2017年11月29日、『The Gold Experience』からブログ名を変更しました。同タイトルの電子書籍をKindleで発売中。@aki080georgiaでのツイッターのまとめや書き切れないことなどを記事にしています。ご依頼などありましたらお気軽にご連絡下さい。 2023年2月21日、『1億人と結婚した男』からブログ名を変更しました。

上沼恵美子はM-1の審査員に必要なのか?

| 11.1.19
今年から月に2回以上はブログを更新したいと思い、昨日1回目を投稿したので、初月から守れなかったらと不安になり、すぐに記事を作成することにしました。

去年は月に1度なんとか更新していたので、どうしても他のことを優先すると話題が遅れてしまいますね。

それでもよく考えると先月の出来事なんですね。

M-1は初回から全部見ています。

2017年の敗者復活戦を見て、面白いと思ったのが、見取り図とセルライトスパの2組でした。

2018年には見取り図が決勝進出、セルライトスパは年明けのナインティナインの番組で注目されていましたね。

それなりに先見の明があるんじゃないかと少し自信を持ちました。

見取り図は頭のおかしい人のことを「あたおか」と表現しているところが興味深くて、敗者復活戦のネタを見てから、直接的に口に出すことはないけれど2018年に心の中で使うことが何度かありました。

仮に流行したとしても、左翼の息がかかったユーキャンの流行語大賞に選ばれることはないでしょうけど、頭のおかしい人を放送禁止用語にならない程度に表している点は絶妙かなと思います。

ただ、「あたおか」が広まりすぎると、いじめを助長したり悪用する人が出てきそうなので、そういうのがユーキャンの審査員の思うツボになってしまうんだろうなという気もします。

決勝での見取り図は「あたおか」が終盤の方に少ししか出てこなかったので、良さが発揮されなかったように思います。

話がそれてしまったので元に戻します。

上沼恵美子さんがM-1の審査員になってから今回の2018年まで、個人的には一度も上沼恵美子さんの批評が良くないと思ったことはありませんでした。

厳密には2017年の決勝でのマヂカルラブリーとの言い合いみたいなのはあまり良くないとは思いましたが、結果的にはマヂカルラブリーがおいしいのではないかと思うところもあったので、一概にはいえませんがそれくらいでしょうか。

むしろM-1の審査員として相応しいくらいに思っていました。

2017年も2018年も和牛に投票していますし、それは松本さんとも同じ判断なので、そういうところを考慮すれば決して笑いに関してずれている人ではないことがわかります。

感想を上手くいえないところはあるかもしれないので、そこが感情や雰囲気で判断していると誤解されてしまう原因になっている可能性がありそうです。

実際の情報源を見ていないので間違ったことを書くかもしれませんが、スーパーマラドーナの武智さんととろサーモンの久保田さんの一件の前から、M-1の審査員はもうやらないと宣言していたらしいですね。

逆にいうと、その一件とは関係なしに審査員を辞めるつもりだったからこそ、取り返しの付かないことになってしまいました。

もしかすると上沼恵美子さんがもう審査員をやらないことを知っていれば、武智さんと久保田さんはSNSで愚痴を言わなかったかもしれません。

あとそのSNSでの発言も実際の映像を見ていないので、芸能ニュースで書かれていることを元に考えていきたいと思います。

2人が世間から大きく批判されることになってしまった発言の1つが、更年期に関する発言だったのではないでしょうか。

女性への差別的な発言はSNSでは特に許されない性質のもので、炎上の原因になりやすいものです。

これには普段はお笑いを見ていない人権派みたいな人などが、その言葉だけを見て2人を猛烈に批判することになりました。

2人を擁護する訳ではないですし、実際これを言っても擁護にはならないかもしれませんが、更年期発言はおそらく、松本さんの自虐ネタから派生したものではないかと根拠はありませんが推測しています。

以前テレビで松本さんが50代半ばを過ぎてきた自身への老いなどを自虐的に、男の更年期をネタにしたことがあったのです。

なので、あの2人は上沼恵美子さんの、もっというと女性の更年期障害について本気で批判している訳ではない(と思う)、というのがその件を初めて目にした時に思ったことでした。

ただし、仮にそうだとしても、松本さんのネタは自身の老いに関する自虐だったからこそ笑いとして成立しているのであり、他人の、もっといえば女性の更年期障害をいじるというのはやってはいけないことだと思います。

