ベーシックインカムに財源は不要

8.12.16

※まず始めに。あとで読み返したところベーシックマネーとなっているところが2箇所ありますが、これはベーシックインカムの誤字です。しかしベーシックインカムのお金という意味で読むとしっくりくるのと、一応転載防止のためにあえてそのままにしておこうかと思っています。(あとで直すかもしれませんが)

 ベーシックインカムを政府の財源ではなく中央銀行が供給する仕組みについて考えてみた。

 これは日本だけではなく、EUやアメリカ合衆国のような一つの中央銀行に対して複数の政府や州を抱えた場合でも実現可能。

 とりあえず日本の中央銀行(日銀)を例に話を進めて行きます。

  まず国民と法人の全部に日銀の口座を作る。

 日銀からベーシックインカムになるお金を個人の口座に振り込む。

 決済は専用のカードか電子マネーのみで可能。

  買い物をすると企業の専用口座にベーシックインカムのお金が流れる。

 決済の手段を制限しているので使用経路が明確になり透明性が高い。

 ベーシックマネーは流動するが、専用の口座間に限られ普通には現金化できなくすることで全体の金額は減らずにそのままになる。

 例えばこの仕組みでベーシックマネーで1万円の決済をしたら個人の専用口座から企業の専用口座に1万円が移動するが、この口座内にある1万円は外部に流失しない。

 法人口座に貯まったお金は銀行への返済にのみ使用可能。

 黒字で借金がない場合でも現金化するためには銀行から借り入れて相殺しなければいけないルール。

  銀行と企業との取引が活発になる。

  銀行は貸し出し金の利子だけ受け取り日銀にベーシックインカムを戻す。

 またそのお金が個人の専用口座に振り込まれる。

 かなり乱暴な話ですが、ざっくりと説明するとこんな感じ。

 現状の中央銀行→銀行→企業→個人の流れでは円滑に回らないため、逆流させることで経済を活発にする狙いもある。

 ※以前にツイートした内容に少し補足して説明しました。以下はこの仕組みをよりよく運用するための細かな点や望ましいと思うことを箇条書きにしています。

 デフレ対策にもなり、デフレの度合いによって個人へのベーシックインカムの金額は変動する方がいいと思う。

 インフレになれば売り手市場になり雇用も増えるので金額を下げ、デフレが深刻化すれば金額もそれに応じて増やす。

 対象は日本国籍のみ有する国民で、国籍取得から何年みたいな制限は必要だと思う。

 また成人は一律同じ金額でも良いかもしれないが、未成年者は例えば5年ごとに金額が上昇していくのでもいいと思う。

 (そうすれば日本に帰化した人と元々日本で生まれた子の金額が同じで、帰化した人も20年で成人と同じ金額を受け取れるようにする等)

 あとは個人の口座も法人の口座も、ある一定期間を経っても使用されない分は日銀の口座に返却されてしまうというのも良いと思う。

 あえて使わない人にもメリットがあるといい(減税されるなど)。

 ベーシックインカムは使用できる物品やサービスを限定したほうがいい。

 この仕組みでは、売る側の企業にとってはベーシックインカムでの支払いを望まない場合もあるので、こちらも導入する際のメリットとして法人税を下げるなどはあってもいいし、参入するにはそれなりの基準をクリアすべきなどの条件はあってもいいかもしれない。

 ※色々思うところはありますがとりあえずここまでにします。また改善や修正案など思いついたら記事にしたいと思います。


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