エフィカシーが大事だと思う件

19.2.17

 バラエティ番組の『アメトーーク』をよく観ているのですが、たまに深夜枠でネギとか明太子とか特定の食べ物について1時間語る「食シリーズ」という回があります。

 見ている方はご存知だと思いますが、そこでアンジャッシュの渡部さんがどんな食材にも明太マヨが合うと力説する場面があったりします。

 始めの方は本当に明太マヨに合いそうな食材ですが、だんだん共演者に無茶振りされて最後の方は食べ物ですらないものにも何でも明太子が合うと力説する場面です。

 なぜこの場面を引き合いに出したかというと、人の悩みのほとんどは何でも明太マヨではありませんが、エフィカシーで解決できるのではないかと思ったからです。

 エフィカシーという言葉はコーチングなどでよく出てくる言葉です。

 どういった意味合いで使われているかというと、自分はこれくらいの人間だという自分に対する評価といえばわかりやすいかもしれません。

 これがなぜ大事かというと、悩んでたり物事が上手くいっていない人は、このエフィカシーが低いか下がっている場合がほとんどだからです。

 どうしてエフィカシーが低かったり下がってしまうかというと、自分の評価を過去からの記憶や他人に委ねてしまっているからです。

 その場合は一度だけではなく、何度でも自分のエフィカシーが正しいかじっくりと向き合ってみる必要があると思います。

 例えば、また広瀬すずを例に考えてみようと思いますが(そんなにファンではないが読み手に伝えやすいみたいなので)、広瀬すずが異性にモテるかどうか悩んだりはしないと思います。

 エフィカシーが高いからです。

 おそらくモデルになりたいとか女優になりたいとかも、必死で努力して成功している自分の姿をイメージしたりはしていないと思います。

 自己啓発本とかではイメージすることが大事だということが良く出てきますが、エフィカシーはイメージに勝るものかもしれません。

 その辺のことについては、先日エフィカシーという言葉を使わないで、『イメージすれば叶うは本当か』という記事を書きましたので、興味があればご覧下さい(多少、その内容の一部も書くので読まなくても大丈夫です)。

 おそらく広瀬すずに関しては素人時代でも、どこかしらからスカウトされるのは時間の問題だったのではないでしょうか。

 当然タレントになってから努力はしていると思いますが、おそらくどこからも声が掛からなかったしても、将来は何かしらの見た目で評価される仕事に就いて上手くやっていく自信は持っていたと思います。

 つまりイメージはしていなかったかもしれませんが、エフィカシーは高かったのではないかと予想しています。

 この場合は、周りからの評価やそれにと伴う過去の記憶がエフィカシーを高めていたと思います。

 周囲の人からかわいいと褒められたり、姉の広瀬アリスさんもモデルや女優をされているようなので、身近な人ができる仕事なら自分にもできるはずだと思ったかもしれません。

 これが例えばエフィカシーが低かったらまずい場面はあったと思います。

 全然自分に自信が持てなくて、オーディションにも落ちてしまったり、事務所に所属しても仕事が来なかったり、周囲の人もかわいいと褒めてくれたことがなければ、見た目は同じでもエフィカシーは下がっていて、行動や考え方も変わってしまいます。

 でももしかしたら、そのオーディションは可愛い人を採用するものではなかったかもしれませんし、仕事が来なかったのも事務所の宣伝不足やちょうどタイミングが悪かっただけだったり、周囲の人も可愛いと思っていてもシャイで言えなかっただけかもしれません。

 他人の評価というのは実に曖昧なものです。

 それを記憶して作り上げた自分というものも実は曖昧です。

 では広瀬すずが異性にモテるかどうかについて、どれくらいエフィカシーが高いか想像してみることにしましょう。

 それくらい高いエフィカシーを自分が持ってたとしたら、周囲の人に気持ち悪がられるでしょうか。

 ではとりあえず人前に出るときは封印して、自分一人の時だけでもそれくらいのエフィカシーを体感してみるのはどうでしょうか。

 誰も見ていませんし、法律違反でもなんでもありません。

 気の澄むまま高いエフィカシーを維持することが大事です。

 それでも違和感があるとすれば、自分の心を邪魔しているのは自分自身です。

 自分はこれくらいの人間だという固定観念に縛られているのです。

 仮に他人にばれたらと思ったとしても、その他人があなたを傷つけようとする言動にその人はそこまで責任を持って発言をしているかを考える必要があります。

 その他人はあなたを傷つけることはあったとしても、逆に、あなたを褒めまくってくれる人だったでしょうか。

 大抵そういう人はあなたが行き過ぎているということを不快に思って、傷つけて凹んでくれればそれでいいくらいの感じではないでしょうか。

 そんな人を自分の人生より優先させてはいけません。

 他人の評価よりも、自分の評価は自分ですることだけが正しいのです。

 そしてその評価がどれだけ高くても法律違反ではありませんし、それを批判する人はそれほどあなたのことを思っていません。

 それでももし他人の目が気になるなら内緒でエフィカシーだけ上げておけばいいと思います。

 エフィカシーは上げるだけでなく維持することも大事です。

 イメージすれば叶うということの落とし穴はエフィカシーが低いまま願望をイメージしてしまうことです。

 お金持ちになりたいと願うのは、お金の稼ぎ方がわからない人です。

 エフィカシーが高ければ、お金の稼ぎ方を自然と探して実行することもできると思います。

 そうであるならば、わざわざお金持ちになりたいとイメージし続ける必要はありません。

 高いエフィカシーを維持することの方が金持ちになれる可能性が高くなります。

 今はその自信の根拠がなくても、エフィカシーを上げることであとからいくらでもついてきます。

 そういったことからもエフィカシーという言葉が広がって一般的にも馴染みがあるようになって欲しいと思っています。

 
 

 
 
 


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