テレビだとあまり聞かないけどネットだと左とか右というのはよく見かけます。
テレビだと東京では放送されていないらしい、そこまで言って委員会NPくらいでしょうか。
左派とか右派とか、左翼とか右翼とか、ネットだとパヨクとかネトウヨとか様々な呼称で表わされています。
あまり意識しない人もいるし(ほとんどの人はそうだと思います)、左巻きの人も右巻きの人も当人には自覚が無い場合もあります。
私もそういうのは疎い方で、昔は三島由紀夫の小説を読みながら大江健三郎の小説を読んでいたこともありました。
ただそういったことを社会人になっても意識して来なかった人、きっかけがなく自分が左寄りなのか右寄りなのか考えたことがないひとのほとんどは左傾化している傾向が高いのでないかと推測しています。
もっといえば左翼は学校の教育を受けてそのままの人が多いと思います。
学校教育の多くが内緒で左寄りだからです。
そのため勉強ばかりしてきた人も左巻きの傾向が高くなります。
自分が左翼だと意識している人もいれば、そうした漠然とそういったことに興味がないけど学校教育を経た後も特に疑うきっかけがなかった左寄りの傾向にある人のことを、漫画家の小林よしのりさんが著書のゴーマニズム宣言の中で「サヨク」と言って表していました。
私は子供の頃、たまたまコロコロコミックでおぼっちゃま君という漫画を読んでいて、その作者が小林よしのりさんだったことから、ある日ブックオフとかでゴーマニズム宣言の戦争論という分厚い漫画が100円で売られていたので、なんとなく興味を持って購入し、以後も一時期は他の著書も読んだりしていました。
たかが漫画で、と思われるかもしれませんが、結構考え方は変わった部分もあると思います。
ちなみに小林よしのりさんの本が100円で売られているのは、著書の中でブックオフを批判していたからではないかと思ったことがあります(どの本に載っていたかは忘れてしまいましたが)。
それまでは、日本も昔は北朝鮮みたいな国だったと友人に言われた時に、根拠もなく、そうだろうなと同意したり、なぜか日本はある時期暴走して色んな国に戦争を仕掛けたとか、従軍慰安婦のことは詳しく知らないけど教科書にも載っていたし日本軍が戦時中に何か問題を起こしたのだろうと漠然と思っていました。
確かに小林よしのりさんの戦争論が全て正しいとは思っていませんし、確か本の中でも私が読者を洗脳してると思われても仕方ない(具体的にどんな内容か忘れたのでだいたいですが間違っていたらすいません)みたいなことも書いてあったと思います。
ただ戦争論を読めとはいいませんが、一度それまでの常識だと思っていたものを根底から否定するような本を読み、その上でどちらが正しいと思うのか判断するということは大袈裟ではなく人生の中でも大事なことではないかと思います。
その流れから、当時はあまり面白さがよくわからなった、読売テレビのたかじんのそこまで言って委員会がだんだん面白くなっていって今では改題して、そこまで言って委員会NPですが10年以上はほとんど見ている(北海道ではたまに日本ハムファイターズ関連で放送されないことがある)感じになりました。
実は最近はちょっとその番組を見ていて正直もう見るのやめようかなと思うこともあるのですが、それでも他にこれに匹敵するような番組も見当たらずに見続けています。
これも観ろとは思ってませんし、東京では放送されていないようです。
それでもいったんは漠然としたサヨクの状態から抜け出たのちに、どちらが自分にとって正しいと思うかは考えてみるべきだと思います。
おそらく左翼と呼ばれる人の多くは学校教育を経たあとそのまま知識だけを積み上げているので、客観的に物事を見ることができません。
自分が当たり前だと信じて疑わないことを指摘されると、そうした人たちのことを右翼やネトウヨだといって非難するようになるかもしれません。
こういう場合はむしろ一般の人の方がある日きっかけがあればこっそり転向することができるのですが、それなりに有名人になったり知識人として自分の考えを発信できる立場になってしまった人は後に引けなくなり、ますます左傾化していくこともあると思います。
そのため左翼系の識者はそもそもの主張の着眼点がズレていたり、一見真面目そうなのに非論理的だったりします。
自分の頭の中にあるものを根底から疑うということをしていなかったことが原因ではないかと思っています。
でも右翼だからいいなんてこともありません。
たまに街宣車とかを見かけたり家の近くを通りかかった時に聞こえる大音量の音は、あまり好ましいと思ったことはありません。
それでも多くの人がサヨクであるならば、そこから脱却して左翼にならなかった人は右寄りだと思われても仕方ないかもしれません。
自分の立場を客観視するためにも、異なる意見に耳を傾けて、それが単純に意味も無く信じているだけのことなのか、論理的に正しいことなのかの感覚もそこから培われていくのではないかと思っています。
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