ツイッターの100万円プレゼント企画は詐欺が多い
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21.1.19
2019年は年明け早々、ZOZOTOWNの前澤社長の100万円プレゼント企画が話題になりました。前澤社長のツイッターアカウントのフォローと、該当するツイートをリツイートすれば100名に100万円あげるという内容です。
そのリツートの数はツイッター史上で過去最高ということなので、いかに注目されたかがわかります。
昨年の12月には電子決済サービスのPAYPAYが100億円分のポイント還元をすることで話題になりましたが、前澤社長の1億円の方がそれ以上の宣伝効果があったのではないかとホリエモンさんも言っていました。
そして、ツイッター界隈では、この手の100万円プレゼント企画が蔓延しています。
ブログのネタになるかと思い、いくつか応募してみたのですが、今のところきちんと現金がプレゼントされた話を見かけません。
前澤社長以外のほとんど全てが詐欺といっていいと思います。
振り込んだ画像などを載せている割には、当たって感謝している人が全然いません。
つまり当選者がいないのです。
こうした詐欺師たちは嘘が下手なのか、どう考えても当選者から口座番号を聞き出して振り込むのに必要な時間よりも先に、どこかから転載しているネットバンキングの手続きのスクリーンショットを貼り付けたりしています。
今のところ応募したもの全部が詐欺です。
ツイッター社はこうした詐欺師を処分して欲しいものです。
悪い人が減れば香ばしいSNS界隈もいくらかクリーンになるかもしれません。
でも多分ツイッター社はそんなに対応しないような予感がします。
最近はテレビでツイッターのCMを見かけるようになりましたが、グーグルやアマゾンに比べれば、まだまだ至らないところが多いように思います。
ツイッターの性質上、情報が膨大すぎて、対処が追いつかなくなり、大手メディアの顔をしながらもアンダーグランド化していて、無法地帯になっている側面があります。
詐欺師たちの具体的なアカウント名などを晒そうか迷いましたが、とりあえず今回は名前を伏せることにします。
その上で、最近の詐欺の手法なのか、そこまでやるか、みたいなものを見かけたのでそれについて書いてみたいと思います。
100万円プレゼント企画の中には、フォロー&リツート以外にもLINEを登録することが条件になっているところがありました。
いかにも胡散臭い、札束がカバンの中から溢れ出ているようなツイートです。
LINEはほとんどやっていないので、差し支えないかと思い、試しに応募してみました。
すると100万円のプレゼントはどうなったのか質問しても返事がありません。
その後、LINEに別のプレゼント企画の情報が流れてきました。
今度はどこかのウェブサイトにリンクしてあって、登録すればMacBookProなどが5名に当たるとかってやっています。
条件は別のLINEアカウントの登録でした(他にも動画見たりもしないといけないみたいですがスルーしました)。
”詳細は下に”と書いてあるのに何もなかったりする手抜きのホームページです。
マックブックプロは欲しいので、そのラインアカウントにこれでもう大丈夫ですか?とメッセージを送ったら、妙なくらい律儀にすぐ返事が来ました。
そのサイトに載っている情報が言葉足らず過ぎて、話になりませんでした。
返事を見ても全く話が編み噛み合わず、それでも妙に迅速な対応で、なんか嘘くさい大きなプロジェクトにも参加しないといけないみたいなことを言われて、その手順も細かく送られてきました。
いや、もういいんです。
実はそのMacを見た時に、嘘だとわかっていました。
15インチのMacBook Proを5名の方にプレゼントと載っていた時に致命的なミスがあったのです。
そこには85万円相当と書いてありました。
最初はてっきりヒカキンさんなどの著名なユーチューバーが使っているようなフルスペックのMacだと思って見ていました。
しかし小さくカッコ入りで、総額と書いているではありませんか。
5個で85万円なら1つ辺りは17万円になります。
おい!詐欺師!アップルの公式サイト見てみろよ!
15インチのMacBook Proは最低価格でも258,800円(税抜き)からだぞ!
話を盛るならせめて値段くらいちゃんと確かめてからにして下さい。
ちなみに13インチのタッチバーがないやつの256GBならだいたい17万くらいでした。
30万人に1億円を稼がせるとかなんとか言っている割には随分と小さい話です。
ちょっと泳がしておいて、また嘘くさいことを言ってきたら今度は名指しにするかもしれませんが、関わりたくないのでスルーする可能性もあります。
そんで!驚いたのはその先の出来事です。
その詐欺師のプロジェクトみたいなやつをネットで検索したら、どれも6時間前に作成された批判的なサイトが出てきました。
ちなみにその詐欺っぽいプロジェクトは一応、これを書いている今日(0時過ぎたので厳密には前日)から参加者を募り始めたばかりのようです。
ああ、やっぱり嘘なのね、とやたらと詳しいそのサイトをいくつか見ながら読み進めていくと、どれも途中から雲行きが怪しくなっていきます。
そこは詐欺だけど、本当に儲かるところを知っています!とか、ここは無料です!など書いてあって、別のLINEアカウントを登録するように促してくるではありませんか。
おそらくですが、詐欺サイトと仲間なんですね。
まず嘘くさいサイトを作って、そこで引っかかる人がいればそれはそれで思惑通りなのでしょう。
その名前で検索したら批判しているサイトが出てきて、更にもう一度、別の詐欺へと誘う仕組みになっているんでしょうね。
そこまでセットで陥れようとするとは、詐欺師も試行錯誤して進化しているんですね。
まあ試行錯誤と言っても存在自体が錯誤というか誤りなんですけどね。
そして誤りどころか謝らないのが詐欺師の特徴です。
本当にツイッター社はこれを機会に詐欺師を撲滅して欲しいなと思います。
しなければ、今後も大きなメディアになっていったとしても私はツイッターに不信感を持ち続けるかもしれません。
信じるか信じないかはアナタ次第です。
この辺で終わりにしたいと思います。
また何かあったら続報を書くかもしれませんがしないかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございます。