あまり宣伝するのは苦手なのですが、一応昨日アマゾンのキンドルに自著をアップロードして販売しているので、それについての解説や思い出話などを書いてみようと思います。
画面の左上の方にある(スマホで見ている場合はPC表示で)『カーリーニューロン』というのがそれです。
※記事内にもリンクを貼ればいいんじゃないかと気が付いて後日追記しました。
商品説明のところに書いたのですが構想15年くらいかかったというのは本当です。
しかし15年間そればかり考えているわけではないので正確には思い付いたのが15年くらい前ということになるでしょうか。
ヒンズー教の地母神カーリーについては、インドよりもゲームで知っている方が多いのかもしれませんね。
実際、私自身もおそらく昔セガサターンでプレイした女神転生デビルサマナーで名前を知ったと思います。
当時はインターネットとかで知ることはできないので、攻略本が必須のゲームだった気がしますし買って読んだ記憶があります。
それとは別に『アウトサイダー』などで知られる評論家のコリン・ウィルソンや以前にここのブログでも記事にしたフランスの小説家ベルナールウェルベルの本などを読んでいる中で当時インド哲学やヒンズー教についても書かれている記述を見て知っていたような気もします。
あらためてウィキペディアで調べて見てみると最高神シヴァの妻で、暴力と殺戮を好む女神と書かれていますが、自著の『カーリーニューロン』では破壊と創造の象徴として書いている部分があります。
暴力と殺戮を好む女神なら破壊の方だけじゃないかと解釈する人もいると思いますが、それはそれで間違いではないと思いますが、創造とは破壊のあとに起きるとも考えられるので、そういう意味では破壊と創造の象徴としても良いかと思っています。
また作中には大自然的な深い慈愛とともにその反面で災害をもたらすという意味合いからも夫のシヴァではなく母性的なニュアンスもある地母神カーリーの方が適切ではないかと考えました。
以上がなぜ地母神カーリーにしたのかという理由の解説です。
次にニューロンという言葉ですが、脳科学の発展とともに今であればちょっとネットで調べれば出てくるし何なのかわかるかもしれません。
ニューロンについてもやはり色んな本を読んでいるうちに脳の神経とかの記述を見て知ったと思いますが、ちょっとした思い出話も思い出したので、少し話はそれますが書いてみたいと思います。
このブログの方で書いたこともあるのですが過去にパチンコ店でアルバイトをしていたことがあります。
その時に、早番と遅番の2パターンのシフトがあって、早番は朝早くて夕方に終わり、遅番は夕方から深夜過ぎくらいまでの勤務時間でした。
なかなか睡眠時間が上手く調整できなくて、寝付きが悪かった記憶があります。
一番ひどい時で一週間眠れなくなったこともあり、辛かったですね。
そういうこともあって早番の時はほとんど寝てないか少ない睡眠時間で早朝に出勤して、夕方になってバイトが終わると、この時間帯は結構な睡魔が襲ってきて、割りと眠ることができました。
とはいってもここから6~8時間も眠れるわけでもなく、長くても2~3時間くらいで目が覚めてしまいます。
で、この時の睡眠時に原因が不明ですが、かなりの高い確率で、脳の中からブチブチブチ~!って何かが破れるような音がするのです。
これは流石に怖いなと思って、地元の脳神経外科に検査を受けにいったことがありました。
ただ検査時にはそうなっている訳ではありませんし、検査しても何なのか結局わかりませんでした。
医者はもしかしたら軽いてんかんのようなものが起きてるんじゃないかと言っていたのですが、てんかんの症状はわかりませんが多分全然違うと思います。
一応、医者にもパチンコ店という大きな騒音の中に寝不足の状況でずっと居続けていることが原因だと思うことは伝えたのですが、検査代を取られただけで何も解決はしませんでした。
会社の人にも話してみたのですが、同じような症状の方はいませんでした。
でもおそらくパチンコ店やコンサートなどのイベント業とかで大きな騒音にさらされたあとにがっつり眠るとそうなるんじゃないかなという気がしています。
これも憶測ですが普通は大きな音を聞いていたら、その時だけでなく、その後もしばらく神経が高ぶった状態で普通はなかなか寝付けないものだと思います。
