宗教の代理戦争は無意味
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13.12.16
世界中でテロが頻発していることについて、単純な宗教間の対立ではないにしても、根底には少しでもあるのかもしれない。この宗教間の対立について、それが全く無意味だということを考察していこうと思います。
●一神教(汎神教)の一は何を表しているのか
キリスト教やイスラム教は一神教といわれがちだが、その一とは何を表しているのか掘り下げて考えてみることにする。
例えば宇宙と言った時に、宇宙は一つだけなのか八百万以上あるのか知らなくてもとりあえずは普段、私達の住んでいる一つの宇宙のことを指していると考える。
神の場合も同じだと思う。
カルト宗教は論外だとして、神とは宇宙の創造主だという点は共通している。
新しい宗教が成立する度にビッグバンが起きて宇宙が増えるのではなく、一つの宇宙の中に私達が暮らしているというのは当然のことで、その宇宙を創造した神も同様に宗教のあとに生じる存在ではないことは理解できると思う。
ということは宇宙を創造した神というのは〇〇教の神ではなく、宗教よりも前に存在しているダイナミックな存在としての神ということができる。
これはどういうことかというと異なる二つの宗教にそれぞれ別の神が存在するのではなく、私達が住んでいる宇宙が一つであるのと同様に神も一つだという意味の一ということになる。
●神の言葉は宗教家の言葉とイコールではない
そう考えれば宗教観の違いというのはそれぞれの宗教家の創作部分や比喩の違いであって、崇める対象の神(がいるとすれば)は初めから同じ一つの神だということになる。
どちらかに誤りがあるとすれば、どちらにも真実ではない創作の部分が混じってしまっている時点でそこを配慮して本質を見る必要がある。
いずれにしても宗教の違いが神の違いではなく、宗教家の解釈や文化の違いだということが理解されれば、宗教間での争いごとは神も望んでいないということも理解できると思う。
実際、有史以来、特定の宗教を信じる人だけが生き残り、それ以外の人類が滅んだことは一度もない。争いは無意味ということ。
※以上は、今年の7月20日の自分のツイートから引用して補足しました。●の部分もわかりやすくなればと思って記入しました。以下の文章も編集後に記入したものです。
具体的などことどこの宗教の代理戦争が起きているかということではないのですが、主旨をわかりやすくするためにそういう題名にしました。カルト宗教は論外だとしても異なる宗教間の差別や偏見は無意味だということが伝えられれば良いかと思います。