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鍵にまつわる話

| 13.6.17
 先週は4日連続でその日の朝に見た夢を書いていたのですが、5日目と今日の6日目は特に書くような内容ではなかったため一旦そこまでにして、また気が向いたら書いてみようと思います。

 今回はふと自分がこれまで携わってきた仕事のいくつかで、鍵にまつわる部分で色んな要素や思うところがあったなというのを思い出したので、それについて書いてみようと思います。

 3つ程、具体例を挙げます。

 まずはパチンコ屋さんで鍵がとても重要な要素になっている部分についてです。

 パチンコ店内でのパチンコやスロットの台は全てマスターキーで開けられるようになっていて、それをホールにいる従業員が常に持ち歩いている状態でした。

 パチンコやスロットをしたことがある方はわかると思いますが、パチンコではたまに釘の間とかに玉が詰まってしまって、遊戯がしづらくなったり、出玉が台の内部の方で途中で滞ってしまって出てこない場合があったりします。

 そうするとお客さんが手元の呼び出しボタンで従業員を呼んで対処する際にガラス面になっている表側の扉を開けてそれを取り除いたり、台自体を接地面からドアを開くように開けて裏側から玉を押し出したりします。

 大当たり中などでは急いで対処する必要もあるため、他にも理由はありますが全ての台は1つの鍵で開けられるようになっています。

 スロットも同様でたまにコインが詰まって出なくなったり、投入口にコインが入らなくなったりすることがあるので、どれも同じ鍵で開くようになっていて、パチンコとスロットのどちらも1つの鍵で開くようになっていました。

 そのマスターキーをホールにいる従業員は基本的に全員持っていました。

 これの恐ろしいことはこの鍵を紛失した場合のリスクです。

 大型の店舗ならパチンコとスロットの台数が1000台以上あるところもあり、もし仮に鍵を紛失したことになればゴト行為などの不正な行為に使用される危険性があります。

 実際は客が台の鍵を盗むことができたとしても、カメラで監視されてるでしょうし、やれることはそんなになさそうな気もしますが、それでもそのままにしておく訳にはいきません。

 今はもしかしたらその辺りの対策もされているかもしれませんが、当時に聞いた話だと、鍵を紛失した場合には全ての鍵を交換するため、1台あたり1万円はかかるということでした。

 それならば1000台規模のお店では1000万円かかることになります。

 それも次の日の営業を休むとは考えにくいため、閉店した夜中くらいから朝方までに全て交換してくれる業者を依頼するとなればもっと費用が膨らむかもしれません。

 一応、完全に鍵を紛失したという事案は自分がいる間はなかったのですが、自分ではないけども他の従業員が危ないとこだったというのは何回かありました。

 その鍵はいつも制服のズボンのところにキーホルダーで留めているのですが、その鍵の取っ手が持ちやすいようにプラスチックのカバーがしてあって、カバーとキーホルダーはガッチリ繋がっているのですが、鍵はそのカバーの中にあります。

 そのカバーもおそらく滅多に外れることはないそれなりの仕様になっていると思うのですが、やはり何度も使っているうちに劣化してくるのでしょうか、カバーにヒビが入っていて、それがいつの間にか割れてしまって、中の鍵がすっぽ抜けてしまって紛失してしまったようなのです。

 その時の従業員がいうには閉店した時点では確実にあったということだったので、幸運にも閉店作業中にホール内に落としたということで、全員で探しまわるとすぐに見つかりました。

 その従業員はめちゃくちゃ怒られていましたが、それでも鍵自体は少なくとも自分の働いていたお店では、個人で決まったものを使っているのではなく、複数あるものを上司やその日の責任者にあたる従業員が一方的に渡してくるものを使っているため、運が悪かったといえばそれまでなのですが、なんだか可哀想な気もします。

 次に鍵にまつわる件で書こうと思うのは、ホテルでの鍵についてです。

 こっちの方がその重要性が想像しやすいのではないでしょうか。

 ホテルでも何かあった際や日々の清掃業務や客室の管理を行っているため従業員がマスターキーを持っていることがあります。

 この時には清掃員の方が完全にマスターキーを紛失してしまったことがありました。

 いたるところを探しても見つからず、シーツなどを毎日出しているクリーニング業者にも確認したり、おそらくゴミ袋の中まで探しても見つからなかったようでした。

 そのホテルでは清掃員は完全に派遣会社に委託していた状態だったので、全ての客室の鍵の交換はその派遣会社が費用を負担することになりました。

 客室が100室に満たない小さな宿泊施設だったので、多額な費用とまではいかなかったとは思いますがそれでも数十万円は派遣会社が負担したような記憶があります。

 さすがに宿泊客が偶然拾ったか何かで手に入れて悪用するとまでは考えにくいのですが、それでも万が一のことがあれば責任を問われますので鍵を交換しない訳にはいきません。

 でも記憶が確かなら、その時に結構その派遣会社の社員側の担当者が即答まではしてくれずに、その会社の方でも対応が遅れたり、どうせ弁償するならなるべく安い業者を探そうということになったらしくて時間がかかり、少なくとも鍵の紛失から一ヶ月以上経ってから交換されたような記憶があります。