しかしそこにプラスしてしばらく眠っていなかったり眠いのを我慢し続けていたあとだったら、一部の神経が興奮したままでも睡眠欲の方が上回って眠ることができるのだと思います。
おそらく通常の睡眠時に行われる脳の働き(記憶を司る海馬での情報の整理など)と同時に高ぶった神経を抑制しようという動き(もしくは時間経過によって自然に治まっていく時の変化)が同時進行することで脳内でブチブチブチと聞こえるのではないでしょうか。
なぜ医者よりも本人が説明するのもあれですが、パチンコ店を辞めてからはそのような症状がないことと、その後も現在も特にそれによって健康被害が生じていないことからもそういうことではないかと思っていますが、私自身は素人なのであまりあてにはしないで下さい。
それを踏まえた上でそのブチブチブチという音は長時間、大きな音の中にいたことで、それらの音を認識し続けていた脳内信号の電流みたいなものが貯まっていて、睡眠時には静かなところにいたので、音を認識し続けていた部分の脳が活動をやめて、その電流が放電されるような現象だったのではないかと思っています。
あとなぜかこの時のことを思い出すとモーツアルトを思い出すし、当時も気になってモーツアルトを聴いていたような気もします。
モーツアルトとの関連性ついては全く謎です。
そういうことがあったので、一時期的に脳に関する本を読んだり、当時は既にインターネットも普及していたため調べた時にニューロンという言葉を知ったのだと思います。
宣伝の方に戻ると、おそらくそれらのことが組み合わさって『カーリーニューロン』の構想が生まれました。
自然がもたらす恵みと残酷さを地母神カーリーに見立てて、その深い慈愛の中で、人間が脳で認識する世界というような漠然とした、難しいテーマをどのように表現するか、その糸口が見えずにずっと心のなかにしまっておいていました。
それが昨日ふと、主人公の独白文として書けば、それは内面の描写だけで成立するし上手くいくんじゃないかと急に思ったのです。
その代わりに、それは内容が極めて短いものになるだろうなと思いました。
ドフトエフスキーの小説では主人公に送った家族の手紙が10ページ以上もあって、とても教育を受けられなかった貧しい家の人が書いたとは思えず、文才ありすぎだろうとも思ったことがありますが、独白文では外部の描写や他の登場人物がいないまま終始、主人公が思ったことの独り言になってしまうため長々とは書けないなと思いました(実際は独白文のまま自然と外部への描写へと移行することができましたが)。
なので、ものすごく短く、それでいてかなりとっつきにくい内容になっていて、読む人を選ぶ感じになっていると思います。
それでも電子書籍という媒体であれば成立するかなと思い、あえて短いまま、むしろそれほど話を広げないように心がけました。
いつもなら長い話を書くときでも最後まで考えてから書くことが多いのですが、今回は極端に短い話であるにも関わらず、書き終えられる自信もないまま途中から書き始めました。
すると不思議なもので、自然と書いている途中にオチが思いつきました。
15年くらいどうやっても書けないと思っていたものが書き始めると数時間で書き終わることができました。
本来はもっと推敲したり、エピソードを追加したり詳細を記述したりすべきかもしれませんが、極端に短く、とっつきにくく、わかりにくく不親切なままです(もしかすると後日修正するかもしれませんが)。
そういうのもあって今回、その解説や書くまでに至った経緯などについて、書いてみました。
もちろん無理して読む必要もありませんし、矛盾してますが公開してるけど読んで欲しくない気持ちも正直どこかにあります。
もし先に、作品を読んでからこのブログを見た方がいればありがとうございます。
ちなみにアメリカのアマゾンの方は出版の手続きの中に、本の表紙を作成できる無料のツールがあるのですが、日本のアマゾンの方はなくて、他で作成した画像をアップロードしなくてはいけないようですね。
そのためちょっと画像の作成まで気が向かいないため、気が向かない限りは表紙は無しのままにしています。
あと作品自体はこの今回のブログ記事よりも圧倒的に短いです。
今回はこの辺りで終わりにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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