今回も前々回の記事と同様に自著のちょっとした宣伝と、それにまつわる思い出話などを書いてみたいと思います。
今回もこのブログの左上の方にバナーリンクを貼りました。
『4つの地球』というタイトルのものがそれです。
※後日追記:記事内にもリンクを貼ればよかったことに気がついて追加しています。
そのページの商品説明欄にも書いたのですが、これを書いたのは高校生の頃です。
多分、探せば原文も見つかると思いますが、思い出しながら、不足しているなと思う部分は追加したり、物語の内容についてもちょっと詳しく書いたつもりです。
ここからはアマゾンの商品説明欄には書かなかったことについて触れると、この物語は当時見た夢を元にして書いたものです。
ちょっとだけ物語の内容にも触れると、冒頭から第一の地球~第二の地球へと旅立ち、第三の地球に戻るところまでは実際に見た夢の内容です。
そこまで厳密に書く必要はないかもしれませんが、夢自体は最初から最後まで見たのですが、途中から明晰夢に似た感覚になり、第三の地球のところからは、当時、夢を見ながらもこれは夢だなと気が付いて、自分の方からも夢を創っていったといえばいいんでしょうか、そんな感じでしたね。
明晰夢というのは夢の中の自分が夢を見ていることに気が付いている状態のことです。
最近はしばらく見てないと思うけど、過去に何度かたまに見ることがあったと思います。
しかし今考えても不思議な夢だったなと思っています。
起きてから忘れないように書いておこうと思って書き残したのですが、ストーリー性がある文章を書いたのはこれが初めてだったかもしれません。
ただ当時の見た夢の内容では第三の地球に関する記述はほとんどなかったはずなので、そこに関しては大幅に追加しました。
あとアイテムや老師、木に関することや最後の2,3行の記述に関しても、今回書くにあたって、追加した要素になっています。
ちょっと読んでない人には訳がわからない内容になってしまったため、話題を変えたいと思います。
当時は『聖なる予言』などスピリチュアルな内容の小説がちょっとしたブームになっていました。
時期的にはオウム事件の頃から少し後までくらいかなと思うのですが、オウム事件をきっかけにこういったものが全く無くなるかといえばそうではなくて、その後も少し続いていたということです。
それは漠然としていますが、癒やしとか癒し系という言葉が使われ始めたのもこの頃だと思いますし、日本経済が本格的な不景気に陥り、リストラや就職難や自殺率が増加したことの裏返しとして、癒やしがブームになったということもその背景にあったのではないかと思っています。
今読めばどう感じるかはわかりませんが、こうしたスピリチュアル的な小説は当時本屋でたくさん売られていたし、実際結構売れている感じでした。
カルト宗教がテロを起こして、日本経済は先が見えない時代に、やっぱり心の拠り所として癒やしを求めて読んだ人が多かったのかもしれません。
本来は宗教がその役割を担うのかもしれませんが、宗教は危険だという風潮があったため、スピリチュアルがその受け皿のような役割を果たしたのかもしれません。
実際、私自身も家でその『聖なる予言』を読んでいたら、親にオウムみたいな本を読むなと怒られたことがあります。
それくらい過敏に宗教的なものは関わってはいけないという風潮があったと思います。
ただ個人的にはその続編の『第十の予言』も読んだ記憶があります。
その後にも確か第十一のなんとかみたいなのがあったような気がしますがそれは読んだかどうかさえ覚えていません。
それでもその中に書かれているスピリチュアルな内容を真に受けることは当時もなかったと思います。
そういう部分は話半分にして、単純に非日常的であったり、精神的なものを追い求めるストーリーが面白くて(今はそう思わないだろうけど)読んでいたのかなという感じです。
そして、私にとっては中学生から聴き始めていたプリンスのアルバムが少しずつ徐々に揃っていく過程で、世界的に大ヒットした『パープルレイン』の次のアルバム『アラウンドザワールドインアデイ』がスピリチュアルと評される作品だったことの影響が大きかったです。
どっちが先で後だったかはちょっと思い出せないのですが、こうしたこともあってスピリチュアルというのは私にはそれほど珍しい言葉でなかったような気がします。
その後しばらくスピリチュアルという言葉を聞くことはありませんでしたが、ある日深夜番組を見ていたら、前世がどうとかオーラがどうとか言っている人がスピリチュアルカウンセラーを名乗っていました。
これは名前はあえて書きませんが、知っている方も多いはずです。
最初見た時から胡散臭いと思っていましたね。
結果的にこの人のせいで日本ではスピリチュアルという言葉はダメになってしまったと思っています。
本来は精神的という意味ですから、何もやましい言葉ではありません。
今後どうなるかはわかりませんが、しばらくはスピリチュアルはあまりいいイメージを持つことができなさそうです。
それでもちょっとだけE氏に関することを書いておくと、着ている衣装に何か特別な理由があって不思議な力が宿っているという設定があれば袈裟とか着てても問題ないと思います。
でもあれって雰囲気作りのためですよね。
