この時に具体的に書いたCMが現在やっていなかったり、別のバージョンに置き換わっていたりもしますので、今回も改めて、嫌いだと思うCMや好きなCMについて書いていきたいと思います。
嫌いなCMの方はいつも書き切れないくらいたくさんあるのですが、逆の好きなCMの方がいつもなかなか見つからないので、記事にするのが難しいです。
嫌いなCMばかり書いてしまうと、ただのクレーマーみたいな感じの記事になってしまい、読み手もギスギスした印象を与えてしまうのではないかと考慮して、なるべく好きなCMについても書いてバランスを取ろうとしています。
まず、嫌いなCMで前回書いても良かったのですが、長くなりそうなので候補から外していたCMがあります。
それは「しじみ習慣」のCMです。
製品はしじみのエキスをカプセルに凝縮したサプリメントのようですが、このCMには昔から疑問があり、出ている人は変わってもずっと同じような内容になっています。
それは街頭インタビュー風の場面で、偶然通りかかったサラリーマンやOLにしじみの煮汁を飲ませたり、なぜか失敗談みたいなことを聞いている演出部分だったりします。
これは100%役者さんですよね。
偶然通りかったサラリーマンやOLの中からこの人の受け答えがいい、ということでCMに使っている訳では決してありません。
このCMに出ている人はみんなちょっとだらしなく、大雑把な性格をしているようですが、いくらなんでも朝まで飲んで帰る途中のところをカメラに写されて、それをノーギャラで全国にCMで流されてもいい、なんてことはありません。
しっかりとしたカメラアングルの感じや、だらしなさそうでも、よく見るとシュッとした容姿をしていることから俳優やモデルの事務所などに所属しているタレントであることがわかります。
一言でいえばこのCMは長い間ずっとやらせの演出をしているということです。
やらせは言い過ぎかもしれませんが、非常に紛らわしい内容になっているのは明らかです。
きっと田舎のおじいちゃんおばあちゃん等は本当に偶然通りかかった人の意見だと思って見ていることでしょう。
このCMが炎上しないのはそこまで、しじみのサプリメントに興味がある人がいないからかもしれません。
このようなとても紛らわしい演出をしている、やらせ的であるとわかった上で、このしじみのサプリメントには効果があると思って買う人はいるでしょうか。
やらせだと思っている多くの人は、紛らわしいCMをしているんだから商品もあやしいと思うのではないでしょうか。
そのため、もしこのサプリメントが優れた効果があったとしても、購入する人はこのCMを見てもやらせとは気付かないメディアリテラシーのない人たちか、CM以外でこの商品のことを知って購入した人に限られていることになります。
これはCMというよりは広告の目的としても非合理なことです。
なぜならCMを流すことで、かえってこの商品は買わない方がいいと思わせてしまっているからです。
企業はお金を払って、わざわざ購入させないCMを広告会社に作ってもらって全国に流しているのです。
あとこのCMがある意味ではドラマ調にもなっていて時間も長いため、HDDレコーダーなどのCMを飛ばす機能でも飛ばせないで早送りしないといけない場合があります。
これは好き嫌い以前に、やり方として良くないと思っているので、他のサプリメントのCMでもそうですが、根本的にCMの内容を改めるべきだと思っているので、今回書くことにしました。
次も嫌いというよりは内容に問題があると思うCMなのですが、「関塾」のCMです。
これは制服を着た女子生徒が、周囲にいる男子生徒をドラムセットのように叩き鳴らしているような内容になっています。
CMってその企業や製品などの販売を促進させる目的があると思うのですが、これを見て関塾に行こうと誰がどう思ったらそうなるのかが謎です。
叩かれている男子生徒を見て、リアルの男子生徒が行きたいと思うのか、叩いている女子生徒を見て、リアルの女子生徒が私も叩きたいと思って行くのか、これを見た親がこの塾に通わせようと思うのか等、意味が分からないというのが感想です。
何かあれば男女差別だと騒ぐような界隈の人たちも、この件では男性が虐げられていますが、何も言わずに炎上もしないことが不思議でなりません。
他にも塾関連や家庭教師のCMもそうなのですが、アルプスの少女ハイジが出てきたりしますが、個人的にはふざけてるような印象を受けたら、そこの塾や家庭教師を利用することは絶対しないと思います。
テレビを見ていて視聴者を楽しませようとすることと、本来の企業が業務として行っていることは必ずしも一致しませんが、その塾や家庭教師を利用しても、ハイジが教えてくれる訳ではありませんし、ドラムセットで人を叩いたり叩かれたりは全く無関係の内容なのと、それで企業のイメージもよくなるとは思えないため、これも内容を根本的に変えた方がいいと思います。
親しみやすさという意味ではありなのかという面はあるのですが、それにしても今回の場合は、その親しみやすさの部分にすら疑問符が付くので、嫌いなCMの一つとして挙げることにしました。
今回、嫌いなCMの最後に選んだのは、「レクサス」のCMです。
これはその時にもよるのですが、結構色んなバージョンでこれまで何度も見てきましたが、どれもいいと思ったことがないという点で選ぶことにしました。
