頭の悪い人の見分け方

28.2.17

 今回は頭の悪い人の見分け方について書いてみようと思います。

 こういう記事を書くからにはさも頭が良いんでしょうねと言われるかもしれませんが、そういうことは自分でも思っていませんのでご了承して頂ければと思います。

 一口に頭が良いか悪いかというのは結構難しい話ですよね。

 運動音痴は馬鹿にされやすいけど、頭の悪さを馬鹿にすると下手すると名誉毀損にすらなりかねません。

 これは運動ができるかどうかは比較的に簡単に見てすぐに判断しやすいのに対して、頭の良し悪しはその人の内面にも関係してくる部分もあり曖昧でもあるからではないかという気がします。

 以前に、仕事関係で遠まわしに頭が悪いことを伝えて、どうやったら改善できるかということを考えたことがあります。

 その方法はこんな感じでした。

 まず、ここ一年間で何冊の本を読んだことがありますか?と、たずねます。

 その時はうーんと考えたあとで、一冊という答えが返ってきました。

 一冊が本当なら即答できそうなものですが、その一冊も本当だとしても果たしてどんな内容だったかも気になるところですが、とりあえず数を聞き出すことができました。

 そこで、自分は年に100冊くらい読むことがあることを伝えます。

 正直いうと、ここ何年かはそんなに本を読んでいないのですが、実際に100冊以上読んだ年もあるので、そんな感じで伝えます。

 個人的には年に100冊は本を読む人の中では少ない方で、自慢できる数ではないと思いますが、とりあえず相手は年に一冊読むかどうかも怪しい訳ですので、嫌味に思われたとしても嘘ではないので堂々と言うことが大事です。

 そして次に、自分はあなたの100倍以上の本を読んでるということを伝えます。

 だから自分がこれから言うことは、もしかしたら納得できないかもしれないけど、これまで何百倍も本を読んできた私の話をとりあえず聞いてみて下さいと伝えます。

 以下もこんな風な内容で伝えています。
 
 本を読めとはいいませんが、本を読んでいる人がこの世にはいるので、そういう人がいるということは理解して下さい。

 その上で、顧客を見た瞬間に、予想でいいので、その人が自分よりも本を読んでいる人なのか、読んでいない人なのか、自分と同じくらいの人なのか考えてみて下さい。

 そして、その3通りの人それぞれに対して、どのように接するか使い分けて下さい。

 だいたいこんな感じです。

 本を読まない人に本を読めというのは違うような気がするので、あまり言っても無駄なような感じがしますし、本を読んでいる人は自発的に読んでいると思います。

 自分より本を読んでいるかどうかで3通りの接し方を用意してもらうのも、遠まわしに自分より頭がいい人かどうかを意識してもらって、失礼がないように接してもらうという意図もあります。

 それだけではなく3通りの接し方を考えてもらうことが、日頃の顧客との接し方を3倍考えてもらっています。

 ただここまで言わないといけない相手ですから、効果はそれほど期待してはいけません。

 ちょっとだけ普段考えないことを考えてもらったくらいで留めておきます。

 あと、本題にある通り、頭の悪い人の見分け方ですが、これは結構ニュアンスが曖昧な部分もあるためうっすらと参考にしてもらう程度にしてもらえればと思います。

 だいたい会話していれば分かるのですが、言葉を一字一句で覚えていない人は頭が悪い人の可能性が高いです。

 例えばWi-Fiを読めないからといって、頭が悪いとは限りません。

 知らないということと頭が悪いということは違うのです。

 ウィーフィーと読んだとしても知らないだけの可能性があります。

 頭の悪い人は既に正解を聞いたことがあるにも関わらず、わざと間違えているような言い方をします。

 実際にアイファイと言っている人がいました。

 ワイファイのWがワイヤレスなんとかの略だと知っていれば、絶対こんなことにはなりません。

 この人は必ずどこかでワイファイという言葉を聞いたことがあるのです。

 ワイヤレスの略だと知らなくても、一度でもワイファイと聞いた言葉を、Wから始まっているのにWの要素を削除するということは普通はしないものです。

 要するにこういう人にとって一字一句というのは数字の羅列と同じことなのです。

 それと同時に一文字くらい間違っても意味が伝わればいいやという怠惰な感情も含まれています。

 この種のタイプの人は間違えるのは当たり前で、それを指摘されたり、つっこまれることで会話が成立していることがあります。

 よくよく話の内容を思い返してみると、この人自体は何も話題になるようなことを提供することができないのですが、間違えていることで、コミュニケーションのきっかけになっているということが何度もあります。

 またそういう人は何度指摘しても同じ誤りを繰り返します。

 やはり同時に怠惰な部分もあるため、逆に何度も間違えた単語の方で覚えてしまいがちです。

 それも意味と組み合わせて覚えたりしないため、無機質な数字の羅列として記憶しているものと思われます。

 かなりひどいなと思った言い間違いは原発のことをゲンパクと言っている人がいました。

 原子力発電所の略だとわかれば、ツがクになる理由は全くありません。

 ここまでくるとなぜそうなってしまったのか、推測さえしてしまいます。

 おそらく原爆と混同しているのでしょう。

 しかし発電所と爆弾を混同する意味はわかりません。

 しかもこれは東日本大震災の直後の福島の原発事故のニュースが一日中報道されていた頃の話です。

 ニュースで何度もゲンパツと言っているのにそれを聞きながら何も考えていないのではないでしょうか。

 もう一つの頭の悪い人の見分け方は、やはり言葉に関することなのですが、話を聞いていると、話の内容がその人の考えから来ているのではなくて、世間体やマナーが根拠になっていることです。

 例えば、親戚に病気で入院した人と自宅療養している人がいたとします。

 頭の悪い人は病院に入院している人には見舞い届けとかを出したりして心配します。

 ところが一時的にでも仕事を辞めて自宅療養している人がいれば、平気で仕事はどうしたんですか?と思ったり本人に直接言うこともあるのです。

 これも根拠はよくわからないのですが、世の中でそういった形式のものがあったり、常識やマナーというものがあれば、そういうことは学んで守ろうとするのに、そこから外にある事柄に関しては状況が同じだとしても対応は天と地ほど異なるのです。

 この場合も意味合いで覚えているのではなく、意味は理解していないが、こうすれば問題ないのだろうというのが頭が悪い原因なのです。

 何も疑うことなく、しきたりやルールだけを覚えて、それに従っていればいいというのは、裏を返せばいい人思われたいけどアホだとは思われたくないという、コンプレックスの表れでもあると考えることができます。

 そのため、こういう人は身内が元旦に初詣に行ったかや年賀状を書く書かないとか、冠婚葬祭については詳しいですが、何のためにやっているのかは興味がありません。

 下手をすると、他人の人生よりも世間体の方が大事なのです。

 こういう人は一見、親身になって相談に乗ってくれますが、良い方向で解決することはまずありえないので話半分くらいにしておいた方が良いと思います。

 ちょっと嫌味なことやいじわるなことも書いてしまったかもしれませんが、逆にいえば頭の悪い人は素直な人でもあるので、方向性は誤っているかもしれませんが、性格が悪かったとしても本心は善意であることが多いです。

 それが大きなお世話と思うこともあるかもしれませんが、これも逆にいえばそれほど深く考えている訳ではないので、考えようによってはそれほど気にする理由もなく、かえって気が楽だと思えればそれ程そういう人に振り回されることもないと思います。

 それに稀にそういう人の中でもこれに関しては天才という場合もあると思うので、判断する側にとっても決め付けることなく柔軟に対処することが大事なことかもしれません。




 

  
 



 
 


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