スーツを着ていたら説得力がなくなるから袈裟を着ているのです。
スーツもジーパンも似合わなそうだしね。
あと反論させない話し方をしますよね。
話術は相当巧みだと思って見ています(自分からは見ないけどたまたまテレビに出ていた時とか)。
幽霊や前世が本当に見えているなら、それは歴史上の人物も含めて、数多くの偉人や天才でも見えなかった真実をE氏は語っていることになります。
その言葉は正確でなければいけませんが、饒舌になる必要は全くありません。
というか、饒舌だった方が信用されなくなります。
私が幽霊や前世が見えて、それがどうも本当らしく、自分以外にみんなが見えないということがあったら、見えているものを詳細に伝えて説得します。
E氏は違います。
説得するために、あの手この手を使って、見えているもの自体はかなり曖昧です。
あなたの前世はローマ時代の平民だみたいなことを言うけれど、別に歴史に詳しい訳じゃないんだから絵の勉強をして詳しく書いてみて欲しいです。
それを歴史学者に見せたら、いやこの衣服は平民ではなく貴族が身につけるものだと言われるかもしれません。
他にもその辺の風景を詳しく描いたら、後ろを歩いてるのはレオナルドダビンチかもしれないとか、色々発見があった方が面白いと思います。
似合わないかもしれませんが、たまにはスーツを着て、見えてることだけを伝え(本当に見えてるかは知りませんが)、説得するために勝手な解釈はするべきではありません。
あと私が、幽霊や前世が見えてスピリチュアルカウンセラーをしていたら、インターネットは極力やらないようにします。
なぜなら、ネットで調べてると思われたくないからです。
普段もやらない上で、私はインターネットは使いませんと宣言します。
色んな人の前世を見ていたら歴史も詳しくなるでしょうし、みんなが知らない情報がいつどこにいても手に入るのですから、わざわざインターネットで何かを調べる必要はないですし、スピリチュアルカウンセラーとして信用されるためにもそうします。
E氏ではないのですが、一時期テレビで見かけた当時女子大生のスピリチュアルカウンセラーの人がいて、的場浩司に夏くらいに大きな仕事が入るでしょうと言っていました。
それを聞いた的場浩司が、なんで知ってるの?夏に大事な舞台があるんだよ、と軽く舞台の宣伝もできて嬉しそうに話していました。
あとある女優に対してはトンカチをカンカン叩く音が聞こえますと言ったら、その女優が実家が建設業ですと言って驚いていました。
どちらもネットで調べれば出てくる情報だと思います。
スピリチュアルを称している人の多くはインターネットで事前に情報を調べています。
E氏以降は日本でスピリチュアルという言葉はインターネットのことを指しているようです。
実際スピリチュアルカウンセラーが出てきたのはネットが普及してからですしね。
だからこそ古風な和服や袈裟を着込んで、まるで現代の情報機器には縁がないように振る舞って、ネットの情報が間違っていればその通り間違ったりするのです。
そして芸能人ばかり占ってその時は詳しいことも言うのに、見ず知らずの一般人になった途端に曖昧なことしか言わなくなるのです。
もっと根本的に間違っていると思うのは、さっき自分がスピリチュアルカウンセラーだったらネットはやらないと書きましたが、傾いているテレビ業界にその出演を依存しているということでしょうか。
テレビ局に行った時に幽霊とかから、テレビ業界はこの先衰退していくから、ネット配信で自分の番組持った方がいいかもよ、とか言われなかったんでしょうか。
だって本当に幽霊や前世が見えるなら、E氏には真実が見えていることになります。
これまでずっといい当て続けていたなら、出演料が無料でも大物芸能人がたくさん呼べるはずです。
それをネット配信で流したらそれだけで、ユーチューバーなんて相手にならないくらいの人が見てくれて、その収入だけでやっていけるでしょう。
つまりは仮に本当に見えていたとしても、そこから大した情報を引き出せていないか上手く活用できていないのです。
それならプロとしてやっていくべきではないと思います。
だって、他の人には見えない幽霊や前世が見えているのにその程度なんですかということになってしまいます。
そもそも巧みな話術で相手をねじ込もうとしている時点でスピリチュアル(精神的)ではないんですよね。
むしろ言葉では言い表せない心の領域のことではないかと思うので、幽霊とか前世は関係ないような気がします。
必死になって話している様子を見ると、心が病んでるのはE氏の方ではないかとさえ思います。
後半は愚痴が多くなってしまいましたが、スピリチュアルという言葉は本来怪しげな言葉ではないことや、日本では悪い意味合いを含むようになってしまったE氏の責任は重いと見ています。
そういう意味では本来のスピリチュアルというものがどういうものを意味しているかを考えることが、そういった嘘のスピリチュアルから抜け出して、人として成長する一つの手段としてはまだ見直される余地があるのかもしれません。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
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