なので具体的にあの時のあのCMというよりは以前の記事に書いたスマートフォンのXperiaやギャラクシーのCMのようにずっと見ていて、いい感じがしないというニュアンスが強いです。
今パッと思い出したものですと、車2台で大きな玉を転がして運動会の音楽が流れているものだったり、これ何のCMだろうと思ったらクリスマスツリーのように電飾が光って実はレクサスの宣伝でしたみたいなものだったり、正直これでレクサスを買いたいとは全く思えない内容になっています。
制作費はかなりかかってそうなのに、そこまでしてわざわざ面白くないセンスのないCMを作って流す必要があるのかという感じです。
普通にレクサス自体はいい車だと思っているので、単純に製品を格好良くじっくり映すだけでいいと思うのにもったいないなといつも思います。
なんかレクサスのCMってウイットに富んだといいますか、気の利かせた演出でしょ、っていうのが逆に鼻につくのです。
これでレクサスを買ってしまったら、CMを担当している広報の人や広告代理店の人たちもこれが良かったんだと勘違いしそうなので、できれば内容を変えて欲しいですね。
仮に良かったとしても、ああいった手法はアップルのCMの二番煎じになってしまうので、センスの悪いユニークさを求めるくらいなら、もっとシンプルにかっこいいと思えるものにして欲しいです。
アウディやベンツもCMがいまいちだと思う時があるので、なんとかして欲しいです。
一応、車は高い買い物なので、具体的なタレントが出てきたり、好みが分かれるような既存の有名なミュージシャンの音楽が使われたりすると、世俗感が増してしまって、嫌いなCMだったらそれだけでがっかりしてしまいます。
一般車でもそう思う時があるのに、高級車だったら尚更そうした具体的なものは避けるべきだと思います。
例えば日本のベンツのCMだったら以前はリップスライムが出ていたり、嵐の相葉さんだったり、スーパーマリオが出てきたりもしましたが、特にファンではなかった場合は、俺がベンツを買ったらお金がそこに流れていくのかと思ったりします。
一般車の時でもトヨタのCMでドラクエの音楽がかかっていたことがあるのですが、ドラクエが好きな私ですら、逆にそれはあざといと思って、その車を欲しくないと思ったことがあります。
逆にいいところを突いたなと思ったのはホンダのCMでセガのゲームのスペースチャンネル5の音楽がかかっていたことがあるのですが、その選曲のセンスは個人的にはいいと思いました。
ここまで嫌いなCMについて書いてきましたので、ここからは好きなCMについて書いていきたいと思います。
好きなCMは前回頑張って書いてしまったので、それ以外となるとなかなか難しいですね。
パッと思いついたのは、「キンチョー」の蚊がいなくなるスプレーで、俳優の笹野高史さんの顔と首から下が筋肉ムキムキの男になっているCMでしょうか。
CMで笑わせるというのは非常にリスクがあることで、全然面白くない時は本当に嫌な気分になることがあります。
昔のサンクスのCMはものすごく寒かった時がありましたし、ツタヤや西友は今でもすべってると思う時がありますね(今回書きませんでしたが)。
その点でいえばこのCMは誰が見てもすべることはないと思いますし、悪ふざけとしても行き過ぎていない範囲で、いいバランスの中に収まっていると思います。
そういう意味では「エステー」のCMも個人的には好きな方に入ります。
私はT.M.Revolutionの西川さんはそこまで好きなタレントではないのですが、それでも面白いと思ってしまう消臭力のCMだったり(演歌歌手のさくらまやを選ぶ辺りのセンスは抜群ですね。何でだろうとこの時点で少し笑ってしまいます)、以前やっていた脱臭炭のCMでの「このCMのお祭りはどこにもありません〜♪」はシュールすぎて面白かったです。
エステーのCMは全般的にはずれが少ないような気がするので、エステーのCMを作ってる制作会社にレクサスやエクスペリアのCMを作らせた方がいいかもしれないですね。
好きなCMはなかなかないので、今回は2件だけにしますが思い出せて良かったと思います。
視聴者が直接企業にお金を払っている訳ではないので、CMに文句をいうのは筋違いなのかもしれませんが、やはり商品を買えば、その一部が広告費として使われてCMが作られているでしょうし、CMがよくないとせっかくお金をかけているのに買いたくなくなるという逆のリスクが生じてしまうことがあります。
CMはコマーシャルメッセージの略なので、企業が視聴者に向けてのメッセージであると受け取った場合に、そのメッセージがよくわからなかったり理解し難いものであるとするならば、その奥にある本音の部分である「うちの商品を買ってね」が反発を招く恐れがあるので、面白かったらいいという側面もあるかもしれませんが、そこはある意味では接客業のような、おもてなしの気遣いが必要なのではないかと思います。
そういえば、おもてなしで思い出しましたが、トヨタの自動運転のCMに出ていた滝沢クリステルがわざわざ二等身のデフォルメキャラ風に出ていたのも正直、面白くなかったしどちらかといえば不快だと思ったくらいでした。
嫌いなCMの方はたくさんあるので、また機会があれば書いてみたいと思います。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
いつも最後までお読み頂きありがとうございます。
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