 これはホテル側はもっと強気に出て損害賠償を請求するか、すぐにホテル側の負担で鍵を交換してから派遣会社に請求した方が良かったんじゃないかと思うのですが、このようなずさんなところが他にもありそうなので、意外と不信感が募る出来事でした。

 あと従業員や清掃員が間違えてお客さんのいる客室をマスターキーで開けてしまうことが結構あったので、設備の古いところはそういうリスクもあるとどこかで思っておくのもいいかもしれません。

 最後に書くのは不動産屋での鍵にまつわる話です。

 不動産屋ではアパートやマンションの鍵がいっぱいあります。

 空室の鍵だけならいいんでしょうけど、何かの都合でマスターキーがあったり、それで間違えて空室じゃない方の部屋を開けてしまう(与えられていた情報が間違っていたりして)というのは聞いたことがあります。

 とにかく鍵の管理は大変だった記憶があります。

 春などの繁忙期だと尚更そうですね。

 ただ個人的にこれはまずいんじゃないかと思っているのは退去時の鍵の受け渡しに関してのことです。

 一応、入居する時には渡した鍵の番号なども控えて、退去の際には照合するなどの対応をして、紛失していれば鍵の交換費用を請求したりもしていたのですが、そもそも入居者が変わるたびに鍵の交換は必ずするべきだと思っています。

 都会の方だったり地方によってはきちんと対応しているところもあると思うのですが、私の地元の辺りでは入居者が変わる度に鍵のシリンダー交換まで必ずする大家さんは極めて少なかったです。

 入居時に渡した鍵を返してもらっても、その時に合鍵を作っていた可能性もあります。

 一応、退去時にも合鍵を作っていればそれも渡して下さいと言って、もらうこともあるのですが、完全に自己申告で何の証拠もないため、作っていても渡さない場合もあり得る訳です。

 実際は田舎だからか、そのことによって犯罪が起きたという話は聞きませんが、起きてからでは遅いですし、そもそも犯罪の起きる可能性をなくすべきでしょう。

 普通に学生さん向けのオートロックのアパートとかもありますが、きっと入ろうとすれば合鍵でその中に入れてしまうでしょう。

 子どもが地方の学校に入学するのに、オートロックのアパートだから大丈夫だと思っている親御さんも多いと思うのですが、地方ではこういうことが起こり得ますので、入居時にはきちんと鍵を交換してもらうように不動産屋さんに伝えることや、それを条件に入居するくらいにいっても良いと思います。

 実際たまにそういうことを言ってくる親御さんはいましたし、家主の側もそれくらいは当たり前というか必須だと思っていて欲しいものです。

 このように鍵にまつわる話をしてきましたが、一番いいのは鍵を悪用した犯罪が起こらないことかもしれませんが、鍵の紛失には結構なリスクが発生するということをふと思い出したので書いてみることにしました。

 個人的には外出する時に玄関の鍵をかけたか忘れてしまうことが結構あるので、たまに引き返して確認することもあります。

 それで鍵が開いていたことはおそらく99.9%なかったと思いますが、それでも一回くらいあったかもしれないのでやっぱり不安になりますね。

 色んなものが発展している中で、おそらくこれを防ぐいい方法や商品やアプリとかありそうな気もしますが、鍵業界の方でもっと気楽に鍵の締め忘れの防止になるような仕組みのものができて(ありそうだけど)、それが標準的に安価に普及していくといいですね。

 なんとなくですが電気を使うような仕組みになっていると災害時や停電時に作動しなかったり、そもそもドアが開くのかという心配があるので、なるべくアナログ的なもので画期的な方法があるといいですね。

 それと鍵の紛失自体も防げるようになるといいと思います。

 これもきっと既にそういう商品とかありそうなので、今回書いたような鍵の紛失が大きな損害になるような仕事をする際には事前に調べて対策するのもいいかもしれません。

 今回の記事の趣旨とは異なるため調べていませんが、鍵がどこに落ちているか検索できるアプリとか商品がありそうな気もします。

 逆にそれで鍵の場所が普段からわかるようになると、鍵が盗まれるというリスクももしかしたらあるかもしれないので、結局は悪いことをする人がいなくなる方がいいのかもしれません。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。


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