなく、両方のバランスが大事ではないかと思います。
あまりこの手のコーチングの話をしても馴染みのない方も多く、また独自の用語が苦手という方もいるかもしれませんが、とりあえずこの2つは普段生活する上でも知っていて損はないと思うので書いてみることにしました。
今回はこの辺までにしようと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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