それがお笑いのショーレースに優勝したり、最終選考に残る腕前の両者の芸人さんが発言してしまったというのが残念に思います。

その辺のことがきちんと理解できていれば、そもそも上沼恵美子さんにそこまで批判的になることもなかったように思います。

上沼恵美子さんについては、関西のテレビ番組の一部が北海道でも放送されているので何度か見たことがあります。

正直いうと、面白い時もありますがそうでない時もあります。

でも若い頃からずっと活躍していて、今でも冠番組を持って第一線に立ち続けていることが既にすごいことなのです。

上沼恵美子さんは子どもの頃、歌の大会にたくさん参加して賞をもらっていたそうです。

ところが同じ関西の地域の同世代に天童よしみがいたため、優勝を逃すことが結構あったような話をしていました。

おそらく幼くして歌手志望だったのを挫折して、次に挑んだのが漫才だったのかもしれません。

姉妹コンビの海原千里・万里として10代のうちから人気があったそうです。

確か年齢的には、島田紳助さんや明石家さんまさんと同じだと思いますが、デビューは圧倒的に上沼恵美子さんの方が早いはずです。

島田紳助さんは海原千里・万里の漫才を研究していたとも言っています。

明石家さんまさんとの不仲説は本当はどうなのか知りませんが、さんまのまんまでゲストに出ていたのをたまたま見た時に、本当に仲が悪かったか、悪いんだろうなとは思いました。

話を少し戻しまして、武智さんと久保田さんですが、さんまさんや紳助さんと同世代の先輩に対して、SNSで悪口を言って、それで何かいい流れが起きると思っていたとすれば、客観的に物事を見れていなかったのではないかと思います。

仮に同様に上沼恵美子さんのことをよく思っていない芸人たちや視聴者が味方になってくれたとしても、クーデターみたいになって上沼恵美子さんが干されることはないでしょうし、彼らの仕事が増える方向にはいかなかったと思います。

酒に酔っていたとはいえ、そういうのを含めてプロ意識が欠如していたと言われても仕方ないと思います。

あとは、漫才の大会がここまで格式高いものになったんだなというのも感じました。

昔の漫才の大会はお笑いじゃない人も審査員にいて、全然違うところで怒ったり、お笑いを下に見ているような人までいて、理不尽なものというイメージがありました。

だからこそ、M-1は島田紳助さんが発起人となって、漫才を正当に評価しうる大会として始まったように思います。

それが時間の経過とともに当たり前みたいになってしまって、それで今度は審査員にまで批判の矛先が向かうようになってしまったのです。

M-1の審査員を集めるのは本当に大変らしいです。

それが批判されてしまったり、恨まれたりするとなればますますやりたい人がいなくなってしまいます。

M-1のことを誰よりも考えていると言っていたスーパーマラドーナの武智さんこそ、大会に関する愛情は人一倍あったのかもしれませんが、それならば審査員の傾向も熟知して結果を受け入れるべきであって、文句を言うのは筋違いのように思います。

実際に2018年の決勝でのネタは松本さんからわざわざそのネタを選ぶ?と言われてましたし、上沼さんの点数のせいで最終決戦に残れなかった訳ではありませんでした。

2017年に優勝したとろサーモンについても松本さんと上沼さんは和牛に投票しています。

つまり上沼さんだけが間違っているかのような指摘は、むしろ上沼さんにとって理不尽な話です。

批判するなら他の審査員のことも厳しく問わないと、仮に上沼さんだけが良くないと思っていたとしても女性差別と捉えられてしまうことは配慮しなければいけませんし、そう捉えられても仕方ないくらいの覚悟がないといけなかったと思います。

でもここまで書いてなんなのですが、その2人の芸人さんが嫌いということではありません。

今後このようなことがないように反省していると思いますし、他の芸人さんへの抑止にもなったと思うので、そろそろチャンスをあげてもいいように思います。

今回のことをバネにして、あえてその2人が審査員をして選ぶ漫才の大会があれば面白いのになと思います。

話はそれますが、個人的には、ジャルジャルの漫才の良さがいまいち理解することができません。

そんな中で2018年の決勝ネタのドネシアやゼンチンは面白いとは思いましたが、それでも最終決戦に行くほどではないなと思います。

その辺は好みもあるかもしれません。

それでいくと、ジャルジャルにネタは嫌いと言った上沼恵美子さんはそんなに間違えているとは思いません。

ただ、途中にも書いた通り、上沼恵美子さんを面白いと思う時もあれば面白くないと思う時もあるので、別に上沼恵美子さんを持ち上げるためにこの記事を書いているのではないこともあえて触れておきたいと思います。

そういえば立川志らくさんについても議論になっているらしいですが、第2回目だったと思いますが師匠の立川談志さんが審査員をしていて、敗者復活枠から出場したスピードワゴンに40点つけましたからね。

私、下ネタ嫌いなんです。の一言です。

その一方で同じ決勝にいた、おぎやはぎをべた褒めして、立川談志さんが認める芸人だけでライブを開催したときにも呼ばれていたのをなんとなく覚えています。

そういうのに比べてみれば全然まともな範囲だと思いますけどね。

長くなってしまったので、この辺で終わります。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
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